ふる の商品レビュー

西加奈子【著】

2015/03/21

ふわふわと悲しくなる。

新田人生が何を指しているのか、私には分からなかった。
それでも、悲しくて泣きながら読んだ。

人の記憶に残るような存在感も価値もない自分は、
自分で自分の事を覚えていないと、消えてしまいそうで、誰にも自分の姿が見えなくなってしまうんじゃないかと不安になる。

2015/03/03

西加奈子さん2冊目。
2冊読んで、西加奈子さんの作品は西加奈子さんが好きな人はすきなんだろうなーと。。全部こんな感じなんだろうか。これが癖になる人もいるかもしれない。けどわたしは多分しばらくは読まないと思う。西加奈子さんよむなら吉本ばななさん読む。みたいなかんじ。否定か曖昧から最後根拠のない肯定。(だいたいそもそも生きてることにおける自分自信の肯定とか根拠なんてものはないのかもしれないけど)のながれ。途中飽きないのは不思議だけど、、最後はちょっとついていけない自分です。

2014/12/31

色んな事思い出した。
名前や顔も思い出せない人のことや、
今まで関わってきたたくさんの人のこと。
大好きな人達のこと。
一瞬一瞬を大切にしたくなった。
難しいけどね。
忘れたくないなー色んなこと。

2014/12/28

年末に読む。忘れてしまっているたくさんの人や出来事や幼い頃のことなどを考えた。主人公 花しすの人生を行ったり来たりする一場面一場面を面白く読みながら、最後はどうなるんだろう、と思っていたら、思いの外、直球にポジティブな感じ。西加奈子さんは確かに私たちをいつも肯定してくれる。

2014/12/22

花しすの自分を忘れてほしくない、だれかを傷つけたくないっていう気持ちにすごく共感した。女に生まれてよかったとなんとなく思った。

2014/11/15

AVのモザイクがけの仕事をしている池井戸花しす。その人生には幾人もの新田人生と白いふわふわしたものがあった。

2014/11/08

女性器の話。
レコーダーで、日々の会話を録音しているのを、聞き返す主人公。
最近の西加奈子の作風が苦手。
その人にしか感じられないもの、みたいなテーマが多い気がする。
そして、どんどん読みにくく、理解しづらくなってる気がする。
途中で読むのが億劫になった。
でも、「もっと自分を出していいんだよ」ってメッセージを感じた。

2014/09/08

不思議な読後感。読みながら、小さな頃の空気を思い出して少し切なくなった。幼い頃、ひとりでいた夕方の時間の匂いがした。

2014/08/15

女性がすごく溢れてる。
みんなどこかでうっすら考えてひとまとめにしている「性」。
途中まではおもしろかったけど、、、
でも西さんのご本は大抵好きですよ。

2014/07/20

人生に起こったこと全て、出会った人全てを覚えて生きることは難しいけれども、それでも出来るだけ覚えて、自分のことも誰かに覚えていてもらいたい。