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話してあげて、戦や王さま、象の話を の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2023/02/15

うーん。ミケランジェロがバヤジット2世に呼ばれてイスタンブールへ橋の設計に行ったことは史実だそうですが。 エキゾチック全開で、なんだかお伽噺チック。カルヴィーノ、コエーリョ、ミヒャエル・エンデ辺りを再読したくなる。 フランスの高校生って、こういうのをセレクトするのかあ。すごいセン...

うーん。ミケランジェロがバヤジット2世に呼ばれてイスタンブールへ橋の設計に行ったことは史実だそうですが。 エキゾチック全開で、なんだかお伽噺チック。カルヴィーノ、コエーリョ、ミヒャエル・エンデ辺りを再読したくなる。 フランスの高校生って、こういうのをセレクトするのかあ。すごいセンス。大人もラノベを読むニッポンとはだいぶ違う。

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2016/03/13

タイトル、表紙、ぱらぱら読んだとき優しい文体が素敵だなと思って借りました。 メシヒは切ないですね…… 歌い手はミケランジェロへの語りの中で、本当にあったことはいつのまにかみんなが望む「お話」に変わり、何が真実かなんてわからなくなってしまう……と言います。 そうやって歌い手がミケ...

タイトル、表紙、ぱらぱら読んだとき優しい文体が素敵だなと思って借りました。 メシヒは切ないですね…… 歌い手はミケランジェロへの語りの中で、本当にあったことはいつのまにかみんなが望む「お話」に変わり、何が真実かなんてわからなくなってしまう……と言います。 そうやって歌い手がミケランジェロに聞かせた「昔の王様と宰相のお話」に引きずられたかのように、 終盤のメシヒの想いや行動にはミケランジェロにとってわかりやすい(都合の良い?)「お話」が与えられてしまいました。 天地創造のアダムが本当に彼をモデルにされているのかは知りませんが、そうだったらいいなと思います。

Posted byブクログ

2015/05/15

若き日のミケランジェロ(ダビデ像で有名な彫刻家)を主人公にした物語。当時の手紙を軸にして物語はすすめられる。色彩豊かな描写は、当時(1500年代)のイスタンブールがいかに栄えた街であったかの想像を容易にさせる。ジュニアコーナーだけではもったいない、ぜひ、皆に読んでほしい。

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2014/01/03

1506年に彫刻家ミケランジェロがコンスタンティノープルに呼ばれてスルタンから橋をかける依頼を受ける話。コンスタティノールの土地、メシヒとの関係、アンダルシア歌い手の歌詞など、ゆるゆるとした川のような物語

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2013/09/14

タイトルと表紙で借りてきてしまいましたが、他の方同様、中身との違いに茫然。しかも、よくわからなかった。ミケランジェロに興味がある人には面白いのかもしれませんが、知識がなくて読んでしまうと最悪かもしれません。私の不勉強も悪いのですが、読み終えるのがつらかったです。

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2013/03/08

十六世紀。オスマン帝国。 ミケランジェロは、スルタンのために橋を設計することになる。 永遠に触れあわない指先。重ならない胸の鼓動。届かない愛の話。

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2013/03/03

コンスタンティノープルを舞台にした、ミケランジェロが主人公の話。華やかでエキゾチック、だけど耽美。とにかく美しい。そして、芸術家というものが鋭く描かれている。当時のコンスタンティノープルに行ってみたい、という気持ちにさせられた。

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2013/02/05

16世紀初め、フィレンツェからイスタンブールに渡り、金角湾に架ける橋を設計したであろう巨匠ミケランジェロの若き日の物語。 ミケランジェロの目線から広がる情緒ある異国の町の情景と、彼を慕う男性詩人メシヒが紡ぐ詩で、物語が幻想的。 あくまで物語なんだろうけど、ミケランジェロの人となり...

16世紀初め、フィレンツェからイスタンブールに渡り、金角湾に架ける橋を設計したであろう巨匠ミケランジェロの若き日の物語。 ミケランジェロの目線から広がる情緒ある異国の町の情景と、彼を慕う男性詩人メシヒが紡ぐ詩で、物語が幻想的。 あくまで物語なんだろうけど、ミケランジェロの人となりや、当時の芸術家の現実をかいま見れて、とても意外な気がした。 金角湾の橋が流されてしまい見ることが叶わなくなってしまった事が、彼の中で嫌な思い出しかないイスタンブールの時代を幻にしてしまうために良かったのかもしれない。

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2013/02/01

300252285 953.7-エナ ミケランジェロのオスマン帝国滞在が基になっていて、素敵な世界観があります。

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2013/01/03

タイトルと装丁に惹かれて手にとったら、ミケランジェロの話。 金角湾の橋の設計をする為にミケランジェロがトルコに行き、イタリアに帰る迄を、実在する史料を織り交ぜ物語にしたもの。 あくまで物語だけれど、美術史で勉強したつもりになっていたミケランジェロを、こんな風に描写するのか、って新...

タイトルと装丁に惹かれて手にとったら、ミケランジェロの話。 金角湾の橋の設計をする為にミケランジェロがトルコに行き、イタリアに帰る迄を、実在する史料を織り交ぜ物語にしたもの。 あくまで物語だけれど、美術史で勉強したつもりになっていたミケランジェロを、こんな風に描写するのか、って新鮮でおもしろかった。 それ以上に、訳者の後書きにもあったけど、美術史とか、地中海におけるイスラムとキリスト教の歴史とか、そんな知識がなくても、異国の「おはなし」として読めるのがいいと思う。

Posted byブクログ