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パイの物語(下) の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2025/05/01

映画鑑賞後に原作読了。 生き永らえるために適応する強さと、徐々に緩やかな身体と心の衰弱の描写が生々しい。 有人島に漂着して救助されたエピソードは映画と小説で好みが分かれるところ。人間の真の強さと真の救済は肉体的強さにあるのではなく想像力がもたらす精神的強さにあるということなのかも...

映画鑑賞後に原作読了。 生き永らえるために適応する強さと、徐々に緩やかな身体と心の衰弱の描写が生々しい。 有人島に漂着して救助されたエピソードは映画と小説で好みが分かれるところ。人間の真の強さと真の救済は肉体的強さにあるのではなく想像力がもたらす精神的強さにあるということなのかもしれない。小説のラストはややシンプルに、映画のラストは擬人と人間との本質的相違を感じさせる。個人的には映画版のほうが好き。 本書で描かれる動物談義とサバイバルマニュアルは実践的で意外と役に立ちそう。使う機会がないことを祈るばかり。

Posted byブクログ

2022/09/17

「ヤン・マーテル」のファンタジー冒険小説『パイの物語(原題:Life of Pi)』を読みました。 ちょっと前なんですけどね… 映像化作品『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を観て、原作を読みたくなったんですよね。 -----story------------- 「...

「ヤン・マーテル」のファンタジー冒険小説『パイの物語(原題:Life of Pi)』を読みました。 ちょっと前なんですけどね… 映像化作品『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を観て、原作を読みたくなったんですよね。 -----story------------- 「あんたが神を信じたくなるような話を知っているよ」―1996年春、作家として行き詰まりを感じていた著者は、新作小説の執筆のため南インドを訪れ、ひとり の老人と出会う。 老人の名は「フランシス・アディルバサミ」。 彼が話してくれたのは、ここポンディシェリに始まり、たった今逃げ出してきた自分の国、カナダで終わるという不思議な話―「パイ・パテル氏」の物語だった。 帰国した著者は、「パイ」本人から彼の辿った数奇な運命の全貌を聞く。 十数年前、16歳の少年「パイ」が一艘の救命ボートに動物たちと共に残され、太平洋上を227日間さまよった驚くべき漂流譚…それが、この「物語」である。 2002年度ブッカー賞受賞作、アカデミー賞監督「アン・リー」によって映画化。 ----------------------- 久しぶりの漂流モノ… 上下巻で500ページ強の長篇でした。  ■覚え書きとして  ■第1部 トロントとポンディシェリ  ■第2部 太平洋  ■第3部 メキシコ、トマトラン、ベニー・フワレス診療所  ■解説 風間賢二 映画以上に航海に出るまでの展開… 「パイ」の幼年期の物語や、動物や宗教に関する彼の尋常ならざる興味を描いた『第1部 トロントとポンディシェリ』の部分は冗長に感じましたが、、、 まぁ、この説明がないと『第2部 太平洋』での判断や行動の説明がつかない部分があるので、やむを得ないんでしょうね。 やはり、物語の中心は『第2部 太平洋』での海難事故と、救命ボートに残されたオランウータン、ハイエナ、シマウマ、そして、「リチャード・パーカー」というベンガルトラと漂流しながら過ごす日々ですねぇ、、、 過酷な生存競争や、知恵と工夫で水と食料を調達しながら生きながらえ、もうダメだ… という時期に人食いの浮き島に上陸。 そして、227日遭難してメキシコに漂着… 「リチャード・パーカー」は「パイ」のことを振り返らずにジャングルの中に消えて行く、、、 映画では、このキモとなる部分が忠実に映像化されていましたねぇ… 「パイ」と「リチャード・パーカー」の心は、きっと通じ合っていたんだと感じましたね。 そして、『第3部 メキシコ、トマトラン、ベニー・フワレス診療所』でツシマ丸が遭難したことで日本の海運局から派遣されたオカモト氏とチバ氏との話し合いで明かされる事実、、、 助かったのは中国人の水夫と外国人のコックと母親とパイだったとする物語… どっちが真実なんだろう。 きっと、こっちの方が真実なんでしょうね、、、  ・船員=シマウマ  ・コック=ハイエナ  ・母親=オラウータン  ・パイ=トラ はっきりとは示されませんが… きっと、そうなんだろうと思いますね。 色んな解釈の仕方のある作品だと感じました。 以下、主な登場人物です。 「ピシン・モリトール・パテル」  インドの動物園経営者の息子。  一家でカナダへ移住する途中、船が沈没し遭難する。  乗客(人間)唯一の生き残り。  通称、パイ・パテル。 「リチャード・パーカー」  3歳のベンガルトラのオス。  パイと一緒に救命ボートで漂流する。 「トモヒロ・オカモト」  日本国運輸省海運局所属。  ツシマ丸沈没の調査のためパイを聴取する。 「アツロウ・チバ」  オカモトの部下。   「フランシス・アディルバサミ」  著者にインドで最初にパイの話を教えてくれた老人。

Posted byブクログ

2022/02/22

動物達と乗り合わせた救命ボートの弱肉強食の世界で トラに希望を見出し助け合いながら共に227日生き延びた物語と、 人が人を殺し喰い自らも人を殺めて罪と絶望に苛まれながらたった一人で孤独に227日間生き残った物語。 事実関係で見ればどちらの物語も大きな違いはない。 いずれにしても...

動物達と乗り合わせた救命ボートの弱肉強食の世界で トラに希望を見出し助け合いながら共に227日生き延びた物語と、 人が人を殺し喰い自らも人を殺めて罪と絶望に苛まれながらたった一人で孤独に227日間生き残った物語。 事実関係で見ればどちらの物語も大きな違いはない。 いずれにしても原因が究明できないのだとしたら、 より良い物語はどちらなのだろうか?

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2015/11/24

下巻は漂流生活がメイン。この本が日本で出版された2004年には映画化が決まっていたと言うから、構想に長い時間がかかったんだなぁとおもう。映画はそれだけ美しいものだったけれど。映画よりも保険会社の日本人が嫌なやつ。動物が出てこない物語が真実だとしても、そっちを信じたくなるよね。

Posted byブクログ

2013/08/14

面白かったー!! 「海って生き物だ」と思った。 私なら虎と共存しようなんて思わないだろう。なんとか虎を海に突き落とし、自分だけ生きようとするだろうな。まぁそれ以前に、私なら数日間でも生きていられないだろうな。。舟についての知識も魚や鳥についての知識も乏しいから。 逞しく生き...

面白かったー!! 「海って生き物だ」と思った。 私なら虎と共存しようなんて思わないだろう。なんとか虎を海に突き落とし、自分だけ生きようとするだろうな。まぁそれ以前に、私なら数日間でも生きていられないだろうな。。舟についての知識も魚や鳥についての知識も乏しいから。 逞しく生きる姿と壮大な自然が目に浮かぶようでした。 映画も見たいです。

Posted byブクログ

2013/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

観てから読んでよかった パイが暮らしたインドの街の景色が頭に補填されるから、第一部のパイになる物語がスムースに読めた 第二部の海上での物語は読むのが止まらない。止められない そして、虎のリチャード・パーカーへの気持ちが通じるわけがない人と獣の関係の描写がたまらない 小説版でも映画版でも最後はなんだか重い不思議な余韻

Posted byブクログ

2013/05/01

太陽や海など自然に対することや、時間に対する価値観など漂流していく上での価値観というものに心が揺すぶられた。とても辛い漂流で孤独や絶望に苛まれる想像も絶する旅であるのに、美しい描写に圧巻する。また最後の第三部での展開には驚いた。是非読んでほしい一冊。

Posted byブクログ

2019/09/03

漂流生活に入ってからの様子を描く下巻では生きること、それも「人間が生きること」にスポットが当てられます。人間が生きていくというのはどういうことか、押しつけがましくせずに、読む人に考えさせようとしている、と思いました。人間としての自分を受けとめ、あるべき姿を考えるという意味で、非常...

漂流生活に入ってからの様子を描く下巻では生きること、それも「人間が生きること」にスポットが当てられます。人間が生きていくというのはどういうことか、押しつけがましくせずに、読む人に考えさせようとしている、と思いました。人間としての自分を受けとめ、あるべき姿を考えるという意味で、非常に哲学的な本だと思います。

Posted byブクログ

2013/03/07

ブッカー賞なんですよね・・・ 映画を観てから読んだから・・・というのは多聞にあるのかもしれないですが、それを引いても読みやすくはあったと思う。

Posted byブクログ

2013/03/02

残り数十ページの為に読んではいたけど…映画を観終わった後のモヤモヤした感情はなくなる事はなかったでござるw

Posted byブクログ