自縄自縛の私 の商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2025/05/17

R-18文学賞大賞受賞作収録の短編集。自分で自分を縛ることを密かな楽しみにしている私。精子とコンドームのコレクションを趣味とする女の話などアブノーマルな人々を描いた話だけれどなんかちょっと共感出来ちゃうところがすごい。

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2016/07/29

 西加奈子著『ふる』(河出文庫)をよんで「なんとなく切なくやるせないのだが、そこはかとなく元気をもらえるお話」とレビューしたが、こちら蛭田亜沙子著『自縄自縛の私』にいたっては「なんとなく切なくやるせないく元気になれないお話し」であった。この小説の内容と著者氏名、蛭田っていうのが意...

 西加奈子著『ふる』(河出文庫)をよんで「なんとなく切なくやるせないのだが、そこはかとなく元気をもらえるお話」とレビューしたが、こちら蛭田亜沙子著『自縄自縛の私』にいたっては「なんとなく切なくやるせないく元気になれないお話し」であった。この小説の内容と著者氏名、蛭田っていうのが意味深であった。元気になれない原因が体のどこかにひっついている、それを剥がさないと元気になれない様な・・・でも、そんな自分が大好きな変態さんのおはなし。

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2016/03/19

なんて、アブノーマルな世界なんだ。 正直、想像もしたことがない世界が繰り広げられていて、最初は驚きました。 自分を縄で縛る、なんていうのは易しいほうで、使用済みコンドームをコレクションする、ラバースーツに身を包む、恋人以外の男性と性交を繰り返すなど、これらの行為で光悦とする女性た...

なんて、アブノーマルな世界なんだ。 正直、想像もしたことがない世界が繰り広げられていて、最初は驚きました。 自分を縄で縛る、なんていうのは易しいほうで、使用済みコンドームをコレクションする、ラバースーツに身を包む、恋人以外の男性と性交を繰り返すなど、これらの行為で光悦とする女性たち。 自分の知らない世界ながらとても官能的で、人の性癖というのは随分といろいろあるものだ、と思ったものです。ですが、本書は単にエロチックな小説に終わりません。 これらは、仕事に追われる日々や、抑圧された毎日、上手く生きれない自分との折り合いをつけるために生み出されたものだと気付きます。時にそれは意識的に、あるいは無意識から。 決して一般的に認められるものではないながら、それらがあることで日々をなんとか生き抜ける、そんなある種の必死さのようなものが行間から感じられます。 最初はアブノーマルな世界だと感じたものが、段々と、そもそもノーマルって何だったかな・・・という思考に変わっていくのがおもしろい。 これらは連作短編集となっていて、それぞれの登場人物がリンクしています。すなわち、特殊なものだ、隠すべきものだ、とそれぞれが抱えて生きているけれど、実際のところ自分だけじゃなくて、案外身近にいる人たちも大なり小なり何か抱えて生きているという。 最後は「渡瀬はいい子だよ」という短編で本書を終えるのですが、これがいちばん爽やかで、すっきりした読了感が得られる1冊となっています。 著者の文体も好き。ちなみに以下が、「渡瀬はいい子だよ」の冒頭です。 終戦記念日を過ぎると、頬にあたる風は急激に冷ややかになった。夏は、だれかが午睡で見た夢だったみたいに、あとかたもなく消える。今日の空気の質感と海の色には憶えがあって、ああ、もうじき一年が経つんだ、と悟った。”アノヒト”が失踪し、お母さんの生まれ育ったまちに引っ越してから、季節がひとめぐりしたんだ。 ね。素敵なはじまりだと思いませんか?

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2016/01/24

初めての作家さんでしたが、すんなり。 人には言えない癖があって、それがうっかりばれてしまう話。 誰にも言えない秘密の時間って、うっとりする。 でもそれって、どことなく自分の殻に閉じこもっているようなもので。いったい何がどうしてそうなってしまったのか、原因を探るべきなのかもしれな...

初めての作家さんでしたが、すんなり。 人には言えない癖があって、それがうっかりばれてしまう話。 誰にも言えない秘密の時間って、うっとりする。 でもそれって、どことなく自分の殻に閉じこもっているようなもので。いったい何がどうしてそうなってしまったのか、原因を探るべきなのかもしれない。うっとりすることで忘れようとしている何かを、思い出さなければいけないのかも。

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2015/01/29

「どうしてそんなことを?と訊かれたならば、魔がさしたから、としか答えようがない。」この書き出しはしかしもちろん「訊かれた」ときのごまかしで,魔なんかさしちゃいない。ただ気がつかなかったものが元もとからあったかのようにしっくりきて手放すことなんて考えられないのに誰にも説明できないし...

「どうしてそんなことを?と訊かれたならば、魔がさしたから、としか答えようがない。」この書き出しはしかしもちろん「訊かれた」ときのごまかしで,魔なんかさしちゃいない。ただ気がつかなかったものが元もとからあったかのようにしっくりきて手放すことなんて考えられないのに誰にも説明できないし,何より恥ずかしいだけ。R-18文学大賞だからそっち系になるけど,不思議な性癖がいったい隙間なのか端っこなのか,それともど真ん中なのか解らなくなるような小説たち。「これは愛だ。私は確信をもって想う。完璧な愛だ。」(17p)

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2015/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ユリイカ(女子とエロ・小説遍)推奨 女性の割と特異な性癖を描く短編集。縛り、精液収集、ボンテージ、依存症と続くが、まぁさほど驚きも嫌悪感も無く淡々と読めてしまう。しかし、単行本の最後話で書下ろしの、「ごみの、蜜」はなかなか良かった。小学生の頃のごみ収集についての思い出から、ごみに執着するようになってしまった女子のストーカー的行為から、そこからの脱却とさわやかなごみ収集作業員との純愛にいたる物語で秀作。

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2014/03/21

it's like the fetchism novel. for example, she not the rope for her own. other woman is sperm corrector. men and women, everybody are i...

it's like the fetchism novel. for example, she not the rope for her own. other woman is sperm corrector. men and women, everybody are interested in (^з^)-☆

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2013/05/16

短編集だけど、どれも「自縄自縛の私」がちょっと関わってる。 2話目で挫折しそうになったけど、最後まで読んでよかったと思いました。

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2013/04/03

表題作は先に映画を観賞済み。「祈りは冷凍庫へ」でいきなり折れそうになり、「明日の私は私に背く」で再度折れそうになりましたが、無事読了。ラスト二編の後半でやっと救われたかな?!男としては…。 星は本当は2つ半てトコ。

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2013/03/23

甘美なお話たち。そして全てリンクしている。欲望があるのも、欲望に忠実なのも、自分と向き合えるからこそ。ラストの短編がまたいい。こんな恋愛したかった!

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