1,800円以上の注文で送料無料

ローマ帽子の秘密 の商品レビュー

3.8

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/07/30

事件に関わるキーになるものやことの多くは、現代では変わっていることが多くて、ピンとこない部分もあったけれど、そのような「古きよき」部分も含め楽しめた。

Posted byブクログ

2017/07/20

江戸川乱歩に続き、装幀に今だと呼ばれ読む。 とっても、とっても面白かった!名作というのは訳や編が合わないとまるで楽しめないので、これは幸いでした。 コロコロと態度の変わるリチャード(エラリー不在時の不機嫌さは思わず恋人かよ!十代の!と突っ込んでしまった)も生暖かく見守れるし、エ...

江戸川乱歩に続き、装幀に今だと呼ばれ読む。 とっても、とっても面白かった!名作というのは訳や編が合わないとまるで楽しめないので、これは幸いでした。 コロコロと態度の変わるリチャード(エラリー不在時の不機嫌さは思わず恋人かよ!十代の!と突っ込んでしまった)も生暖かく見守れるし、エラリーの行動と言葉は嫌味なく興味深い。 刑事ひとりひとりも職務に忠実な様、容疑者たちの人間くささ。 ジューナとの親子の空気。 警戒していた苦手な外国人名も、読んでいる間は殆ど混乱せず。 肌に合う小説がシリーズものだと、嬉しさは跳ねあがる。

Posted byブクログ

2016/04/16

ミステリの大御所、エラリー・クイーン。記念すべき1作目。 事件発覚時からの過剰な演出に少し困惑。最近読んでいたシリアスなミステリとは明らかに一線を画す設定で、良く言えばハラハラせずに安心して読めるミステリ。 帽子に纏わる仕掛けや、そこに至る推理には「なるほど」と思わされたし、捜...

ミステリの大御所、エラリー・クイーン。記念すべき1作目。 事件発覚時からの過剰な演出に少し困惑。最近読んでいたシリアスなミステリとは明らかに一線を画す設定で、良く言えばハラハラせずに安心して読めるミステリ。 帽子に纏わる仕掛けや、そこに至る推理には「なるほど」と思わされたし、捜査が進展しないにも関わらず、ひとつの事件だけで最後まで読ませるところはさすが。 ただ期待していた程面白さを感じることができなかったので、次作を読むかどうかは微妙かな。

Posted byブクログ

2016/04/16

国名シリーズ一作目。 日本のミステリ作家に与えた影響の大きさを感じた。クイーン親子の関係とか、法月綸太郎の設定と一致。 このページ数で、一つの事件を徹底的に捜査・推理する展開は、読み応えがある一方で途中で飽きるかも。 論理的な推理によって犯人を特定する、ミステリ作品の醍醐味の一つ...

国名シリーズ一作目。 日本のミステリ作家に与えた影響の大きさを感じた。クイーン親子の関係とか、法月綸太郎の設定と一致。 このページ数で、一つの事件を徹底的に捜査・推理する展開は、読み応えがある一方で途中で飽きるかも。 論理的な推理によって犯人を特定する、ミステリ作品の醍醐味の一つを堪能できる作品ではある。

Posted byブクログ

2016/04/04

エラリークイーンの国名シリーズ、順不同で読んでるけどこれが1作目。 推理の過程が一つ一つ丁寧に描かれていて、途中でちょっとだれてしまったところもあるけど、わかりやすかった。この角川版のシリーズは新訳版ということで、翻訳苦手な私でも読みやすいので好きです。 時々挟まれるクイーン親子...

エラリークイーンの国名シリーズ、順不同で読んでるけどこれが1作目。 推理の過程が一つ一つ丁寧に描かれていて、途中でちょっとだれてしまったところもあるけど、わかりやすかった。この角川版のシリーズは新訳版ということで、翻訳苦手な私でも読みやすいので好きです。 時々挟まれるクイーン親子とジューナのやりとりが可愛い。ジューナは空気の読めるいい子。14~15歳くらいだと思ってたけど19歳って案外大人でびっくりした。今まで読んできた物よりいっそうお父さんがエラリーのこと大好きで和みました。

Posted byブクログ

2016/01/04

ミステリ界に多大な影響を与えた作品  エラリー・クイーンの国名シリーズ第1弾。海外ミステリはこれが初なので、エラリー・クイーンが特別かどうかは分かりませんが、まるで演劇を見ているかのような賑やかな演出が印象的。仲の良いクイーン親子の様子も微笑ましい。  ミステリ部分に目を向けると...

ミステリ界に多大な影響を与えた作品  エラリー・クイーンの国名シリーズ第1弾。海外ミステリはこれが初なので、エラリー・クイーンが特別かどうかは分かりませんが、まるで演劇を見ているかのような賑やかな演出が印象的。仲の良いクイーン親子の様子も微笑ましい。  ミステリ部分に目を向けると、シルクハットから犯人を導き出すロジックはいいとしても、最終的に犯人逮捕にウルトラCを使ったのが解せません。トリックの類いも登場しないので、自分の期待していたものとはギャップがありました。処女作ということで、以降の作品に期待ということか。

Posted byブクログ

2015/12/09

クイーン国名シリーズの記念すべき一作目です。解説にもあった通り、「全ての道はローマから」シリーズの始まりではあり記念すべきものではありますが、際立ってものすごい印象は受けられず。新訳版ということで、エラリーがライトな青年。今までの雰囲気とは少々異なりますが、これまでにない読みやす...

クイーン国名シリーズの記念すべき一作目です。解説にもあった通り、「全ての道はローマから」シリーズの始まりではあり記念すべきものではありますが、際立ってものすごい印象は受けられず。新訳版ということで、エラリーがライトな青年。今までの雰囲気とは少々異なりますが、これまでにない読みやすさ。新訳で国名が読めるのは、幸せです。いざ、通読( ー`дー´)

Posted byブクログ

2015/06/24

まさかレビューしていなかったとは…不覚。 読み終わったときの感動や疑問が消えていくペースの早い人間にとっては、即時行動が正解ですね。 類稀なる冷静な判断力と長年の経験で以って、ニューヨークの治安維持に貢献している老警視 リチャード・クイーン。 父に同伴し、気まぐれに捜査に協力し...

まさかレビューしていなかったとは…不覚。 読み終わったときの感動や疑問が消えていくペースの早い人間にとっては、即時行動が正解ですね。 類稀なる冷静な判断力と長年の経験で以って、ニューヨークの治安維持に貢献している老警視 リチャード・クイーン。 父に同伴し、気まぐれに捜査に協力している若き推理小説家 エラリー・クイーン。 ふたりはその鋭い洞察眼と論理的な推理で、幾度となく難事件を解決へと導いてきた。 ―――殺人劇は、皮肉にも劇場内の観客席で幕を開ける。 満席の客席で毒殺された男の持ち物からなくなっていたのは、夜会服のシルクハットだった。 犯人候補は劇場いっぱいの客、劇場スタッフ、そして出演者の中にいる。 鍵を握るのは持ち去られたシルクハット。 クイーン父子は犯人を捕まえることができるのか。 かの有名なエラリー・クイーンの国名シリーズ第一作です。 推理小説斯くあるべし、と言わんばかりの精緻な文章と推理が一冊に凝縮されており、読み出したら止まりません。 本作では、著者として名をあげているエラリーの活躍は控えめに描かれ(そうは言っても推理の核心となる要素は彼の働きで明るみに出るわけですが)、父リチャードが巧みな捜査で持って犯人を追い詰めます。 探偵と警察、異なる立場の父子が協力して犯人逮捕に尽力する過程も王道ミステリーそのもの。 「他に○○も考えられるじゃん」と絶対に言わせない、丁寧な犯人の絞込もさすがです。 歴史に名を連ねる名作、そのおもしろさは現代においても全く色褪せていません。

Posted byブクログ

2015/05/13

「ドルリー・レーン」シリーズは読んでいたが、「エラリー・クイーン」シリーズは始めて。 相変わらず思いもつかない犯人で脱帽。 登場人物全員が癇癪持ちっぽくて思わず笑った。 エラリーの言い回しが気障っぽいがそれも一興。 ストーリー性というよりはミステリーを純粋に楽しむ本だと思う。 ペ...

「ドルリー・レーン」シリーズは読んでいたが、「エラリー・クイーン」シリーズは始めて。 相変わらず思いもつかない犯人で脱帽。 登場人物全員が癇癪持ちっぽくて思わず笑った。 エラリーの言い回しが気障っぽいがそれも一興。 ストーリー性というよりはミステリーを純粋に楽しむ本だと思う。 ページ数が多くて考えながら読むので時間が掛かるが、15編に分かれているので、それを意識しながら読むと挫折しにくいかも。 ミステリー作家の中では好きな作家だが、作品も面白かった。

Posted byブクログ

2015/04/20

本格推理小説の名に負けないとても面白い小説だった。 ラストも十分納得できる内容だったし、読者を参加させていく姿勢が楽しかった。 欲を言えば途中で少しグダグダした感じがあったが…そこでくじけずに是非読みきって欲しい。 他の国名シリーズも読んでみようと思った。

Posted byブクログ