七つの会議 の商品レビュー
201906/ 企画を実現させるために、面倒なことを後回しにするのではなく、最初にしっかりと説明するべきではないか。後で問題に気付くより、最初に問題として認識し、それに対する理解を得ておく。そして必要な対策を話し合っておく。そういうやり方でないと、仮に企画が実現してもすぐにとん...
201906/ 企画を実現させるために、面倒なことを後回しにするのではなく、最初にしっかりと説明するべきではないか。後で問題に気付くより、最初に問題として認識し、それに対する理解を得ておく。そして必要な対策を話し合っておく。そういうやり方でないと、仮に企画が実現してもすぐにとん挫してしまう気がした/
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場所も人も議題も違う7つの会議。それぞれが全く違うものを議論していながら事態はひとつの事件を炙り出していきます。八角が気になり、新田をひたすら嫌悪し、少しずつ明らかになっていくことに夢中になって一気に読まされてしまいました。登場人物たちの性格の描き分けが抜群に上手いです。同じこと...
場所も人も議題も違う7つの会議。それぞれが全く違うものを議論していながら事態はひとつの事件を炙り出していきます。八角が気になり、新田をひたすら嫌悪し、少しずつ明らかになっていくことに夢中になって一気に読まされてしまいました。登場人物たちの性格の描き分けが抜群に上手いです。同じことに直面しても人によって感じること起こす行動は本当に違うのだとはっきりわかります。ただ、自分がその中に置かれたときどう動くかというのを考えると少し苦い気持ちにもなります。重い話の中ドーナツの話が後味も良くて楽しかったです。
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映像化されるということで購入。 連続ドラマの前に読んだので、ドラマを見たときには、こんな暗い感じ、シリアスに仕上がるんだなという印象でした。小説で読むと、女子社員の章やエンディングなどでは明るい仕上がりだったなと記憶していました。どっちかというと、映画版の方が自分が読んだ印象に近...
映像化されるということで購入。 連続ドラマの前に読んだので、ドラマを見たときには、こんな暗い感じ、シリアスに仕上がるんだなという印象でした。小説で読むと、女子社員の章やエンディングなどでは明るい仕上がりだったなと記憶していました。どっちかというと、映画版の方が自分が読んだ印象に近いなと思いました。ただ、映画版は、よりエンターテイメント性が強い印象でした。 本の話に戻りますが、七つの会議ということもあり、七つの章に分かれていて、短編かなと思いきや、それぞれの話が一つになっていき、読み進めるごとに様々なことがわかっていく様はグイグイ引き込まれ、読みやすく面白かったです。 メディアでは、リコール問題を表面的にしか報じられません。しかし小説では、フィクションなんだけれどもこうして読むことで、リコールまでに至った経緯、背景を知ることができ、人物の行動や心情を読むと、他人事ではないなと実感させられました。臨場感があり、半沢直樹のような痛快とまではいきませんが、リアリティがあって、深みのある作品でした。
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池井戸氏の著書。 最初の章から、この人がキーマンというのがわかるが、面白い一冊。相変わらずのスピード感。
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トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてき...
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。
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内容紹介 この会社でいま、何かが起きている―。 トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。 いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転す...
内容紹介 この会社でいま、何かが起きている―。 トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。 いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。 どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。 「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか」……筋書きのない会議(ドラマ)がいま、始まる。 CDのために航空機シートのネジの強度を落とした坂戸だったが、下請けに話を持ちかけたのは、東京建電社長宮野であった。 8章からなる小説であるが、本筋に関係のない章もある。
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とっても面白かった。 自分は、こんな職種でもないし、いわゆるビジネスマンでもない。池井戸さんのパターンにも食傷気味だったので、ほんとに入り込めるかな? と思っていたのだが、ぐんぐん読みきった。 専門的な内容や言葉を使っていても、関係のない人にも分かりやすく興味が持てるように書いて...
とっても面白かった。 自分は、こんな職種でもないし、いわゆるビジネスマンでもない。池井戸さんのパターンにも食傷気味だったので、ほんとに入り込めるかな? と思っていたのだが、ぐんぐん読みきった。 専門的な内容や言葉を使っていても、関係のない人にも分かりやすく興味が持てるように書いてあるのだと思う。 映画になったときいたので、読み始めたが、あえて、キャストは見ていない。今、読みきったので、これからホームページで確認するのがちょっとした楽しみです❗️
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一方的に懲悪するような単純な図式でないのが、リアリティーを感じさせて良いところでもありますが。もやもやとする処もある。それで会社は良くなるのかい?
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これを読んでスッキリしたり、面白いと感じる勤め人たちが多くいるから人気があるのだろうけれど… それに恐ろしさを感じずにはいられない。 多くの隠蔽や揉み消し、不祥事。 スジを通すための組織との戦い。 それが美徳のように書かれていることが既に恐ろしい。
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組織の一員であること、働くこと、生きていくこと、夢、希望、野望、挫折、家族を守ること、現実の自分、苦しい時に出てくる本当の自分…さすが池井戸さんだなあ。一気に読まされた。空飛ぶタイヤ同様、映画までは多分見られないけど、観たいなあ。それにしてもこの物語、初めは八角さんが主役だと全く...
組織の一員であること、働くこと、生きていくこと、夢、希望、野望、挫折、家族を守ること、現実の自分、苦しい時に出てくる本当の自分…さすが池井戸さんだなあ。一気に読まされた。空飛ぶタイヤ同様、映画までは多分見られないけど、観たいなあ。それにしてもこの物語、初めは八角さんが主役だと全く気がつきませんでした。
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