火口のふたり の商品レビュー
予約があまりにも多いので、文藝2012年秋季号で読んだ.賢治と従姉妹の直子の話.東京での会社経営がうまくいっていない賢治が直子の結婚の知らせに、現状逃避のような形で九州に帰ってきた.直子と以前のような男女関係に戻るが、直子の結婚相手の事情で式が延期になる.その事情が面白い.
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図書館で借りました。 親戚同士の非常識な情事に原発と富士山噴火がからんで、わけわからん。 読むんじゃなかった。 予約してから4ヶ月位待ったけど、待った価値なかった。
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うーん、なんとなく中身がなかったような。 性描写がたくさんあった本で、その中に普段の、前を向いて生きられないとか、物事がうまく進まない苛立ちとかが織り混ざっているけど、結局何も解決しないで終わったような。 主人公の賢ちゃんと直子。直子のあっけらかんとした性格は好き。
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3.11東日本大震災と結び付け、明日をも知れぬ人生で何が大切で、どう生きるかを問うているのであろうが、無理やりな気がする。愛、欲望、平和、生きる・・・キーワードが浮かぶが、捕えがたい。
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白石さんってこんなのも書くんだ。びっくりです。 ただただ、読まさせられました。 すごい才能だと思います。
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挙式までの五日間の話。 もっと大人のどうしようもない話かと思ったら、年を重ねても若い頃と変わらない性欲丸出しの状況に置かれているふたりの話。 三大欲求がしめている本な気がする。 震災や富士山の噴火はとってつけられた付属品のように感じることがあって、違和感が残った。 カバー写真は...
挙式までの五日間の話。 もっと大人のどうしようもない話かと思ったら、年を重ねても若い頃と変わらない性欲丸出しの状況に置かれているふたりの話。 三大欲求がしめている本な気がする。 震災や富士山の噴火はとってつけられた付属品のように感じることがあって、違和感が残った。 カバー写真は印象的。
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裸の女性の背中という衝撃的な表紙に驚きました。 よく見るともっと驚いた。 挙式を5日後に控えたいとこ同士のふたり。 出口の見えない男女の愛。
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随分性描写が多くてすごいスピードで読んでしまった。 今回の地震の後に九州の作家さんが何を思うのか、なんかわかった気がする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これは恋愛小説といっていいのだろうか。 白石ワールド炸裂!って感じでスラスラ読めた。 これは東日本大震災から3年後の話。 震災と絡める必要があったかどうかはわからないが、主人公の背景としては必要だったか。 爛れた生活を送る2人に唐突に起きる富士山の大噴火。 明日があるのかないのか。 人生をリセットするチャンスなのに、この2人はどうするのか。
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帯の文言からしてソッチ系を前面に押し出していましたが、 そういうんじゃなくって! もっと、崖っぷち(火口?)に居て、 どうしようもなくなってしまった男女の 刹那的な生き様が、近未来SFちっくに描いてある。 後戻りできない世代の苦しさや切なさが 過去のエピソードも交え 『今』の不...
帯の文言からしてソッチ系を前面に押し出していましたが、 そういうんじゃなくって! もっと、崖っぷち(火口?)に居て、 どうしようもなくなってしまった男女の 刹那的な生き様が、近未来SFちっくに描いてある。 後戻りできない世代の苦しさや切なさが 過去のエピソードも交え 『今』の不可解な状況の中で どうしてもその衝動を抑えることのできない 屈折した大人を演じるしかない・・・ というレビュー、抽象的すぎますか? 実はとっても深い話なんだと思います。
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