スリジエセンター1991 の商品レビュー
ブレイズメス1990に続いて読了。 一年後の東城大は、より権力闘争が激しくなっていた。日本の医療について過去から未来へとどのようにしていけばよいのか常に考え論争が起きる。何に重きを置くのか、それが医療業界に取ってかなり重要になってくるのだと思った。そうした背景も含みながらの、病院...
ブレイズメス1990に続いて読了。 一年後の東城大は、より権力闘争が激しくなっていた。日本の医療について過去から未来へとどのようにしていけばよいのか常に考え論争が起きる。何に重きを置くのか、それが医療業界に取ってかなり重要になってくるのだと思った。そうした背景も含みながらの、病院を統率する者と教授たちの行動。かなり複雑さが見られたがこれがまたリアルなのかなとも思った。 今回の世良はかなり窮地に立たされ、苦労しているように思えた。また天城は、やっと人間らしい弱みを見たように思う。権力争いに揉まれながらも、天城と世良はやっぱりどこまで行っても純粋なのかなと思った。 最後の展開は予想外すぎてあっけなかった。 私は世良たちと共にさくら並木を見たかった…。
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スリジエセンター1991 著者:海堂尊 --- **あらすじ** 天才外科医・天城が「全財産の半分を差し出せ」とまで言い放ち、東城大学医学部に「スリジエ・ハートセンター」を設立しようと奔走する――。その裏で進行する陰謀、そして抵抗勢力との対立。天城と世良の抱く“桜...
スリジエセンター1991 著者:海堂尊 --- **あらすじ** 天才外科医・天城が「全財産の半分を差し出せ」とまで言い放ち、東城大学医学部に「スリジエ・ハートセンター」を設立しようと奔走する――。その裏で進行する陰謀、そして抵抗勢力との対立。天城と世良の抱く“桜”の夢の行方は? 医療の理想と現実が交錯する、メディカル・エンターテインメントの決定版。「ブラックペアン」シリーズ、遂に完結! --- **感想** 「ブラックペアン」シリーズ、三部作を通して非常に読み応えのある作品でした。最初に映像化された作品を観て興味を持ち、『ブラックペアン2』の映像化に合わせて改めて原作に触れましたが、読後の満足感は非常に大きいです。 キャラクターのイメージはどうしても映像から入ってしまいましたが、それがむしろ原作の登場人物たちとぴたりと重なり、より深く物語に入り込むことができました。キャスティングも絶妙だったと思います。 大学病院という特殊な組織が持つ権力構造や人間関係の複雑さには、改めて驚かされました。命を扱う現場でさえ、理想と現実の間には深い溝があることを、フィクションという形でありながらもリアルに描き出しています。 特に印象に残ったのは、信念を貫こうとする者たちの姿と、それぞれが抱く正義感です。誰が正しくて誰が間違っているのか、単純には割り切れない世界の中で、天城や世良といったキャラクターが放つ“純粋さ”が、一筋の希望のように感じられました。 現実世界でも、裏切りや対立、信念と利害がぶつかる場面は少なくありません。小説の中の出来事であっても、どこか自分が見た現実と重なる部分があり、読みながら何度も考えさせられました。 今後は映像化された『ブラックペアン2』も追いかけつつ、海堂尊さんの他の作品にもさらに深く触れてみたいと思います。医療と人間ドラマが交差するこのシリーズ、本当に素晴らしい読書体験でした。
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ブラックペアンシリーズ完結。激動のストーリーに一気読み。佐伯外科の解体、天城の死など、ドラマのラストがどうなるか楽しみ。
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以前読んだ時は天城先生は冷たい印象を受けたが、今回TVでドラマもやっている事から読み直した 天城先生と世良先生の繋がりが、少しずつ邂逅してきて最後には涙が出てきた 天城先生にとって世良先生は打ち解けられる唯一の人だった気がする その中にあって天城先生の派手な部分を利用して出世の為...
以前読んだ時は天城先生は冷たい印象を受けたが、今回TVでドラマもやっている事から読み直した 天城先生と世良先生の繋がりが、少しずつ邂逅してきて最後には涙が出てきた 天城先生にとって世良先生は打ち解けられる唯一の人だった気がする その中にあって天城先生の派手な部分を利用して出世の為の手段にしている人々、醜い
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ドラマからの原作読み。 医学の世界はよく分からないが、実際にあるのかなぁと思うと怖い。 俳優陣の顔が浮かびながら、読了した。 最初から最後まで、もう半端ないストーリーで、楽しくも悲しくも読んだ。 最後の展開は、そりゃーないだろうという……。 世良さんが成長していることが何より...
ドラマからの原作読み。 医学の世界はよく分からないが、実際にあるのかなぁと思うと怖い。 俳優陣の顔が浮かびながら、読了した。 最初から最後まで、もう半端ないストーリーで、楽しくも悲しくも読んだ。 最後の展開は、そりゃーないだろうという……。 世良さんが成長していることが何よりも嬉しかった。また読み返す1冊になるだろう。
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高階先生がすごく嫌になった 出る杭は打たれる世界は嫌だなと思うし こういう感想を持った時点で作者の思う壺なのかとも思う 面白い本でした 世良先生の成長がわかり励まされましたが 最後の部分は自分的には唐突に感じました
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圧倒的な物語のパワー! 仕事終わって寝る前にちょっとだけ… と思ったのに、午前0時から4時まで 一気に読んでしまった… 速水先生の圧倒的煌めき 世良先生の献身 高階vs佐伯教授 速水ジェネラルルージュの伝説の始まり 渡海先生の面影 からの…ふたたびのモンテカル...
圧倒的な物語のパワー! 仕事終わって寝る前にちょっとだけ… と思ったのに、午前0時から4時まで 一気に読んでしまった… 速水先生の圧倒的煌めき 世良先生の献身 高階vs佐伯教授 速水ジェネラルルージュの伝説の始まり 渡海先生の面影 からの…ふたたびのモンテカルロ もうどこを読んでも山場につぐ山場! 桜並木… またきっと読み返すだろう一冊
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馴染みのメンバーが出てくるので、楽しく読めた。スリジエセンター設立をめぐる大学病院内の勢力争いのようなものやそれに振り回される世良先生や研修医時代の速水のエピソードなども面白かった。どうしてもドラマの時の速水をやった西島秀俊さんの顔がちらつきますが、それも含めて楽しく読みました。
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何という幕切れ。天城先生の突然の死と世良先生の喪失感はちょっとこたえた。渡海先生だけでなく、天城先生までも。嵐のようにやってきて世良の目の前に現れて引っ掻き回した挙げ句、何の前触れもなく去っていく。勝手だよ。。。いや革命が始まったときからこういう運命だったのかもしれない。そして二度と世良の元に帰ってきてはくれない。でも渡海征司郎の魂は速水に宿り、天城雪彦の思いは世良には届いている。黒本三部作ここに完結。 ちょっと残念なのは城東デパート火災に関して「ジェネラルの伝説」と本作で日時にずれがあること。ま、いいか。
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ブラックペアン1988では改革派としてブイブイ言わせてた高階先生が悪役にまわります。というより高階先生にも正義があるのですが、どうしても世良視点で書かれるため、悪役に見えます。 手術室の空をかける天城先生が失墜させられ、医療の未来を示そうとしていたのにもかかわらず、ただ世に生きる者の理不尽さに直面したのが悲しくてなりません。 天城先生とジュノの間にある友愛を超えたその感情は、死別を超えて残り続けるのでしょうか。極北シリーズは未読なので楽しみです。
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