人質 の商品レビュー
孤島っぽいバーでの監禁事件 少し現実離れした状況のもとで、議員汚職と冤罪というふたつのストーリーが進んでいく。無理っぽい設定だし、登場人物がうすっぺらい感じがして乗り切れないままページをめくるとひとりずつ人質が解放される。 だれが残るのか。ふたつの事件はどこでどのようにつ...
孤島っぽいバーでの監禁事件 少し現実離れした状況のもとで、議員汚職と冤罪というふたつのストーリーが進んでいく。無理っぽい設定だし、登場人物がうすっぺらい感じがして乗り切れないままページをめくるとひとりずつ人質が解放される。 だれが残るのか。ふたつの事件はどこでどのようにつながっているのか。エンディングを期待して読み進めるのだが、終わり近くになっても単純なつながりしか見えない。結論は、単純なつながりでしかなかった。残念。 とってつけたエピローグといい、はっきりいっておもしろくなかった。
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道警シリーズ6冊め。 重たい雰囲気の話が多い佐々木譲氏の作品の中で この道警シリーズは比較的エンタテインメント性が高く 緊迫感漂うストーリー展開の割に、いい意味でキャラクターが軽い。 ボリュームがないわけじゃないのに一気読みしてしまうのは その辺に原因があるのかな。 リミットが決まってる設定が多い道警シリーズの中でも 今作はとりわけ事案発生から解決までの時間が短い。 メインとなるのは小島巡査部長(巡査から昇進した)だが なんだかんだでいつものメンバーが活躍する安定感。 短い時間の中で解決するスピード感もさることながら 小島巡査部長と佐伯警部補とが違う角度から同じ結論を導く洞察力、 更に導かれた結論があちこちから絡んでいく醍醐味、といった このシリーズの魅力をめいっぱい堪能できる話だったと思う。 前作の『密売人』から原点に還った感じがしてたんだけど 今作もその流れを踏襲していたことが嬉しかった。 本筋とはあまり関係のないところだが、合コンのくだりは興味深かった。 新宮巡査のチャラい部分と職務に忠実な部分の両面が見えたことで 彼の株がちょっと上がるんじゃないかと。 冒頭のスマートフォンのくだりで登場した秋山晴香巡査は 今後のシリーズで重要な部分を担いそうな気がするのは深読みしすぎか。 個人的には警察庁刑事部長とその娘婿に対して非常にムカついた(笑)。 事件解決のあと、娘夫婦は間違いなく離婚したと思うのだが その辺は果たしてどうなったのだろう。気になる(爆)。
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道警シリーズ第6弾。 冤罪で服役していた男が、人質立てこもり事件を起こし・・・ 裏金やら何やらは、よくある設定なんだけれど、これはちょっと目先が変わっていて良いなと思った。
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佐伯警部補が帰ってきた。 「こういう人質ものもあるんだ」と素直に楽しんだ。 もうちょっと佐伯警部補の活躍があったらよかったのに…。 大事な所をきっちり押さえてくれるけど、しかも「らしい」かっこよさで。 でも、もっと前面に出て欲しかった。
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道警シリーズ第6弾。 警察小説では定番のように、キャリアってホントに嫌味に感じる。早苗と牧子が事件解決後、互いの夫に対し、どのような対応をとったのか後日談で読んでみたかった。 佐伯と小島の仲の進展はじれったいほどだが、なぜか微笑ましい。
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読了、81点。 ** 小島百合は以前の事件で知り合った村瀬香織とともに札幌藻岩山中腹のワインバーでのピアノコンサートに招待される。 当日香織よりも一足早く店に付いた百合は、かつて冤罪により4年間服役させられた中島喜美男らによる店の占拠に遭遇してしまう。 中島らの要求は当時操作を実行した富山県警本部長に対する謝罪要求であった。 一方その日の朝起きた車の窃盗の捜査をしていた佐伯は小島の監禁を知り、、、 ** 道警シリーズ第6弾。 相変わらずと言う言葉が一番しっくりくる作品、キャラクターは当然ながら、2つの事件が絡み合って一つの事件として展開する構成や、タイトルのダブルミーニングも『密売人』を連想させる。 そういう点では新鮮さはないもののこれまでのシリーズが楽しめた人間にはきっと楽しめる作品に仕上がっていることと感じる。 そういう点では面白いのは間違いないが、個人的な希望としては、いい加減、もう少し小説内の世界自体がダイナミックに動いてほしいと思います。
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この道警シリーズならではの、テンポ感・チーム感が楽しめる作品でした。 きっと安心して読めるエピローグなんだろうなと思ったら、やはりですね。一緒にその場で飲みたい気持ちになります。 物足りなさは平和的進行すぎることでしょうか。 でも佐々木譲さんの「地層捜査」「回廊封鎖」などちょっと...
この道警シリーズならではの、テンポ感・チーム感が楽しめる作品でした。 きっと安心して読めるエピローグなんだろうなと思ったら、やはりですね。一緒にその場で飲みたい気持ちになります。 物足りなさは平和的進行すぎることでしょうか。 でも佐々木譲さんの「地層捜査」「回廊封鎖」などちょっと気持ちが落ちがちな作品を続けて読んでいたので、やはりこちらのシリーズ次作を楽しみにしています。
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佐々木譲の道警シリーズ。 今回も超短い時間を濃く集約した作品。 今回は5時間くらい? 心理描写を解析しながら現場が深まっていく様が秀逸です。 真犯人の現れ方が、ちょっと唐突かなぁ。
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