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禁断の魔術 の商品レビュー

3.8

388件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    173

  3. 3つ

    97

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2022/10/09

先にドラマ化したのを見た話もあったが、やはり長編より短編の方が物理学に関係した事件になっているような気がする。 気がする、と言えば1話の『透視す(みとおす)』はドラマで見たような気がしてならないのだが調べてみるとドラマになっていない⁈ 物凄い既視感があったのだが何故だろう…

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2022/10/05

「禁断の魔術」にかかっている最後の中編は、理系ミステリーによくある科学の悪用がテーマでした。 映像化された方では、科学の是非まで広げて描いていましたが、どちらも面白かったです。 特に、湯川先生が犯人に決断を任せるところは、湯川先生らしいなと思いました。

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2022/09/14

短編が3つと中編一つで構成される。 真夏の方程式以降、少しずつ人間らしさがにじみ出ているガリレオ先生、相変わらず悩みは一切見せない。あくまでも表面上の話だが。 それがガリレオらしさ、なのかもしれない。

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2022/09/12

読み終わったあとの気持ちがずーんと重くなる話だった。伸吾の気持ちもよくわかるし、湯川博士の伸吾を信じたい気持ちもわかるし、だからといって人を殺して復讐することが正しいとも思えないし、なんだかもんもんとする気持ち。自分の地位や名誉を守るために人を見殺しにした人が、権力を使って結局は...

読み終わったあとの気持ちがずーんと重くなる話だった。伸吾の気持ちもよくわかるし、湯川博士の伸吾を信じたい気持ちもわかるし、だからといって人を殺して復讐することが正しいとも思えないし、なんだかもんもんとする気持ち。自分の地位や名誉を守るために人を見殺しにした人が、権力を使って結局は何も罪に問われないという理不尽さが腹立たしい。『いかなることがあっても科学技術によって人間の生命を脅かすことは許されない。』この言葉が胸に響く。

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2022/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4話目の話の主人公にとても感情移入してしまい、どうしても彼に幸せになって欲しい、でもきっと関わっているんだろうなと思いながら恐る恐る読んだ。 読んでいて何度も辛くなってしまったけど気になってスラスラ読めた。 ラストの湯川先生のシーンは、映像化したらすごくかっこいいんだろうなぁと思った。 なんかすごく余韻に浸っている。 (映画、ドラマ共に見ていない)

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2022/07/09

これまでのシリーズの中でガリレオに一番近づいた、そんな気がする作品だった。 いつも常に冷静で客観的な観察眼から事件を解決に導いてきた湯川博士が、必死になって容疑者に接触していった。 教えたことが教えた意図とは違う受け取り方をされる。そのことに責任を感じて自らの力で事件を起こさせ...

これまでのシリーズの中でガリレオに一番近づいた、そんな気がする作品だった。 いつも常に冷静で客観的な観察眼から事件を解決に導いてきた湯川博士が、必死になって容疑者に接触していった。 教えたことが教えた意図とは違う受け取り方をされる。そのことに責任を感じて自らの力で事件を起こさせない道へ導いていこうとする真摯な姿勢に胸を打たれた。 それにしても、政治の世界のなんと不透明なことか…私たちはまだたくさんの知らないことがあるんだろう…

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2022/04/17

姉の復讐を果たそうとする。 それは、とても悲しいことなんだけど、誰かが誰かをちゃんと思ってるし、信念がある気がする。

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2021/12/02

短編集で、湯川が科学では証明できない事件に挑む作品が多い。容疑者Xでも思ったが、いざとなれば友人関係よりも刑事としての使命を全うする草薙がカッコよく、そんな草薙を湯川も認めているといった2人の関係性が非常に良かった。個人的には第一章が好き。

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2022/09/27

   再読。東野圭吾ミステリーで質の高さを保っている『探偵ガリレオ』シリーズ。本作はその8作目。  短編集で全4話すべてよい出来だったが、第2話「曲球る」は傾向を異にしていて、湯川は犯人逮捕に絡まず、純粋な推理のみで被害者遺族の立ち直りに貢献。  心温まる内容はまるでコース料理...

   再読。東野圭吾ミステリーで質の高さを保っている『探偵ガリレオ』シリーズ。本作はその8作目。  短編集で全4話すべてよい出来だったが、第2話「曲球る」は傾向を異にしていて、湯川は犯人逮捕に絡まず、純粋な推理のみで被害者遺族の立ち直りに貢献。  心温まる内容はまるでコース料理のスープのようで、最終話「猛射つ」の重さを受け止める余裕をもたらしてくれている。  まったく心憎い構成である。

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2021/07/23

東野圭吾作品はドラマ、映画化されたものを観ることが多く、原作を読んでいるものはこのガリレオシリーズぐらいだと思う。 「透視す」「曲球る」「念波る」の短編3作と中編の「猛射つ」で構成されている。 このシリーズは短編は淡々と事件や謎は物理?科学で解決するけど、中編、長編は悲しい物...

東野圭吾作品はドラマ、映画化されたものを観ることが多く、原作を読んでいるものはこのガリレオシリーズぐらいだと思う。 「透視す」「曲球る」「念波る」の短編3作と中編の「猛射つ」で構成されている。 このシリーズは短編は淡々と事件や謎は物理?科学で解決するけど、中編、長編は悲しい物語が多い。

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