山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた の商品レビュー
「人間万事塞翁が馬」と表現していたが、研究結果から、次の研究材料につながり、ついにはiPS細胞で世界的な研究者になった経緯をかなり淡々と語っている。 研究には人手とお金がかかるという事と、日本とアメリカでは研究環境が違っており、研究員がマイスの世話をする為に研究自体に時間が割けな...
「人間万事塞翁が馬」と表現していたが、研究結果から、次の研究材料につながり、ついにはiPS細胞で世界的な研究者になった経緯をかなり淡々と語っている。 研究には人手とお金がかかるという事と、日本とアメリカでは研究環境が違っており、研究員がマイスの世話をする為に研究自体に時間が割けないなど、研究室の専門分けが曖昧なことで起きる無駄な労力により、研究に十分時間を費やせないことなどを、さらりと批判していた。 しかしこれも、山中教授自身がアメリカで研究をして体験したからこそ感じる事なのだろう。 また、VWとプレゼン力の重要性を説いている。 V:Vision W:Work Hard 一生懸命働くことは基本だが、しかし重要なのだと改めて思った。 また、プレゼンは、「聴衆に見えない文字は使うな」「文字ばかりのスライドを避けよ」「発表で説明しないことはスライドに書き込むな」「発表の時ポインターをくるくる動かすな」「スライドの1枚づつにわかり易い繋がりを持たせろ」などが重要だと言っている。 基本的なことだが、山中教授自身奈良先端大に就職する時、プレゼン力を評価された事が採用のきっかけと語っているし、山中教授の発表はわかりやすく面白いと評価されているらしい。
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私には難しかったです。あくまでも私に責任がありますが、研究についての記述は分からなくなりました。自分の頭の悪さを実感しました。
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ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の自伝本 学生時代から今までの出来事を紹介しているが、 本人が書いている?からか、「運が良かった」ようにも読める でもそこまでにたくさんの挫折や努力があっての運なのかなと かなり読みやすい上に iPS細胞の基本的な知識がつくのでおすすめ!
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ノーベル賞受賞という偉業を淡々と語る受賞者。難しいことは分からないけれど、一貫して伝わってきたのは山中先生の周りの人たちに対する感謝の気持ちなんだな。感謝の気持ち、今自分が生かされているのは周りの人たちのおかげなんだなということを忘れてはいけませんね。あとはひたむきな気持ち、なの...
ノーベル賞受賞という偉業を淡々と語る受賞者。難しいことは分からないけれど、一貫して伝わってきたのは山中先生の周りの人たちに対する感謝の気持ちなんだな。感謝の気持ち、今自分が生かされているのは周りの人たちのおかげなんだなということを忘れてはいけませんね。あとはひたむきな気持ち、なのかな。「じゃまなか」と呼ばれていた間の山中先生の心の支えはなんだったんだろう。その辺が語られていなかったような。「じゃまなか」と同等の扱いを受けて志半ばに諦めていった人たちも多いんじゃないかな…。
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恥ずかしながらノーベル賞を取るまで存じ上げませんでした。 そんなわけで自分の不見識を補うためにも2013年最初に読む本はこの自伝にしました。 山中教授の愚直なしかし好奇心に充ち溢れた研究は非常におもしろく、しかも誰にでもわかるようにやさしく書いてありました。 決して自分だけの成...
恥ずかしながらノーベル賞を取るまで存じ上げませんでした。 そんなわけで自分の不見識を補うためにも2013年最初に読む本はこの自伝にしました。 山中教授の愚直なしかし好奇心に充ち溢れた研究は非常におもしろく、しかも誰にでもわかるようにやさしく書いてありました。 決して自分だけの成果ではなく、周りの人たちの存在が大事だったおいうことを強調されていてとても好感が持てました。 全編にわたって山中教授の人柄の良さ、人間らしさ、研究に対する姿勢がにじみ出ていてとてもいい本でした。 こんな書き方は陳腐かもしれませんが、同じ日本人であることを誇りに思います。 自分にはこういった仕事はできないかもしれないけど、こういった人が研究する環境を整え、応援することが自分にできることなのかなと感じました。
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今年初の読書。 わかりやすい言葉で書かれていてIPS細胞っていうのがなんなのかはなんとなく掴めました。 京都の作り方の話。 プレゼンの技術の話。 阿倍野の犬の話。 VWという言葉。 そして人間万事塞翁が馬ということ。 いろいろ参考になることが書いてありました。 IPS細胞の...
今年初の読書。 わかりやすい言葉で書かれていてIPS細胞っていうのがなんなのかはなんとなく掴めました。 京都の作り方の話。 プレゼンの技術の話。 阿倍野の犬の話。 VWという言葉。 そして人間万事塞翁が馬ということ。 いろいろ参考になることが書いてありました。 IPS細胞の研究が進み医療が発展していくことをただただ願います。
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山中先生のこれまでの歩みとiPS細胞についてご自身の言葉でわかりやすく語られた本。iPS細胞について書かれた部分は流し読みでは少し理解が難しく、何回かページを行ったり戻ったりしました。2013.1.1
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研究者としてのひたむきさと謙虚さが伝わってくる。ビジョンを持って掲げること、長期的な目標と短期的な目標を設定してクリアしていくことで最終的なゴールにたどり着くことができる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
研究者の端くれとして読んでみた。 大学院で先生にiPS細胞について授業を聞いていたのでiPS細胞について知っていたから読めたが以前の私では読めなかったかもしれない。 わかりやすく、細かく読めれば大丈夫だがiPS細胞について知ろうと思うと流し読みには適さない。 私は山中先生の人生がどうであったかの方に着目して読んだが、自分の努力の足りなさを反省すると共にもっとがんばろうという気にさせてもらえた。
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2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥さんの本。 生い立ちとiPS細胞を研究するに至った経緯などが語られています。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4368622.html
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