七つの会議 の商品レビュー
出てくる人出てくる人がまあ嫌なやつばかり。 また、池井戸作品らしい急展開のスピード感や、ラストの爽快感がない稀有な作品。実験なのかなぁ。 妻によると、一緒に映画を観たらしいけど、まったくと言っていいほど憶えていない。 ただ、主人公の八角の姿から野村萬斎が離れなかったから、その印...
出てくる人出てくる人がまあ嫌なやつばかり。 また、池井戸作品らしい急展開のスピード感や、ラストの爽快感がない稀有な作品。実験なのかなぁ。 妻によると、一緒に映画を観たらしいけど、まったくと言っていいほど憶えていない。 ただ、主人公の八角の姿から野村萬斎が離れなかったから、その印象だけは深かったのだろう。
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次から次へと嫌な奴が出てくるな〜 上がひどいとどんどん捻じ曲げられてしまうのかな 自分が好きな池井戸作品に必ずある爽快感が全くなかったので…評価低めです
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トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。 いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。 急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。 どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。 だが、そこには誰も知らない秘密があった。 筋書きのない会議がいま、始まる―。 (アマゾンより引用) 八角さん、めっちゃいい人やし。 けど、普通気付くやろ、みんな。 この人が仕事出来る上にいい人って
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信頼の上に何事も成り立つのだなと思った。 利益ばかり追求する企業というものにあまりいい印象がなく、前半はほらな、やっぱりそうしてみんな生き抜いてんだよなと思っていた。しかしとてもちいさなほころび、しかも小さなネジという部品を発端に仕事へのあり方が問われる。どんな小さな仕事でも、高...
信頼の上に何事も成り立つのだなと思った。 利益ばかり追求する企業というものにあまりいい印象がなく、前半はほらな、やっぱりそうしてみんな生き抜いてんだよなと思っていた。しかしとてもちいさなほころび、しかも小さなネジという部品を発端に仕事へのあり方が問われる。どんな小さな仕事でも、高い役柄でも持つべきものは誠実さと信頼を守るという気概。それが守られる社会であったらいいと思った。
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企業の偽装がテーマ。空飛ぶタイヤに通ずるものがある。ぐいぐいと物語に引き込まれる。どうしようもない悪人は余り出てこない。群像劇でもあり、登場人物それぞれの生い立ちや人生の背景が丁寧に書き込まれ、立体感がある。半沢のようにスカッとする作風ではないにしろ、その分重厚なドラマがある。
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虚飾の繁栄か、真実の清貧かーー強度偽装に気づいたとき、八角が選んだのは後者だった。後悔はしていない。どんな道にも将来を開く扉はきっとあるはずだ 会社と言う組織では、知ってしまったら責任が生じる 過大なノルマで営業担当者は、生き残るため不正に手を染めていく、最後には心身ともに壊れていく姿は痛ましい 人にはそれぞれ違った生立ちがあり、歴史がある。著者は、一人一人に焦点を変えて、不正の隠蔽工作を暴いて行き、読者を引きずり込む
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一つの大きなストーリーに対し、主人公だけではなく、様々な登場人物それぞれのストーリーを細かく描くことで、物語にリアリティを持たせるのは、池井戸潤の得意とするところだろう。本作はその最たるものというか、何人もの主人公たちのショートストーリーが複雑に絡み合って、一つの作品となっている...
一つの大きなストーリーに対し、主人公だけではなく、様々な登場人物それぞれのストーリーを細かく描くことで、物語にリアリティを持たせるのは、池井戸潤の得意とするところだろう。本作はその最たるものというか、何人もの主人公たちのショートストーリーが複雑に絡み合って、一つの作品となっている。 『七つの会議』というタイトルは、若干違和感を持つところではあるが、楽しく一気に読み終えることができた。
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ここ数年、働き方改革がクローズアップされ、ブラック企業が叩かれ、健全な企業の在り方について連日のように取り上げられるようになったが、どこかおかしな方向に向かっている気がしてならない。 本当に働き方を変えていくためには、何を大事にすべきなのか、今一度、方向性を見直す必要があるように...
ここ数年、働き方改革がクローズアップされ、ブラック企業が叩かれ、健全な企業の在り方について連日のように取り上げられるようになったが、どこかおかしな方向に向かっている気がしてならない。 本当に働き方を変えていくためには、何を大事にすべきなのか、今一度、方向性を見直す必要があるように思う。
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「空飛ぶタイヤ」と似たような話だが、東京建電という会社を様々な人物たちとエピソードを交えいろんな角度から描きその真の姿と隠された巨悪を浮き彫りにしていく様は見事。ぐうたら万年係長・八角が最後ヒーローの様になるのは少し違和感があったものの全体としては面白かった。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou13007.html
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さすが、文章がうまい! 内容や引き込むような展開はいつものワールドなので、新鮮さはないが、安定して面白いという感じ。 内容については、なんて言ったらいいか分からん。 正義について改めて考えさせられた…というアホっぽいクソ感想のみ残しておく。
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