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感情労働シンドローム の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2025/07/11

あまりおすすめできる本ではないかなあ。 珍しく、批判的な内容の感想文になります。 気持ちの管理や抑制に重点を置いた精神労働を 感情労働と言うそうです。 たとえば、キャビンアテンダントの仕事ぶりを思い起こしてみる。 高圧的で不遜な態度の客にも、他の客と同じように笑顔で、 きちんと...

あまりおすすめできる本ではないかなあ。 珍しく、批判的な内容の感想文になります。 気持ちの管理や抑制に重点を置いた精神労働を 感情労働と言うそうです。 たとえば、キャビンアテンダントの仕事ぶりを思い起こしてみる。 高圧的で不遜な態度の客にも、他の客と同じように笑顔で、 きちんとした言葉遣いで、また他の客にするよりも細やかに 相手の感情を読んで対応する。 そういうのが、感情労働です。 また、職場内での人間関係を考えて、 気持ちを抑えて話をしたりすること、 これも感情労働に当たるとされる。 しかし、本書の質がよくないのか、 ところどころ論理的な破たんみたいなところだとか、 若者叩きのところなどが見受けられる。 例を出すと、 職場で上司がみなのいる前で新入社員をしかりつけ、 それを新入社員が恨む。 なにも、みんなの前で叱らなくてもいいじゃないか、と。 著者は、これについて、新入社員のほうが常識が無い、といいます。 仕事、職場、とはそういうものだという常識なんでしょうね。 たぶん、新入社員がいる文脈と、著者のいる文脈が違うのに、 著者は自分の文脈で判断して叩いているんじゃないのかなあ。 どうにも、著者がゆるぎない正義の場所にいるかのような、 若者の叩き方が、そのほかにもいろいろありました。 それで、章の最後の数行だけ、でも社会がサバイバル型になっているから、 若者がそう変わったのだ、みたいなことを言います。 そんなことを言うならば、なぜ叩くのだ、言いたくなる。 そういった、言うだけいっておいて、 最後に手のひらを返すように少ない言葉でまとめて、 自分の言い分を隠すようなにおいがする本です。 さらにいえば、前半は、雑誌を読んでいるような感覚でした。 解決策などを述べる種類の本ではなく、 感情労働の例をひたすらあげていく本です。 それでも、「女性は過去に固執する」だとか、 「アルバイトは、昔と比べて今は異質なものになった」だとか、 「最近の、生徒による先生いじめの様相」だとか、 なるほど、と思える箇所はありました。 それでもなあ、論旨がなあ。 「昔がよかったのはゆるぎない事実で」 という基盤からのモノの言い方ですし、 若者叩きとは真逆に、中高年には同情めいた態度です。 昔がよくても、その流れで今があり、 その今を作ったのが、まあ世の流れに流されたとはいえ、 その中高年であり、 苦しんでいる若者の住む世界が息苦しいがゆえ、 昔と違う形の考え方で生き方を模索しているのに、 そのあたりを理解せずに叩く。 まるで、若者は自然発生したもののような扱い方です。 若者の態度や常識を生みだしたのは、誰か。 そこまで言及してくれないと、違和感があふれだしてきます。

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2017/02/15

知りたかった内容と違ったので、途中でやめました。「感情労働とはなんぞや」だけが対象者別でツラツラと書かれており、感情労働への対処方法などは一切書かれていなかった。 題名に「体より心が疲れていませんか?」とあるので手に取りたくなるが、疲れている人は手に取るべきではない。読み疲れする...

知りたかった内容と違ったので、途中でやめました。「感情労働とはなんぞや」だけが対象者別でツラツラと書かれており、感情労働への対処方法などは一切書かれていなかった。 題名に「体より心が疲れていませんか?」とあるので手に取りたくなるが、疲れている人は手に取るべきではない。読み疲れするだけです。

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2015/08/19

いまどきの社会生活の中での話題のキーワード。研究者ではなく、ノンフィクションライターの著者が取材を重ねてだれでもわかりやすい話に仕上げたもの。よく出来てて面白い。

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2015/01/01

本書の目的は「感情労働」という概念を伝えること、またその具体的事例を列挙し問題提起を行うことの2点だけだ。 そのため話の軸がはっきりしていて、非常に読みやすい文章となっている。 しかし記述はあくまでも問題提起までであるので、解決まで求める方には物足りない内容かもしれない。 所感...

本書の目的は「感情労働」という概念を伝えること、またその具体的事例を列挙し問題提起を行うことの2点だけだ。 そのため話の軸がはっきりしていて、非常に読みやすい文章となっている。 しかし記述はあくまでも問題提起までであるので、解決まで求める方には物足りない内容かもしれない。 所感としては、具体的事例に実際身の回りで起きていることも多く、ひとつひとつ丁寧に取材を行っていることが伝わってきて、とても印象良く気持よく読むことが出来た。 職場での上下関係や感情の管理について悩んだことがある方には、問題の捉え方のひとつの切り口として「感情労働」について記した本書は一読の価値があると思う。

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2014/10/21

仕事に全人格を投入しなければならない時代になったにもかかわらず、仕事を取り巻く環境は劣化の一途を辿り、成功は相変わらず「運良くその場にいた人」と「たまたま知っている方法がその時代の勝ち方にフィットした人」に独占され、かつ成功者はいかにも自分の努力と能力の成果であるように喧伝し、成...

仕事に全人格を投入しなければならない時代になったにもかかわらず、仕事を取り巻く環境は劣化の一途を辿り、成功は相変わらず「運良くその場にいた人」と「たまたま知っている方法がその時代の勝ち方にフィットした人」に独占され、かつ成功者はいかにも自分の努力と能力の成果であるように喧伝し、成功していない人に本当に本人もしていたかどうか疑わしい努力を強いる。 あぁ、辛すぎる、辛すぎる。

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2014/06/11

よき患者が、よき看護師を育てる という一節は、共感できるものがある。 楽しもうと思ってくる顧客に、(心から)楽しんで応対することは容易い。そうでないときに心に寄り添うことがどれだけ大変か。 またミドルエイジの方々への心労へ思いを馳せることも出来た。終身雇用神話がまだ生きていた...

よき患者が、よき看護師を育てる という一節は、共感できるものがある。 楽しもうと思ってくる顧客に、(心から)楽しんで応対することは容易い。そうでないときに心に寄り添うことがどれだけ大変か。 またミドルエイジの方々への心労へ思いを馳せることも出来た。終身雇用神話がまだ生きていた中、若者に実質的なしわ寄せが来ていることに間違いは無いが、若者のミドルエイジへのマイナスの眼差しは、気にしないでいられるほど軽いものでは無いはず。

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2013/12/10

『感情労働』というキーワードに興味を持って手に取ったものの、いかにもなサンプルを抽出して並べたてただけという感じで、入門書だとしても内容が薄すぎるかなと感じました。教員、サービス業、若者、中間管理職…と、切り口が多様だった分、余計にそうなのかも。 自分で『じゃあどうすれば良いか』...

『感情労働』というキーワードに興味を持って手に取ったものの、いかにもなサンプルを抽出して並べたてただけという感じで、入門書だとしても内容が薄すぎるかなと感じました。教員、サービス業、若者、中間管理職…と、切り口が多様だった分、余計にそうなのかも。 自分で『じゃあどうすれば良いか』という部分は判断しかねると書いてしまうのは、ある意味潔い?

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2013/08/27

感情労働とは、人を相手にしたシュチエーションで、職務上適切な感情演出をすることが求められる仕事。始まりはキャビンアテンダントから。社会の変化、職場環境の変化、個人の生活の変化により、求められるサービスも変化し、サービス精神も変化している。それに対応するように、感情労働もマニュアル...

感情労働とは、人を相手にしたシュチエーションで、職務上適切な感情演出をすることが求められる仕事。始まりはキャビンアテンダントから。社会の変化、職場環境の変化、個人の生活の変化により、求められるサービスも変化し、サービス精神も変化している。それに対応するように、感情労働もマニュアル化してきている。 仕事別の例として、教師(生徒からいじめられる)、営業職、NPO職場(組織内部)におけるのもでは、逆パワハラ、新型うつ病になるもの、受け入れられず、リセットを繰り返すもの、などが、あげられる。この評価と選別はフェアなのか? また、『今時の若者』にとっての評価している。就活で「アイデンティティ」を身につけたものの、アルバイトのマニュアルと仕事とのギャップ。「リア充」は予定があることと勘違い、継続は力ではない、平凡な人生とは言わなくなった。など。 若者に対しての意見は読んでいて良くわかるし、状況を良く分析していると思う。しかし、それは大人目線ではないのか?と思えてしまう。今のようになってしまった若者たちに対し、大人である我々は責任が無いのか?大人世代も考えるべきと思えた。 自己啓発として、感情労働のサポートはビジネスになりそうである。経産省HP、社会人基礎力で3つの12の要素がHPに示されている。若者の章は読んでいて非常に疲れた。

Posted byブクログ

2013/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

肉体労働、頭脳労働とは切り離して考える“感情労働”。一昔前は感情の切り売りも前出2つの労働に含まれていたものでもあったが、今では1つのカテゴリーとして考えていいほど、感情をコントロールして仕事に当たることが多くなった。そういった背景にはどのような問題が隠れているのか、なぜそうなったのか、これからどうなっていくのかを書いた本。 社会人として他人事とは思えない内容でためになった。自分の働き方はもちろん、会社として社員に対してどうしていくべきか考えさせられるものだった。 すぐに答えが出るわけではないが、こういう捉え方・ものの見方は大切だと思う。

Posted byブクログ

2013/05/14

職場の中でメンタルヘルスに問題を抱えている人がじわじわと増えつつあり、この状況は大変な社会的損失でもある。 何よりも不況によって日本の企業環境が激変したことに原因があるという。 仕事において、相手が望んでいる満足感や安心感を作り出したり不安を解消させるために自分の感情をコントロー...

職場の中でメンタルヘルスに問題を抱えている人がじわじわと増えつつあり、この状況は大変な社会的損失でもある。 何よりも不況によって日本の企業環境が激変したことに原因があるという。 仕事において、相手が望んでいる満足感や安心感を作り出したり不安を解消させるために自分の感情をコントロールする労力を感情労働というのだそうだが社会全体が感情労働的になり、身体よりも心が疲れていると感じている人が増えている現状をどう解決したらよいのか大きな課題である。

Posted byブクログ