王国(その4) の商品レビュー
よしもとばななさんの作品 久々に読んだら ちょっと 面食らった。 今 こういう作風なのかしら ついていけなかった…」
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この本を読んで良かった。良かったと思える自分で良かったなぁと。うまくいえないけれど、明日は今日より少しだけ、空が綺麗だと思うだろうし、木や鳥に目がいくだろうし、イルカのいる海に行きたいと思うことでしょう。 なるべく正直に生きたいと思うけれど、自分にとって何が正直なことなのか。それ...
この本を読んで良かった。良かったと思える自分で良かったなぁと。うまくいえないけれど、明日は今日より少しだけ、空が綺麗だと思うだろうし、木や鳥に目がいくだろうし、イルカのいる海に行きたいと思うことでしょう。 なるべく正直に生きたいと思うけれど、自分にとって何が正直なことなのか。それをわかることがなかなか難しいですよね。
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全編ばななワールド~ 自分は自分のそのままで生きていていいんだ…と思えますねえ。 雫石と楓さんの娘さんのお話なんだ…と、読み進めていて半分くらいでやっと気づきました 読後、自分の中に受け継がれていくものを、大切にしていきたい…と、決心したのだ。
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「王国」の世界にまた出会えて良かった。主人公は、雫石の娘のノニに変わってるけど、あ、これは確かに王国の世界だなあと思うなにか。もちろん登場人物もかぶっているけど、それだけじゃない気がしてならない、 ばななさんの作品の中でも、これは特に世界観が特殊だからかな 読んでる間、私もミコノ...
「王国」の世界にまた出会えて良かった。主人公は、雫石の娘のノニに変わってるけど、あ、これは確かに王国の世界だなあと思うなにか。もちろん登場人物もかぶっているけど、それだけじゃない気がしてならない、 ばななさんの作品の中でも、これは特に世界観が特殊だからかな 読んでる間、私もミコノス島の(行ったことないけど、暖かな感じの)光に包まれているように錯覚します。文字を追ってるだけなのに不思議。それが読書の醍醐味かな
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なんだろう。 生々しくって、あつくて、でもきらきら眩しい。 王国シリーズの4作目。 前の作品よりも、荒削りな感じがするのは私だけたろうか?それは決して悪い意味で使っているわけではなくて、文章に生命力というか、太陽の光みたいなものが強く感じられる作品だと思うのだ。 変わってい...
なんだろう。 生々しくって、あつくて、でもきらきら眩しい。 王国シリーズの4作目。 前の作品よりも、荒削りな感じがするのは私だけたろうか?それは決して悪い意味で使っているわけではなくて、文章に生命力というか、太陽の光みたいなものが強く感じられる作品だと思うのだ。 変わっていっている世界への不安と、それでも美しいところがある世界への素直で純粋な感動が感じられる。 待ちに待った文庫本化だったから、見つけたとき思わず小声わあー!と言ってしまった。笑
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王国その後。ノニの喪失からの再生の話。ミコノス島で出会ったキノは、ノニの父のようなで、ノニと同じく愛する人を失った空虚な心を抱えていた。キノへの愛情が深まるにつれて、正しく理解できるようになった、ノニの風変わりな家族の、彼女への複雑に絡まった深い愛と、そして互いを誠実に愛した軌跡...
王国その後。ノニの喪失からの再生の話。ミコノス島で出会ったキノは、ノニの父のようなで、ノニと同じく愛する人を失った空虚な心を抱えていた。キノへの愛情が深まるにつれて、正しく理解できるようになった、ノニの風変わりな家族の、彼女への複雑に絡まった深い愛と、そして互いを誠実に愛した軌跡が、ノニを救う。 この人たちみたいな正直でシンプルな生き方、今の世の中では非常に難しいし、多分はみ出るだろうな。でも、余分なものがなく、軽やかで、優しくてうらやましい。なるべく自分にとって大事なものを大切にし、自分で自分にうそをつかないように生きられたらいいなぁと思った。
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