ぬけまいる の商品レビュー
お伊勢参りに行こうぜベイベー って感じで、旅立つ幼馴染三人娘。 適齢期を過ぎても、実家で半ちくな暮らしをするものあり 気位の高い家へ嫁いで気苦労の耐えないものあり 実家の大店を切り盛りしつつ、亭主元気で浮気にせいをだすものあり 現代物にもこういう設定ありそう
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ぬけまいりとは、親や主人の許しを得ないで勝手に抜け出して伊勢参りに行くことだという。 この作品は、突然思い立ってぬけまいりに行く、幼馴染の女性三人の物語である。 この三人は、お以乃、お蝶、お志花という若い頃は近所でも「猪鹿蝶」ともてはやされ、ちょっとしたものだったのだが、今では...
ぬけまいりとは、親や主人の許しを得ないで勝手に抜け出して伊勢参りに行くことだという。 この作品は、突然思い立ってぬけまいりに行く、幼馴染の女性三人の物語である。 この三人は、お以乃、お蝶、お志花という若い頃は近所でも「猪鹿蝶」ともてはやされ、ちょっとしたものだったのだが、今では28歳となり、それぞれ心の内に悩みを抱えている。 この三人が三者三様で、おのおの個性の強い凸凹トリオなのだ。 当然、伊勢への道中も平穏無事なわけがなく、特に後半からは、これでもかというくらいのジェットコースター的展開であった。 後から落ち着いて考えれば、それはないでしょうと思うようなエピソードもあるのだが、東海道中膝栗毛のような滑稽な道中記の流れを汲むと思えば、これはこれでよいのだろう。
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若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」で鳴らした幼馴染みの女三人が、それぞれの鬱屈を胸に抜け詣り。 江戸から伊勢への珍道中。 痛快だったりホロリとさせたり小気味いい流れ。 【図書館・初読・1/9読了】
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腹に一物持つ女3人 江戸から旅費も持たず柄杓片手に抜け参り 道中、様々な出会いあり、騙されたり、仕返ししたりの珍道記。
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