黒猫の薔薇あるいは時間飛行 の商品レビュー
フランスにいる黒猫と日本にいる付き人。それぞれは関係ないように思うが、最後に、1つのcotton roseという花によって繋がる。フランス・日本と場面が交互に変わり、対比しつつも話の繋がりに目が離せない。 時の流れを意識した作品のように感じた。音楽が時を経て変化したり、薔薇の色...
フランスにいる黒猫と日本にいる付き人。それぞれは関係ないように思うが、最後に、1つのcotton roseという花によって繋がる。フランス・日本と場面が交互に変わり、対比しつつも話の繋がりに目が離せない。 時の流れを意識した作品のように感じた。音楽が時を経て変化したり、薔薇の色が時間をかけて変わってしまったり…。黒猫と付き人の関係は理想的だな。
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黒猫シリーズ第3弾。 相変わらず、黒猫の講義と美学的考察が難しすぎる・・・ 途中で投げ出したくなるほど(笑) でも、黒猫と付き人の恋の行方が気になって、読むことを止められないシリーズ。 そして、今回も最後の最後で二人の気持ちのささやかな交歓が見られて満足。 あ~早く、黒猫がパリか...
黒猫シリーズ第3弾。 相変わらず、黒猫の講義と美学的考察が難しすぎる・・・ 途中で投げ出したくなるほど(笑) でも、黒猫と付き人の恋の行方が気になって、読むことを止められないシリーズ。 そして、今回も最後の最後で二人の気持ちのささやかな交歓が見られて満足。 あ~早く、黒猫がパリから帰って来ますように!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回の作品が今までの中でもっともミステリーっぽかった。というのは、それまでの作品が相当程度美学寄りだったが、今回のモノはそれよりも少し日常寄りだったから。 「文学作品を土台にして」というところがしっかりミステリーとして活かされてたという気がする。それに違う場所で「時間」を同じくするような構造はまさにミステリーっぽい。 今回の作品は、これまでであれば3枚目的なポジションに近い「付き人」が探偵役としても自立した気がする。物語の構成上、そうならざるを得ないのかもしれないけども、そういう成長の上に黒猫との関係があるだろうし、その結果として、単なる探偵の助手ではなく、ある種の専門家として探偵的な役割を担うこともできるようになるだろう。 今後の2人の関係はともかく、役割としてどうなっていくは「私、気になります!」
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再読。 今回のテーマは「時間」と「恋」。 付き人も黒猫もそれぞれ別の地で、時間の意味を知り、恋の形を知る。そして2人の中の図式ーー原風景には2人が共に過ごした美的時間があるんだろうなあと。 最後、黒猫のばかーっ!ってなる。
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2017.3.21 読了 相変わらず 黒猫が 持論を展開するところは ほぼほぼ 意味がわからず、 眠くなってしまうくらい(笑)だったけど、 でもでも だーいぶ 読みやすくなってきた! 黒猫と付き人女子(あれ?名前なんやっけ?)の ビミョーな関係が、 黒猫が 渡仏することによ...
2017.3.21 読了 相変わらず 黒猫が 持論を展開するところは ほぼほぼ 意味がわからず、 眠くなってしまうくらい(笑)だったけど、 でもでも だーいぶ 読みやすくなってきた! 黒猫と付き人女子(あれ?名前なんやっけ?)の ビミョーな関係が、 黒猫が 渡仏することにより 女子の方に ビミョーな変化が。。。 どっちかというと そっちの これからの展開が楽しみです! 1.2作目は 読むのに 結構 疲れて 本作に 進むのが ちょっと(だいぶ?) 気合いが必要だったのですが、 次は 割と早い段階で 読みたいかも!
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黒猫シリーズ第3弾。そして、2016年200冊目!何を読もうか、迷ったけど、手元にあったこの作品に…前作で黒猫がフランスに渡り、今作では、日本で付き人が、フランスで黒猫が遭遇した不思議な出来事の謎に迫っていく。薔薇と時間がキーワードなのは、分かるし、非現実的なことを現実として解決...
黒猫シリーズ第3弾。そして、2016年200冊目!何を読もうか、迷ったけど、手元にあったこの作品に…前作で黒猫がフランスに渡り、今作では、日本で付き人が、フランスで黒猫が遭遇した不思議な出来事の謎に迫っていく。薔薇と時間がキーワードなのは、分かるし、非現実的なことを現実として解決していく訳だけど、何となく強引な感じがして、今作はあまり好きになれなかった。黒猫と付き人がアバターでやり取りするのも、好きじゃない。やっぱり2人揃っていた方が面白いけど、しばらくこんな感じなのかなぁ。
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第3弾。前作よりも読みやすかったけどやっぱりよくわからない黒猫の講義。それでも2人に惹かれて読み進められるからすごいなーこの作者、と思う。ラストはここまで来てそれか!!と悶える。
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二人の関係がもどかしい。きっと黒猫が近くにいたら恋をしてしまうだろう。そして切なさに悶えそうだ。 いつも文の組み立てが素晴らしいと思いながら読んでいる。私もこういう風に綺麗な文章を組み立てて言葉にしたいなぁ。
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四作目?時系列が違う気がするがまあいいや。冒頭の謎は最後で解決する。パリと日本でおこる謎に黒猫と付き人がそれぞれ対応する。章立てで切り替わるが何処かつながりを感じさせる。黒猫の行動のヒントをつなげるとラストにつながるところが面白い。
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黒猫シリーズ第3弾。 フランスへ渡った黒猫と、東京の付き人。2人はそれぞれに音楽家の天地逆の庭の謎、小説家の処女作に籠められた謎を解く。 2人の関係…どんだけプラトニックやねん(褒め言葉)!でも、このゆったり感が美学的なのかも。もっと美学講義を読み解けていれば、作者が言葉の端々...
黒猫シリーズ第3弾。 フランスへ渡った黒猫と、東京の付き人。2人はそれぞれに音楽家の天地逆の庭の謎、小説家の処女作に籠められた謎を解く。 2人の関係…どんだけプラトニックやねん(褒め言葉)!でも、このゆったり感が美学的なのかも。もっと美学講義を読み解けていれば、作者が言葉の端々に含ませているものをより感じられるのかもしれない と思う。
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