死ぬ瞬間の5つの後悔 の商品レビュー
死を直前にして語られる後悔は生々しく重く、感情が揺さぶられた。全章泣いてしまった。 著者の経験は万人ができるものでは到底なく、それを追体験させてもらえる素晴らしい本だと思った。 私は母を3年前に亡くしており、亡くなる直前に介護をした時の経験と内容が重なり、当時を思い出した。 母...
死を直前にして語られる後悔は生々しく重く、感情が揺さぶられた。全章泣いてしまった。 著者の経験は万人ができるものでは到底なく、それを追体験させてもらえる素晴らしい本だと思った。 私は母を3年前に亡くしており、亡くなる直前に介護をした時の経験と内容が重なり、当時を思い出した。 母も同じように後悔を語っていたが、最後には幸せだったと言って亡くなっていった。 娘からみて母は幸せだったのだろうかと疑問に思うことがあり不安だったのだが、 あの言葉は紛れもない本音の言葉だったと思えて安堵した。 人生は一度きりとわかっていながら、後悔を残しながら死んでいく人が多いという。 人生100年時代といわれる昨今、時間が潤沢にあるとどこか慢心してしまう人が多いのかもしれない。 私は母の死を通じ、自分の人生を改めて考え、後悔しない生き方を模索してきたが、 本を見る限り、私が大事にしようと思ったものは正解だったようだ。 これからも自分らしく、大切な人、もの(こと)を大事にして生きていきたい。
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YouTubeで紹介されてたから読んでみたのだが思ってたような内容ではなかった。 思ってたのは死ぬ前の後悔が書いてあってそれを教訓にできる本かと思って読んだんだけど、 ノンフィクションなのに小説みたいな書かれ方をしてるし 何より著者の自分語りが圧倒的に多い。 患者の死ぬ瞬間の後悔...
YouTubeで紹介されてたから読んでみたのだが思ってたような内容ではなかった。 思ってたのは死ぬ前の後悔が書いてあってそれを教訓にできる本かと思って読んだんだけど、 ノンフィクションなのに小説みたいな書かれ方をしてるし 何より著者の自分語りが圧倒的に多い。 患者の死ぬ瞬間の後悔より著者の人生について書かれている量の方が多くて、それでも半分くらいまではがんばって読んでたんだけどもうお腹いっぱいだと思って読むのをやめた。 どうゆうことを後悔するのか気にはなるけどこんな自分語りなんか読んでられないし、あんまり良い本ではなかった。
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心に刺さった個所をいくつか。 「死が迫ってくる前に、誰もが避けられない死に正面から向き合い、受け止めることができたなら、手遅れにならないうちに、人生で大切なものの優先順位を変えることができる。自分にとって本当に大切な事柄にエネルギーを注げる。残された時間が限られていることを意識すれば、たとえそれが何年間か、何週間か、何時間かわからなくても、他人の評価や過大な自意識にそれほど振り回されなくなるだろう。自分の心からの望みに従って行動できるはずだ。死は刻々と近づいていて、絶対に避けられないという事実を認識すると、残された時間の中でより大きな目標を達成し、より大きな満足を得るための努力をするようになるのだ。」 「人間はみな環境に染められるのだとしたら、自分にできる最良のことは、これからは正しい環境、つまり自分が向かっていきたいと望む方向に合った環境を選んで身を置くことだ。自分の夢に向かって生きるのには、まだ意思の力が必要だけれど、こうして周囲の環境に自分がどれだけ影響を受けるかを認識できたので、道は少し進みやすくなった」 「自分の好きな仕事をしているときは、仕事だと感じない。ありのままの自分でいられるからよ」 「好きなことはお金にならないと思い込んで、ずっと自分に合わない仕事をつづける人たちがいる。その反対かもしれないのにね、本当に好きなことだったら、他の仕事より集中できるからお金がもっと入ってきてもっと幸せになれるかもしれない。もちろん、考え方を変えて、どうやったらお金が入ってくるかばかり考えないようにするのには少し時間がかかるけれど」 「我々はお金を重視しすぎている。必要なのは、やりたいことや、自分に合う仕事を見つけ、それに集中し、決意と信念を持ってやることだ。お金のために働いてはいけない。プロジェクトのために働くのだ。そうすればお金は後からついてくる。予想外のところから入ってくることも多い。」 「お金が入ってこなくなるのは、だいたい私がお金がなくなるのをおそれた時で、その結果、さらにお金がなくなる。日々の幸せを嚙みしめ、いいことに注目し、導かれるままに進んでいくと、必要なものは向こうからやってくるのだ」
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ジャンルとしては啓発本になるんでしょうか。良い本とおすすめされて読みましたが文章が読みにくく、読んでて苦痛ですぐ眠たくなり何回も同じ行を読んだりして読み進めるのに苦労した。正直目次だけでよい。作者のエピソードいらん。
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後から悔やむから、後悔。 年配者の経験を学べるのが人間の特権。 想像し得る同じような過ちをしないように、若い人にも読んで欲しい。 本当に、後悔なく死を迎えたいと、思う本。 自分にとって1番大切なものは何か、考えさせられる本。
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人生はやりたいことをやったり、大切な人との時間を楽しむ、健康でいる、これに尽きると思う。 もっと働けば良かったや、何かを買えば良かった、社会的地位を求めた方が良かった、などの後悔は聞いたことがない。これらは死ぬ間際にはなんの意味もない。あくまで仕事は人生を豊かかにするための手段であることを、今一度立ち止まった認識すべき。今の日本を見ているともっともっとと目の前の大事なことに目を向けていないようにしか見えない。後悔しないために、やりたいことをやり、健康であり、大切な人との時間を有意義に今からしていく。 ◎メモ ・自分の気持ちに正直になる。そのためには、自分の決断に勇気を持つ。他人の目を気にしていたら、人生勿体無いし、命を無駄にしている。 ・何かに挑戦したらそれで成功。失敗はない。 ・仕事は人生を豊かにするための1つの手段でしかない。だから、仕事だけに人生の時間を使うのは勿体無い。なんでもバランスが大事。常に仕事が人生のバランスでウェイトを占めすぎていないか俯瞰したい。 ・大切な人との時間をもっと増やすべきだと思った。働きすぎてよかった、もっとお金があればよかったと言った後悔を聞いたことがない。死ぬ時にそんなもの意味がない。 ・お金を目的に仕事を選択しても続かない。やりたいとを通して感謝され、それでさらに能力が身につく。そしてお金は後でついてくる。 ・毎日に感謝する。そのために良かったことや感謝することをメモに書く習慣をつける。幸せは気持ちの持ちよう。 ◎ページ 58.60.61.81.101.104.109.114.115.121.225.229.233.236.293.295.296.299.300.301.303
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死の床で聞いた、誰にでも共通する"後悔"とは? いい本だと思うけど、冗長。せめてこの分量の半分くらいに内容を圧縮してほしかった。 著者は自分のことを自慢しているわけではないんだけど、何だか読んでて疲れた。案の定、最後は激しい"うつ状態"...
死の床で聞いた、誰にでも共通する"後悔"とは? いい本だと思うけど、冗長。せめてこの分量の半分くらいに内容を圧縮してほしかった。 著者は自分のことを自慢しているわけではないんだけど、何だか読んでて疲れた。案の定、最後は激しい"うつ状態"になってるし…。 それを述懐して「最後の」と書いているけれど、大丈夫かな?という気がする。
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年末年始にかけてすこしづつ読む。著者であるブロニーは若い頃は冒険心とともに南国の島やイギリスを放浪し、その後、母国のオーストラリアで介護の仕事に関わる。その中、数多くの患者を看取り、その人たちとのやり取りを振り返り、整理して死にゆく物が語った「5つの後悔」として章立てている。 も...
年末年始にかけてすこしづつ読む。著者であるブロニーは若い頃は冒険心とともに南国の島やイギリスを放浪し、その後、母国のオーストラリアで介護の仕事に関わる。その中、数多くの患者を看取り、その人たちとのやり取りを振り返り、整理して死にゆく物が語った「5つの後悔」として章立てている。 もともと、本書の内容はブログにて公開してきたものをまとめたものらしいので、確かに自分の体験したこと・考えたこと・感じたことを文章に起こしている訳で、人間臭さの感じる文章である。が故に、結構読み進めるのには時間がかかる。内容的にもスラスラ読むべきものでもないので、じっくりと読みたかったのだが、終わり4分の1ぐらいはちょっと流してしまった。 一点、気づいたのだが、ブロニーはの介護する対象は自宅での看取りが多かったようだ(ブロニーは個別介護として評判が高く、多くは指名で引き受けているらしい。多くは患者の家に住み込みで介護というケースらしいので、ペイも結構高いのだろう)。最近では、医療が進歩したが故に亡くなるのは病院、というケースが多いのだと思うが、こうやって自宅で看取るケースを、数ヶ月前・数週間前の介護様子から息が止まるまでのを詳細に述べているのには、驚嘆する。今までは、こうやって自宅で、確実に弱っていって死んでいったのだと。 そういう死に方って、いま日本でどれだけの人ができるのかな、とぼんやり思った。 しかし、家族が世話をするというのが現実的には難しい中、介護のプロが患者の宅に住んで対応するってのは、富裕層ならではの話だろう。 似たようなタイトルで、随分昔に「エリザベス・キューブラー・ロス の死ぬ瞬間-死とその過程について」を読んだが、がこちらの方が、客観的に見ていて、印象に残っている。 後半、力尽きたので、時間があるときに、終りの部分をゆっくり読んでみよう。
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看取りをやっていたヘルパーさんの本。自分が幸せになるとは、死ぬ間際に後悔しないように毎日感謝しながら生きたいと思った。
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