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七つの会議 の商品レビュー

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454件のお客様レビュー

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2018/11/16

大手家電メーカー・ソニックの子会社である東京建電を舞台とした経済エンタメ小説。 第一話 居眠り八角 第二話 ねじ六奮戦記 第三話 コトブキ退社 第四話 経理屋稼業 第五話 社内政治家 第六話 偽ライオン 第七話 御前会議 第八話 最終議案 会社内での不自然な...

大手家電メーカー・ソニックの子会社である東京建電を舞台とした経済エンタメ小説。 第一話 居眠り八角 第二話 ねじ六奮戦記 第三話 コトブキ退社 第四話 経理屋稼業 第五話 社内政治家 第六話 偽ライオン 第七話 御前会議 第八話 最終議案 会社内での不自然なパワハラ処分、コスト高の部材の発注、過去の隠蔽などを緒に、昔気質の会社体質に対し閑職に追いやられた元営業マンや、会社を支えてきたベテランなどが、それぞれの思いで会社を思い、立ち向かう。 東京建電がひた隠しにする秘密とは? 会社は生まれ変われるのか? 池井戸らしさが感じられるストーリーでした。 ドーナツの件は必要ないかも。

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2018/10/15

斬新な構成(^^)大手総合電機メーカーの子会社を舞台にトップセールスマンだったエリート課長がパワハラで訴えられ、その裁定が役員だけが接触を許された不可解な人事?! この話を軸に、ここで働く人たちの周りで巻き起こる事件や取引先の台所事情など、各章完結?っと思いきやすべてが繋がってい...

斬新な構成(^^)大手総合電機メーカーの子会社を舞台にトップセールスマンだったエリート課長がパワハラで訴えられ、その裁定が役員だけが接触を許された不可解な人事?! この話を軸に、ここで働く人たちの周りで巻き起こる事件や取引先の台所事情など、各章完結?っと思いきやすべてが繋がっていた(笑)最後は池井戸さんスッキリです(^^)

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2018/10/12

半年待ってようやく手にできてワクワク。優衣さんがとても素敵♪私にも自分らしい仕事の仕方を考えられるかなと思った。ラストに優衣さんが届けるドーナッツが出てくるあたりも何ともおしゃれ♪また、原島さんと八角さんが何とも素敵♪(八角さんの奥さんも^^)小さくしか登場しない人たちも丁寧に書...

半年待ってようやく手にできてワクワク。優衣さんがとても素敵♪私にも自分らしい仕事の仕方を考えられるかなと思った。ラストに優衣さんが届けるドーナッツが出てくるあたりも何ともおしゃれ♪また、原島さんと八角さんが何とも素敵♪(八角さんの奥さんも^^)小さくしか登場しない人たちも丁寧に書かれていて、すっごく面白かった。

Posted byブクログ

2018/10/09

不正隠蔽に関する社内外の葛藤を描く.組織の論理と個人の理性をどのように折り合いをつけるか.最終的には個人の理性が大事と言うのが改めてわかる.ただその立場に立った時,どう判断するか.

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2018/10/09

大手メーカーの子会社内で起きた、社内出世競争、親会社との事情、プロパーと親会社からの出向者の関係、親の介護問題、下請けを巻き込んだ不正と隠蔽工作、社内不倫等々。皆がそれぞれ問題を抱えながら出来る対応を取る…勧善懲悪でないからこそリアルに感じられる(会社の設定自体はリアリティないも...

大手メーカーの子会社内で起きた、社内出世競争、親会社との事情、プロパーと親会社からの出向者の関係、親の介護問題、下請けを巻き込んだ不正と隠蔽工作、社内不倫等々。皆がそれぞれ問題を抱えながら出来る対応を取る…勧善懲悪でないからこそリアルに感じられる(会社の設定自体はリアリティないものの)。7月からドラマ化だそうで。

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2018/10/06

このようなサラリーマンの悲哀を描くのが、池井戸作品の真骨頂。ひとつひとつの章が独立していつつ、からみあっている。

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2018/09/05

家電メーカー子会社の営業部からはじまるオムニバスストーリー。パワハラ、左遷降格、社内不倫、下請けいじめ。あげく不正隠蔽。会社員の正義、自分の仕事の意義を考えたくなったときに。

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2018/06/23

最初は、単なるパワハラ問題だった。 だか、それが企業を揺るがす大問題に発展していった... 池井戸潤の短編は、あまり好きではなかった。 でも、連作短編となると話が違ってくる。 今作もそうだ。 徐々に明らかになっていく事実に手に汗握ること間違い無し。

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2018/04/04

読むと正直凹む。くそ、俺何やってる!と。 でも、その何倍も「やってやるう〜!」と力をもらえるのは池井戸さんの小説。笑 そして、今回もそんな気持ちにさせられた一冊。サラリーマンは楽じゃないんだぞ!

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2018/03/26

相変わらず池井戸潤さんの本は面白い。2012の作品、いかにもありそうな中堅企業の営業部門を中心にした話が展開していく。企業絡みの強度偽装工作と保身に走る個人の身勝手なエゴが描かれ、最後に仮初めの虚飾より真実の清貧を選んだかたちの 冴えない人物がカッコ良く幕を引いて終わる。 タイ...

相変わらず池井戸潤さんの本は面白い。2012の作品、いかにもありそうな中堅企業の営業部門を中心にした話が展開していく。企業絡みの強度偽装工作と保身に走る個人の身勝手なエゴが描かれ、最後に仮初めの虚飾より真実の清貧を選んだかたちの 冴えない人物がカッコ良く幕を引いて終わる。 タイトルの「七つの会議」がちょっと解らないけど、開催された会議が7回あるのかな?

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