ホテルローヤル の商品レビュー
2.0 直木賞受賞作とのことでしたが、私にとってはあまり面白くなく、途中で断念しました。文芸モノは合わないのかな。
Posted by
北海道が舞台だからこそ?の寂寥感というか。全体に登場人物も背景も物悲しく暗い感じ。 一つ一つの章がお互いに絡み合ってる構成の物語は個人的に好きだと思う。
Posted by
切ない… ただ、こういう世界があるのも事実。 時間を遡っていくのは『利休にたずねよ』あたりに似ているが、登場人物がホテルを中心に絡みあうところは上手にまとめている。
Posted by
ラブホテル・ローヤルを軸とした短編集。時を遡って行く順序構成が切なくもあり、隠れた一筋の温かさを感じ取れる気にもなる。
Posted by
ヤりまくる小説。 決してヤらしい意味でなく。 まぁ、普通に読めた。 そんなに奥が深いとは思わなかったが
Posted by
ホテルローヤルというラブホテルを舞台に様々な男と女が繰り広げる人間模様を書いた直木賞受賞作。 男女の性の欲望、廃墟と化したラブホテルや闇の深い人間模様など暗い部分を占めるなかでどのストーリーにも一筋の光があり、その明るさが本作の1番の醍醐味であると感じました。 暗から明へと進...
ホテルローヤルというラブホテルを舞台に様々な男と女が繰り広げる人間模様を書いた直木賞受賞作。 男女の性の欲望、廃墟と化したラブホテルや闇の深い人間模様など暗い部分を占めるなかでどのストーリーにも一筋の光があり、その明るさが本作の1番の醍醐味であると感じました。 暗から明へと進む構成に凄く惹き込まれ一気に読んでしまい、闇を抱えた登場人物にどこか自分を重ねてしまうところもあり、暗いテーマのなかでここまでの光のあるストーリーを書けたことが直木賞の受賞の要因であると感じるとともに作者の世界観を存分に感じることのできた作品でした。
Posted by
結局何も残らなかったのだろうか。 心に穴が開くだけで。 この話の順番が余計に悲しい。 ひとつだけ読めば、未来に向かって歩み出す、希望が見えるお話しなのに、この話しの順番のせいで夢も希望もなくなる。残るのは廃墟だけ。あまりにも悲しい。
Posted by
なかなか面白かった。本の入り口から出口までの、徐々にエンジンがあったまる感じの話の並びも◎。最後の「ギフト」、切ない。大吉はこんなに夢と希望をラブホテルにかけたのになー…。結末を知ってるだけに、虚しさが倍増した。この作家さん、他の作品も読んでみたい。
Posted by
なんだろうか、この全編に漂う昭和感。平成の直木賞作品とは思えない…。べつにdisってるわけじゃないですよ。
Posted by
北海道にあるホテルローヤルを舞台にした短編集。 ローヤルが廃れた廃墟となった現在から、ローヤル設立の逸話までが、時代を逆走しながら綴られます。 舞台がラブホテルのためか、暗く陰鬱な話が多いのですが、読後感はどれも悪くなく、性的な描写も嫌味なく読めました。 貧しい暮らしだけど、...
北海道にあるホテルローヤルを舞台にした短編集。 ローヤルが廃れた廃墟となった現在から、ローヤル設立の逸話までが、時代を逆走しながら綴られます。 舞台がラブホテルのためか、暗く陰鬱な話が多いのですが、読後感はどれも悪くなく、性的な描写も嫌味なく読めました。 貧しい暮らしだけど、年を重ねた夫に気持ちが寄り添う妻の話、バブルバスと、3人の子を育て上げた働き者のミコの話、星を見ていたが良かったです。
Posted by