真綿荘の住人たち の商品レビュー
下宿の人たちのお話。人物のいろいろな恋愛模様を描いている。百合系のお話もあったりしてびっくりしました。女性受けするお話なのではないでしょうか⁇
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【レトロな下宿で青春と恋の始まり、のはずが……】真綿荘に集う人々の恋はどれもままならない。性別も年も想いもばらばらだけど、一つ屋根の下。そんな奇妙で切なくて暖かい下宿物語。
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題名、表紙の絵、冒頭の大和くんの話・・・から受ける印象は、とっても楽し気なものなのに、それとはちょっと違った内容だった。 大和くんは好感が持てて好きだったけど、綿貫さんと晴雨さんの過去は理解しがたくて興ざめした。
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真綿荘の住人たちの物語。 ほんわかしたものだけでなく、ドロドロしたものもあるごく普通の日常なのが良かった。
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真綿荘の下宿人たちそれぞれにまつわる短篇集。なんかしっくりこないとか、なんか気持ち悪いなとか、うまくいかないもんだな~とか、そうなっちゃうのか~と納得しかねるような印象の話が多くて、まあでも実際の人生っていうのは、けっこうそういうものだよね、と思ったり。 そういう点ではなるほどす...
真綿荘の下宿人たちそれぞれにまつわる短篇集。なんかしっくりこないとか、なんか気持ち悪いなとか、うまくいかないもんだな~とか、そうなっちゃうのか~と納得しかねるような印象の話が多くて、まあでも実際の人生っていうのは、けっこうそういうものだよね、と思ったり。 そういう点ではなるほどすごい小説なのかもしれないけれど、読み終わるとちょっと心が重たくなる感じでした。
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三浦しをんさんが紹介してたんだー。本屋さんで待ち合わせ読んだのに覚えてなかったや。再読したいなー 島本理生さんは個人的に当たり外れが激しくて。どれもいい作品なんだけど、読後によかった!って思えるものとドロドロしたものが残るものがあって。これははじめドロドロの方かなーと思ったんだ...
三浦しをんさんが紹介してたんだー。本屋さんで待ち合わせ読んだのに覚えてなかったや。再読したいなー 島本理生さんは個人的に当たり外れが激しくて。どれもいい作品なんだけど、読後によかった!って思えるものとドロドロしたものが残るものがあって。これははじめドロドロの方かなーと思ったんだけど読み終わってみたらそうでもなかった。いろいろ経験したからかな? 無数の わたし がでてくる話。下宿の住人のひとりひとりが自分であって自分じゃない いくつでもひとは考えて行きているし、いくつになっても中身はそんなに変わらない。違うのは経験だけで、意味のない経験はなくて、ひとつひとつの経験が個人を、個性を、作ってる。 下宿やりたいなー。
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三浦しをんの「本屋さんで待ちあわせ」で紹介されていた本。この本は誰目線で読むかでも感想が違ってくるし、甘さと切なさと狂喜、苦しみなどいろんな視点で読める本。軽くて重たい本だった。 残念なのは、大分の地名がでて(^o^)と思ったのに、関東からくるのに博多経由で来ると書いてたり、快速...
三浦しをんの「本屋さんで待ちあわせ」で紹介されていた本。この本は誰目線で読むかでも感想が違ってくるし、甘さと切なさと狂喜、苦しみなどいろんな視点で読める本。軽くて重たい本だった。 残念なのは、大分の地名がでて(^o^)と思ったのに、関東からくるのに博多経由で来ると書いてたり、快速で別府入りなんてあり得ないこと!!地元民としては残念感強い…
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北海道から上京してきた大学生の大和君。 彼の下宿先「真綿荘」に住まう人々のお話。 真っ直ぐに育ってきた大和くんに、大昔の自分を重ねて、恥ずかしく痛々しい気持ちになった。 ビッグサイズの鯨ちゃんの、素晴らしい女性らしさとモテモテ具合に、気分が上がる。 椿さんと八重子ちゃんに幸あれ! そして、大家の綿貫さんと晴雨さんの謎の関係。その決着のつき方が「養子縁組」とは。 うん、面白かった。 恋愛ものでも、この位、グログロしてる方が好きなのかもしれない。 最終的に少し大人になった大和くんと、荒野先輩と付き合いだした鯨ちゃんにホッとした。
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設定があまりにも島本さんらしくなくて驚いたけど読み進めれば進むほど、ああやっぱり島本さんだと思った。 島本さんにしては登場人物が多い話だし、最初の方は登場人物が複数学生で進んでいくから、わりとさわやかっぽく読めなくはないけど、どんどんどんどん人間の深いところに引きずり込まれていって最終的に綿貫さんの話に収束していく感じは、やっぱり一筋縄にさらっと終われなくて何かもにゃっとしつつもいろいろと考えてしまった。 誰のはなししてるんだろうなあと思った次の真綿荘の恋人で、最初に綿貫さんのフルネームが明かされる流れは、やられたなあと思った。 鯨ちゃんは最初から最後まで唯一の救いでいてくれてありがとうの気持ち。島本さんらしくないとはいえ、タイトルや設定から考える中でいちばん妥当にきもちよく読めたので、鯨ちゃんまわりのおはなしがいちばんすきでした。
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綿貫さんのことを、わかるような気もするし理解不能な気もする。しかし、晴雨のことはわかる。 この不思議な男女の繋がりは、物語の最後に予想もしなかったところへ昇華した。 タイトルからは本当に読めない内容の本だったが、どんどんのめりこんでいったなあ…。 複数の下宿人たちの目線で、...
綿貫さんのことを、わかるような気もするし理解不能な気もする。しかし、晴雨のことはわかる。 この不思議な男女の繋がりは、物語の最後に予想もしなかったところへ昇華した。 タイトルからは本当に読めない内容の本だったが、どんどんのめりこんでいったなあ…。 複数の下宿人たちの目線で、互いのことが明らかにされていくごとに、物語はあっけらかんとした明るさを少しずつ失い、救いようのない暗さに沈んでいく。 人の思いは…本当に人それぞれだ。他人のことを理解しようなんて、金輪際思わないでおこう…そんな気持ちになっていた。 読後感なかなかに微妙。
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