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ローマ帽子の秘密 の商品レビュー

3.8

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エラリー・クイーンのデビュー作にて、国名シリーズ第一弾。下手したら20年ぶりくらいに再読。 やっぱり新訳は読みやすい。以前読んだ旧の創元推理文庫版は流石に訳が古くて、ちょっと辛い。。創元の新訳版も気になったけど、角川版で再読(創元版は新訳版の完結までにローマ帽子が手に入らなくなっていそうで笑) 解説にもあるとおり、ただ一点を除き非常にフェアな姿勢は素晴らしく。ここまで父リチャード・クイーン目立ってたっけと思い返しながら楽しく読んだ。 実は国名シリーズはエジプトまでしか読んでおらず、しかもエジプト以外うろ覚えなので合間合間に再読していきたい。 再読にあたり一番驚いたのは、エラリー、結婚してたんだっていう冒頭の記載だった笑

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2024/08/22

デビュー作でクイーン父子もの1冊目、表紙は礼装のエラリー▲観客でごったがえすブロードウェイのローマ劇場、劇の進行中に、悪徳弁護士が毒殺された!▼暗闇の中で起きた殺人事件で、父警視が率いるNY市警がリアルに振った捜査ぶり、まるで警察小説を読むように楽しめる。刑事たちと証拠を集め「シ...

デビュー作でクイーン父子もの1冊目、表紙は礼装のエラリー▲観客でごったがえすブロードウェイのローマ劇場、劇の進行中に、悪徳弁護士が毒殺された!▼暗闇の中で起きた殺人事件で、父警視が率いるNY市警がリアルに振った捜査ぶり、まるで警察小説を読むように楽しめる。刑事たちと証拠を集め「シルクハットを持ち去った」犯人を探すフーダニット…アリバイ崩しもののように地道だ。戦間期のリアルがご褒美的♪もう一つの登場人物目録として、エラリーの人物評が付いており重宝した。親バカぶりが微笑ましいネ♪巻末の解説が秀逸(1929年)

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2024/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初のエラリー・クイーン。 エラリークイーンと言えば、読者への挑戦ということで、自分なりに推理したけど、全く絞り込めなかったし、候補にすら入っていない人物が犯人だった。 結構長めなので、覚悟して読んだほうがよい。

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2024/05/28

この年になって初めて読みましたが、名著と感じました。 消去法のフーダニットで美しいです。 アマゾンのレビューなどで、古くからのファンにとっては訳文や装画に違和感がある方も居るようですが、今初めて読む分にはむしろ軽快な訳文やオシャレなマンガ調の表紙、むしろしっくりきました。 こ...

この年になって初めて読みましたが、名著と感じました。 消去法のフーダニットで美しいです。 アマゾンのレビューなどで、古くからのファンにとっては訳文や装画に違和感がある方も居るようですが、今初めて読む分にはむしろ軽快な訳文やオシャレなマンガ調の表紙、むしろしっくりきました。 これからじっくりと、全作読み進めていきたいです。

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2024/05/17

昔挫折した記憶のあるシリーズ、今回は読めました。 翻訳をかじっている身なので、新訳に関する解説まで楽しく味わえて、原文でも読みたくなりました。

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2023/10/23
  • ネタバレ

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面白かった。やはり登場人物がどういう服装をしていたかというのが、文章で把握するのは困難だと思う。ただ、リチャード、エラリーなどのキャラクターは魅力的だし、探偵小説(ドラマ)の要素はだいたい入っている。実務的な警察小説としても、論理的な探偵小説としても読める。

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2023/07/27

クールなエラリーが素敵すぎる(๑¯ㅁ¯๑)♡ 国名シリーズ第一弾!! XYZシリーズを読み終えて早10ヶ月…。 その後すぐに購入したから、10ヶ月も積んでいたこちらの作品…(^_^;) 早く読めば良かった…。 ブロードウェイの劇場で殺人事件が起こる。 客席で死亡して...

クールなエラリーが素敵すぎる(๑¯ㅁ¯๑)♡ 国名シリーズ第一弾!! XYZシリーズを読み終えて早10ヶ月…。 その後すぐに購入したから、10ヶ月も積んでいたこちらの作品…(^_^;) 早く読めば良かった…。 ブロードウェイの劇場で殺人事件が起こる。 客席で死亡していたのは弁護士。 彼が身につけているはずのシルクハットが紛失している。 なくなったシルクハットに事件の秘密が—? 初めてエラリー・クイーン君が出てくる作品を読みました。 これ、あれですね、エラリーというか、リチャード・クイーン警視が主役みたいな感じですね。 部長刑事が『Q』と呼んでいる相手はリチャードだし。 リチャードがエラリーを『エル』って呼んでるのも萌える…(º﹃º )♡ エラリーは、でしゃばりすぎず、リチャードを立てながらも推理していく、2人で1人のような親子愛.☆.。.:*・° そしてエラリーは推理作家です。 法月綸太郎シリーズは、リチャードとエラリーをオマージュしているんだろうなぁ。 とにかく登場人物が多い! 2ページにわたる人物名の下に、独特の紹介文が書いてあって、それだけでワクワクします! クイーン家の召使のジューナ少年も、これからどんどん出てきそうなキャラです。 エラリーがそばにいないと寂しがるリチャードが可愛い…(๑¯ㅁ¯๑)♡ 『読者への挑戦』を受けるも、はなから推理を諦めていたので、スルー… 漠然と決めていた犯人はいたけど、当然当たらず笑 面白かったです!! ♡( 」゚Д゚)」<エラリー好きだぁ!! 国名シリーズ、9カ国制覇するぞ! 次は『フランス白粉の秘密』 楽しみです(〃´-`〃)♡

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2023/06/27

クイーン警視のキャラ小説か、と思わせるぐらいに魅力的に書かれている。警察小説という印象もある。 帽子関係のロジックは確かに良いが、もっといろんな伏線があると思ってた。

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2023/05/14

やっぱり国名シリーズが面白いよね。 ローマは国名じゃないけど、これがシリーズ第1作というかデビュー作なんだからすごいよね。国名シリーズはかつてハヤカワで全部揃えていたはずなんだけど、何にも覚えていない。面白かったという印象しか残っていない。こりゃ新訳を読んでみなくちゃね。 ところ...

やっぱり国名シリーズが面白いよね。 ローマは国名じゃないけど、これがシリーズ第1作というかデビュー作なんだからすごいよね。国名シリーズはかつてハヤカワで全部揃えていたはずなんだけど、何にも覚えていない。面白かったという印象しか残っていない。こりゃ新訳を読んでみなくちゃね。 ところで新訳は複数の出版社から出るみたいだけど、ハヤカワでもう一回全部出してくれないかな。どうやらハヤカワではライツビルシリーズだけみたいだけど。 角川のこの表紙はどうなの?

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2023/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エラリー・クイーンは初めて。 クイーン父子、ジューナたちの雰囲気の心地良さに引き込まれた。 途中、リチャードが色々なことをしているが、犯人が誰かはわかっていたけど、証拠を得るためだったのね。 最後に、エラリーが旅行のため、いなくなってしまうのは残念。リチャードともども最後まで活躍して欲しかった。 中盤くらいには、犯人はバリーだろうとは推測できたが、動機や手順が全くわからなかった。 バリーがフィールドの帽子をかぶって、劇場を出たのだろうと思ったけど、じゃ、入る時被ってた自分の帽子が劇場(衣装置き場?)に残る事になり、警察が調べれば分かっちゃうと思ったんだけど? バリー個人の帽子は、衣装の帽子と全く同一のメーカー、デザインなの?同じだとしても、帽子の数が増えたら、衣装係にばれないの? などと、頭をめぐらせたのだけど…。 また、最終的な解決方法が、囮捜査とは。 これに、犯人が乗って来なかったら迷宮入りだったのかな。もっと、推理だけで有無を言わせない証拠を示して欲しかった。 疑問は、感じつつ、天下のエラリー・クイーン初登場の本格推理の頂点に位置する名作なのは理解できる。 他のシリーズも、読破したいと思う。

Posted byブクログ