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思考機械の事件簿(2) の商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2025/09/16

肩書きの多さと本名の長さでは群を抜く思考機械の事件簿2作目。トリッキーな作品が多いが冒頭の呪いの鐘(確かそんなタイトル)みたいな不気味な余韻を残す作品もあり侮れない。特筆すべきは相談なしで夫婦合作の『幻の家』。夫人が書いたホラーとしか思えぬ展開に鮮やかな推理的解決を提示するという...

肩書きの多さと本名の長さでは群を抜く思考機械の事件簿2作目。トリッキーな作品が多いが冒頭の呪いの鐘(確かそんなタイトル)みたいな不気味な余韻を残す作品もあり侮れない。特筆すべきは相談なしで夫婦合作の『幻の家』。夫人が書いたホラーとしか思えぬ展開に鮮やかな推理的解決を提示するというミステリーの歴史でも珍しい作品といえよう。

Posted byブクログ

2022/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思考機械の2作目。 近頃ミステリーの中では、よくそんなことまで知ってますね、 という感じの「日本」を見かけることが多かったが、 久々にお門違いの日本を見た気がする。 最初の作品の「呪われた鉦」は、 大きさ順に縦に連なる日本の鉦、ということになっていた。 真言宗らしき寺院のものらしいが、そんなものありましたっけ。 金の杓を燃やし、衆徒が声明を唱える宗教儀式も見慣れない感じ。 しかも謎がとけたのに、謎の死をとげるという怪奇小説風味で終わる。 死者の額に残っていた、 三つの火焔があがった輪の中に点を三つ打った印というのは、火炎太鼓なのか? さらに「モーターボート」で登場した日本人は、 柔道で警部を投げ飛ばすのは「お約束」としても 日本人特有の彫りの深い顔とは、どういうことなのか。 日本固有の毒草も謎。 とはいえ、作品全体が時代がかっているので、 日本を東洋の神秘として描かれることには、 懐かしさすら感じられる。 バイクが2台並走して、車だと思わせるトリックは、 むかしむかし、ミステリー入門で読んだ。

Posted byブクログ

2021/02/16

思考機械の短編集第二弾11編。妻が書いた怪談話にフットレルが解答をつけた夫婦共作、連作短編「幻の家」は見事な出来。盲点トリックが面白い。もちろん思考機械が謎解きをする。怪奇趣味の「呪われた鉦」のラストのどんでん返しも好きだなあ。3冊ある創元推理文庫版では第二巻が一番充実してるんじ...

思考機械の短編集第二弾11編。妻が書いた怪談話にフットレルが解答をつけた夫婦共作、連作短編「幻の家」は見事な出来。盲点トリックが面白い。もちろん思考機械が謎解きをする。怪奇趣味の「呪われた鉦」のラストのどんでん返しも好きだなあ。3冊ある創元推理文庫版では第二巻が一番充実してるんじゃないか

Posted byブクログ

2017/05/24

夫婦合作の作品、奥さんが書いた方がいかにもなゴシックホラーテイストで面白い。さらにジャック・フットレルのつけた解決編が、反芻するとジワジワくる-。

Posted byブクログ

2017/01/09

機械思考が探偵役の短編ミステリー。 このシリーズをはじめてよんだのが呪われた鉦で、こんなオチがあっていいものかとこのあと続きを読むのをためらう。 わりと文学的なミステリー。 933

Posted byブクログ

2012/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『呪われた鐘』 フランクリン・フィリップス氏が妻からプレゼントされた鐘。夜中に鳴り出す鐘。買い取った骨董品屋の店主ヨハン・ワーグナーは売ったことを否定する。鐘を買い取ろうとする日本人・松巳の謎。急に鐘を買い取ろうとし始めたワーグナーがフィリップス氏の部屋で殺害される。 『幽霊自動車』 夜中にネズミ取りの警察官ボウマンとベイカーのコンビの前からから消える自動車。1本道の間で消える車の謎。 『復讐の暗号』 死んだ発明家ポムロイ・ストックトンが残した謎の手紙。義理の娘ミス・デヴァインが持ち込んだ事件。ポムロイの息子ジョン・ストックトンとの面会。ミス・デヴァインも交えた話の間に何者かに銃撃されたジョン。自分で売ったと発言するジョンの謎。思考機械の推理。暗号に隠された罠。 『消える男』 若き社長キャロルが社長室から消える。誰もキャロルが出ていくのを見たものはいない。社長室に入った人間を解雇するキャロル。無人の社長室。消えるキャロルの秘密。 『跡絶えた無電』 船上て無電技師が殺害された。無電技師が最後に打とうとした無電の内容。秘密に調査していた事。 『ラジウム盗難』 研究施設にラジウムを売りにきた女。女が帰った後消えたラジウム。子供を探す思考機械。 『三着のコート』 切り裂かれた三着のコートのポケットの謎。 『百万長者ベイビー・ブレイク誘拐』 財産を相続した赤ちゃんの誘拐事件。オランウータンの犯罪。 『モーターボート』 岩壁に激突したモーターボート。中にはフランス軍人の死体。日本人大阪の謎。 『百万ドルの在処』 遺産を隠して残し死んだ老人。オウムに隠された暗号。 『幻の家』 ジャック・フィットレル夫妻の連作。 女の悲鳴に誘われたどり着いた家。そこには自分に気が付かない老人が。疲れて眠りに落ちるが目覚めた後そんな家は無いと言われる。発狂し精神病院に入れられた男の手記に思考機械が挑む。 2007年3月21日購入

Posted byブクログ