1,800円以上の注文で送料無料

世界が終わるわけではなく の商品レビュー

3.5

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2013/03/01

それぞれの話が関わりを持ちながら展開する短編集。 この主人公は前の作品に端役で出ていたはず、と振り返りながら読んだり、楽しめます。 でも最初の作品だけはどこか違和感を感じながら読み進めていくと、、、 ああ、こういう話だったのかと最後の話を読んでタメ息。 ケイト・アトキンソン、上...

それぞれの話が関わりを持ちながら展開する短編集。 この主人公は前の作品に端役で出ていたはず、と振り返りながら読んだり、楽しめます。 でも最初の作品だけはどこか違和感を感じながら読み進めていくと、、、 ああ、こういう話だったのかと最後の話を読んでタメ息。 ケイト・アトキンソン、上手いなあ。

Posted byブクログ

2013/02/15

図書館で借りたが買って手元に置いて何回も読み直したい程好きな作風だった。装丁が素敵で借りたけれどとてもよい本にあえて嬉しい。

Posted byブクログ

2013/02/14

さらっと描写しているが、結構汚らしい風景の中の群像劇。殺伐とした風景とリリカルさ、というのか、なんか要素の組み合わせがあざとい印象。全体を通して感じる、わざとらしい少女っぽさに辟易した。大人になりきってしまうと、読みにくい本。

Posted byブクログ

2013/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぽつぽつと緩やかに繋がった、ほんのり群像劇テイストな短編集でしたが、 辛口ながらもバッサバッサと軽妙なリズムで突き進み、 時折ブラックな笑いに誘われる、奇想と現実のスクランブル。 しっかりと長編を読み終えたかのような満足感が残りました。 装丁も素敵。

Posted byブクログ

2013/02/04

現実と非現実が交錯する短篇集。 それぞれの短篇のひそやかなつながりも心地いい。 ファンタスティックなのに、妙にリアルで身近な感情が描かれているように思う。各短篇の冒頭に捧げられた、オウィディウスや聖書などからの引用もいいし、全体にヨーロッパ的な香りがあるように思う。 「テロメア」...

現実と非現実が交錯する短篇集。 それぞれの短篇のひそやかなつながりも心地いい。 ファンタスティックなのに、妙にリアルで身近な感情が描かれているように思う。各短篇の冒頭に捧げられた、オウィディウスや聖書などからの引用もいいし、全体にヨーロッパ的な香りがあるように思う。 「テロメア」、「大いなる無駄」、「忘れ形見」が心に残った。

Posted byブクログ

2013/02/03

短編集といっても、ただ短編を集めたのではなく、かなり巧みに構成されている。どれもシニカルでブラックだけれど、胸をうつところもあり、素晴らしかった!幼い子どものいじらしさから思春期の子の手に負えない様子、独り立ちした子の勝手さなど、すごくよく書けていて、母親の気持も子供の気持ちも痛...

短編集といっても、ただ短編を集めたのではなく、かなり巧みに構成されている。どれもシニカルでブラックだけれど、胸をうつところもあり、素晴らしかった!幼い子どものいじらしさから思春期の子の手に負えない様子、独り立ちした子の勝手さなど、すごくよく書けていて、母親の気持も子供の気持ちも痛いほど伝わってきた。好き嫌いが分かれそうで誰にでもお勧めってわけにはいかないが、ジュディ・バドニッツなんかが好きな人には合っていると思う。 表紙の絵にもなっている「猫の愛人」、「魚のトンネル」「大いなる無駄」など、繰り返し読みたくなる。

Posted byブクログ

2013/01/27

ゆるくつながる12の短編。 洋酒の利いた高級チョコレートの詰め合わせを一箱食べたような読後感。 ごちそうさまでした。

Posted byブクログ

2013/01/19

――世界が終わるわけではなく タイトルに惹かれて購入。すばらしい世界観。 毎日をひたすら生きてみたりちょっと息抜きしてみたりときに逃げたくなったりこもりたくなったりそんな日常を私たちがもし、ありのまま受け入れたなら。 舌にのせるとさながら美しく光り輝くドロップはたまた宝石のよ...

――世界が終わるわけではなく タイトルに惹かれて購入。すばらしい世界観。 毎日をひたすら生きてみたりちょっと息抜きしてみたりときに逃げたくなったりこもりたくなったりそんな日常を私たちがもし、ありのまま受け入れたなら。 舌にのせるとさながら美しく光り輝くドロップはたまた宝石のような美しい言葉たちに魅了される、ありそうでなく、なさそうである、現実それとも夢なのか、そんな細長い境界線の上を驚くほど華麗にバランスをとりながら読者を惹きこみ魅了する、ナンセンスコメディもしくはナンセンスメルヘン。くせになるちょっとたまらない本でした。

Posted byブクログ

2013/01/13

12 の作品からなる短編集。 各編のゆるいリンク、不安定感?、不確実性?が、 ちょっとタマラナイです。

Posted byブクログ