大いなる眠り の商品レビュー
フィリップ・マーロウ シリーズ第一作。あとがきで春樹さん自身「何度読み返しても今ひとつすんなりと納得できないところがある」と語ってる通りいくつかの疑問点があったが、「それがチャンドラーの小説の持ち味」らしい。第二作以降も読みたい。
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読み損ねていたが、期待通りのおもしろさ。村上春樹の訳もわかりやすく、とても楽しくよまさせていただきました。
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村上春樹新訳の私立探偵フィリップマーロウシリーズ。20世紀を代表する探偵サスペンスを村上春樹の訳で現代によみがえらせた。 おそらくF××× yourself!を「てめえでファックしやがれ」と直訳しているので、くどいくらこのセリフが出てくるね。ちくしょーくらいで良いような気がするが...
村上春樹新訳の私立探偵フィリップマーロウシリーズ。20世紀を代表する探偵サスペンスを村上春樹の訳で現代によみがえらせた。 おそらくF××× yourself!を「てめえでファックしやがれ」と直訳しているので、くどいくらこのセリフが出てくるね。ちくしょーくらいで良いような気がするが。。。 とまあ些細なことを除けば、やはりスリルとサスペンスはここからだといわんばかりの名作。日本人的には難しいハードボイルドな表現があるが、 日本語で映像無しだとちょっと伝わり難い(自身も理解できたかどうか)。
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・ロング・グッドバイの方がずっとよかった ・女性の仕草の描写を読んで、古い映画のような画角やテンポを想像するともっと合わせられたのかも ・雨の車の決闘シーンだけ際立ったテンポで印象的
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さすがだ、レイモンド・チャンドラー。 なんか、村上春樹訳も良くなってきた。これは、こっちに軍配ですね。 マーロウ、格好良かった。
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ひさしぶりに本というものを半月かけてゆっくり読みました。 なんだかこのところ以前より本に魅力を感じなくなってしまってまして。 知識よりも実践の時期がきているんだということにしております。 そんな中でどうしても買わずにはいられなかった一冊。 村上春樹によるチャンドラーの新...
ひさしぶりに本というものを半月かけてゆっくり読みました。 なんだかこのところ以前より本に魅力を感じなくなってしまってまして。 知識よりも実践の時期がきているんだということにしております。 そんな中でどうしても買わずにはいられなかった一冊。 村上春樹によるチャンドラーの新訳「大いなる眠り」 村上春樹による翻訳は「ロンググッドバイ」「さよなら、愛しい人」「リトル・シスター」に続く4冊目。 そしてレイモンド・チャンドラーがその後書き続けることになるフィリップ・マーロウを主人公にした一番最初の小説。 たしかにロンググッドバイほどの凄みはないにしろ、じっくりゆったり面白く読めました。 もちろん一番の楽しみは、一番最後のオマケ的要素である訳者あとがきだった訳ですが。笑 翻訳し続けてきた村上さんの的確な分析が本編の面白みを最大限に魅力的なものに変えてくれます。 それはそうと春はどこまでも眠いですね。 本なんか手にしたらなお春眠暁を覚えずですわ。 そんな眠い春に眠い一冊「大いなる眠り」はいかがでしょうか?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹訳本ということで購入。しかし、読みやすいかというと…うーん、読み進まないなぁ。。ハードボイルドな探偵本。フィリップ・マーロウはダンディです。
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ハードボイルドは、成熟に向かう資本主義社会に特有の側面を切り取って有効に表現する形式であり、それは、現在もまだ有効であろうと思います。 マーロウシリーズの第一作ですが、二作以降と比べると、ハードボイルドの創始者のハメットにより近いハードさが目立つ印象を受けます。錯綜としたストーリ...
ハードボイルドは、成熟に向かう資本主義社会に特有の側面を切り取って有効に表現する形式であり、それは、現在もまだ有効であろうと思います。 マーロウシリーズの第一作ですが、二作以降と比べると、ハードボイルドの創始者のハメットにより近いハードさが目立つ印象を受けます。錯綜としたストーリーが、新しい時代の騒然とした雰囲気をよく現わしているように感じます。
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毎度お馴染みややこしいプロット、アイロニックな会話、詳細な描写、自由を貫いて事件をどこまでも追及するマーロウ 良い文章を見ると音読したくなる癖があるのですが、村上春樹訳チャンドラーはいつも最初の一行目からもう読みあげてしまいます
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時間がかかったけど、なんとか読み終えた。最後の最後まで全貌がわからない展開、逆に言うと、最後の最後で一気に話をたたみかける展開は嫌いじゃないけど、そこに至までがとにかく長い。ハードボイルドすぎて会話と行動の脈略がわからん。古き良きアメリカすぎて、ジョークがわからん。 あとがきで村...
時間がかかったけど、なんとか読み終えた。最後の最後まで全貌がわからない展開、逆に言うと、最後の最後で一気に話をたたみかける展開は嫌いじゃないけど、そこに至までがとにかく長い。ハードボイルドすぎて会話と行動の脈略がわからん。古き良きアメリカすぎて、ジョークがわからん。 あとがきで村上春樹が書いていたけれど、パルプ・マガジンに載せていたもとの短編をもとに作ったとすると、もとの短編のシャープさを犠牲にしすぎたのかな、と思う。 そっちを読んでないからわからんけど。
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