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下に見る人 の商品レビュー

3.2

36件のお客様レビュー

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    4

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2013/05/17

確かに、世の中は上下関係で成り立っているけれど。 上にいると思われる人がすべてにおいて上ではないし、何かにおいては下になるのかもしれない。 そういう上手いバランスで成り立っていると思う。 何となく狭い世界の価値観で書かれているように感じた。 背が高い私は小さくなりたいと思ったし...

確かに、世の中は上下関係で成り立っているけれど。 上にいると思われる人がすべてにおいて上ではないし、何かにおいては下になるのかもしれない。 そういう上手いバランスで成り立っていると思う。 何となく狭い世界の価値観で書かれているように感じた。 背が高い私は小さくなりたいと思ったし、胸が大きくなりたいなんて思わなかった、アナウンサーやスチュワーデスへの思いもすべてにおいて著者のように感じたことはない…。 彼女の目線で、皆が同じように書かれるのはすこし不愉快。

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2013/05/12

さすが売れてる人だけあって、面白いと思う。でも、この人の本はもう読まない。 この本で著者本人も言ってる「いじめっ子体質」にぞっとしたから。 いじめっ子っていじめたという自覚もなく、楽しんだだけというけど、まさにそういう子が大人になった感じ。 例えば転校してきた子がモゴモゴとしたは...

さすが売れてる人だけあって、面白いと思う。でも、この人の本はもう読まない。 この本で著者本人も言ってる「いじめっ子体質」にぞっとしたから。 いじめっ子っていじめたという自覚もなく、楽しんだだけというけど、まさにそういう子が大人になった感じ。 例えば転校してきた子がモゴモゴとしたはっきりしない挨拶をすると「××」(吐瀉物のこと)という綽名をつける。そこまでは気の毒だけど小学生ならあるかな、と思う。でもその書きぶりたるや。「転校生は恰好の餌食にになってしまうのです」「そんなニックネームがつけられてしまいました」って?餌食にしたのはあなたでしょう。ニックネームをつけたのは自分だっていってるじゃない。曖昧に誤魔化すな。 高校までそのニックネームで呼ばれた彼女がどれだけ厭がっていたかというエピソードまで披露していながら、この罪悪感のなさ。 私立一貫校で、入試もくぐり抜け、入学金も払ってもらってるのに、親に対して綽名が厭だからやめたいとは、言いにくいだろう。それを6年以上我慢し続けた人の気持ちなんて全く分からない人。 後半はまあまあだったけど、ほんとにこの人のことが嫌いになった。

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2013/05/12

図書館の新着棚にあったから手に取った1冊。 うまく書けてると思うけど…。読んでも読まなくてもどーでもいい本。

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2013/06/16

「何故人は、他人を下に見るのか」という甘い誘惑を酒井さんが分析。 ほんとに相変わらず何もかも鋭く、共感し、笑える。 ・中途半端な容姿の人がブスを嫌うのは、 「自分とブスの間に、きっちりと一線を引いておきたい」と強く思ってるから。 ・日本は昔から「出る杭は打たれる」社会であった...

「何故人は、他人を下に見るのか」という甘い誘惑を酒井さんが分析。 ほんとに相変わらず何もかも鋭く、共感し、笑える。 ・中途半端な容姿の人がブスを嫌うのは、 「自分とブスの間に、きっちりと一線を引いておきたい」と強く思ってるから。 ・日本は昔から「出る杭は打たれる」社会であったわけですが、 「上から目線」とか「ドヤ顔」は、その「出る杭」に対して 「あなた、出てますよ」と知らせる用語です。 「打たれる前に引っ込めた方がいいのでは?」という、警告の言葉でもある。 …全くその通りだわ、酒井さん。

Posted byブクログ

2013/04/06

人を下に見る。心の中で思ってはいても外には出せない感情。酒井さんと私は世代が違うからか、むむ?と思うエピソードもあったけど自分が無自覚に頭の中で感じていたことを文章にしてもらった気がしてストンと落ちてきました。

Posted byブクログ

2013/03/21

なるほど。さらっと読めた。読み物としては面白かった。 また心がすさんだ時には、痛々しい選民意識が芽生えた時には、戒めに読みたい。 下に見るという感覚をすごくよく表現している。というか赤裸々に書いている。ここまでズバッと書かれると潔い。 相対的にみて、人と比べて自分はどうだと...

なるほど。さらっと読めた。読み物としては面白かった。 また心がすさんだ時には、痛々しい選民意識が芽生えた時には、戒めに読みたい。 下に見るという感覚をすごくよく表現している。というか赤裸々に書いている。ここまでズバッと書かれると潔い。 相対的にみて、人と比べて自分はどうだとかの位置を決めて、少しでも下の人がいると安心する。でもそれは絶対的なものじゃなくて相対的なものなんだ。 Facebookで、忙しい自慢、幸せ自慢をする人をみたら、きっとついついへこんでしまうんだろうけど、それは自慢したいんだ、ふーん、って思えるくらいの余裕を持ちたい。でもFacebookはしないけど。 苦労自慢をするのもやめよう。辛い経験をした選民意識を持ちたいのはすごくわかるけど、それを客観的にみたらすごく痛々しい。全然、私は大変じゃないよ。しくんみたいに、みんないい人ばっかりだから、恵まれてるよ。って言えるようになれたらかっこいいな。 ありのままを受け入れて、心に余裕を持ち、そうなんだー、って何でも流せるようになれれば楽なんだろうな。

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2013/03/21
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確かに、 「子供の頃から、下に見られるのは大嫌いなのに、他者のことはつい下に見がちで、その感覚を楽しんですらいる自分がいました。が、「下に見られるのが大嫌い」であるからこそ、私は他社を下に見がちだったのです。他社を下に見てしまえば、少なくともその人から下に見られることはないのですから」 という心理は誰でも持っているのかなと思いました。(もし持っていないという方がおられたらすみません) そして、この心理による行動がちょっといきすぎすると、それはいじめや差別になってしまうのでしょう。 一番難しいのは、この「ちょっと」が人によって違うということ。 かといって、「ちょっと」の基準を作ることもできませんし・・・。 この本をきっかけにして、もう少し考えてみたいと思います。

Posted byブクログ

2013/03/10
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他者を下に見ることによって、得られる安心や自信は、 じぶんの心が抱える問題をなにひとつ解決してはくれない。 けれど、「他人を下に見る」ことで一時的にもで得られる。 その甘い誘惑に耐えらる人は、めったにいない。 どうやって人は人を下に見るのかということを 本書のなかで単純にわかりやすく説明してありました。 自分の中に人を測るものさしがあって、 縦軸と横軸(数学的にいうとX軸とY軸)をとる。 (例)おしゃれ―ダサい    デキる―デキない    モテ―非モテ 人は自分が右上に位置するような軸を持っている、と。 自分の位置は変わらずに、右上(+,+)に。 軸を変えていく、と。 あーなるほど、と思いました。 軸が何になろうと、自分は必ず右上で、 そもそも自分が左下(-,-)に位置するような軸は 見ないふりをするか、そういう集団を避ける、と。 自分の短い人生を振り返ってみれば、 「自分は右上に位置している」と、自分が信じられるような集団は 居心地がよくて、今でも思い出しても楽しいけれど、 自分が左下に感じられた集団に属していた時代は 思い出したくもない暗黒時代でありますから。 (いじめられていなくても) 「いじめ」の話がメディアで取り上げられることも少なくないし、 芸能人が「いじめられていた」過去を告白するのも珍しくない。 そもそも「いじめ」が珍しいものではない。 言っちゃえば、「フツー」にある。 なぜ「フツー」にあるか。 人が3人いれば社会が生まれ、 社会があれば、必ず序列が生まれるから。 誰の中にもある「本音」を言葉にした一冊ですね。 そうそう、そうよねー、そうなのよーって共感できる部分は多い。 だからといっていじめられた方からすれば、 フザけんな、って話でしょうが。 最後にやっぱり、この「結婚」というタイトルで書かれた 部分が、酒井氏らしいと思うので抜粋しておきます。 ♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。゜♥。゚♡゚・。  今の若い女性達は、「売れ残るのは絶対に嫌」と、学生時代から付き合っていた彼と、社会人になったならなるべく早く結婚しようとします。条件的に悪くない男性は、ごく若いうちから飛ぶように売れていくのです。  今の若い女性達にそのような意識を植え付けたのは、他ならぬ我々でしょう。「もっと素敵な男性がいるのでは」「もっと楽しいことがあるのでは」などとふらふらしているうちに年をとり、突然焦り始める我々を見て、若い世代は「ああはなりたくない」と思ったわけです。我々を見て若者たちが結婚への意識を高めたとしたら、我々も時代の捨石ということで、少しは世のお役に立っているのかも……。 ♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。゜♥。゚♡゚・。 ここまで自分のことを冷静に見ることができるのは、 本当にすごい、と思います。 だからこそエッセイストとしてやっていけるのだと思いますが。

Posted byブクログ

2013/03/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

そうそう、そういうことが言いたかったのよ、ということうまく言葉で表現してくれているところもあった。 「偏差値」も「センス」も「就職活動」「得意先」「敬語」でショップからのカードにがっかりしたこと、「つらい経験」で介護をしたことがない人、「おばさん」「お金」のくだり、そして「ブス」に至っては「イーッ!」となるところなどはすごくよくわかる。 あと「下種」では同期男子の態度など・・・。 若くもなく、おばあさんでもなく、おばさんにもなりたくない、 どこへ向かうのだろうかという時に、酒井さんの本は本当、言葉にできない心の中を、うまく言い当てているので、時々読むのは好きです。

Posted byブクログ

2013/03/05
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世の中を上と下に分けるとしたら、その境界線に近いところにいる人ほど、他者を下に見たい、という欲求が強くなる。

Posted byブクログ