桜大の不思議の森 の商品レビュー

香月日輪(著者)

2013/03/26

この村の人たちは不思議をやみくもに怖がるんじゃなくて、畏れ敬い踏み込み過ぎない。
不思議がそのまんま日常で、そういうあり方って素敵だなと思った。

桜大とケンヤのその後が気になる。
(13.02.26)

2013/02/25

神の住まう山々と森に囲まれた村に住む人たちの話。
神様の存在を感じつつ、暮らす人は幸せだと思う。
本当の幸せというのは、本当に素朴でささやかなものなのではないかと
思わされる。

この前人と話した時に、「スマホがあれば友達なんかいらない」とを聞いて、
いろいろと感じさせられたばかりであるが、小さな機械があるせいで、
人は何もしない時間を失ったと思う。それと共に、何もしないことでいろんなことを
得られる経験をも失ったのだと思う。
もちろん、全ての人がそうであるとは限らないが。
何もないから、いろんなことを感じることができる。
そんな得難いものを今一度思い出させてくれる本。

2013/02/16

面白かった。どう面白いかと言うと、そぼくな世界のなかで起こる不思議な現象と、それが当たり前の主人公：桜大くんの日常感が好きだわ。
現実味のないことだけど、神さまのいそうな田舎での出来事だからこそかな。違和感なく受け入れて読めた。

2013/01/26

作品を手にする度に、つい疎かになってることや、忘れていることに気付かせてくれる。
手に取るタイミング、計られてるのかと思わされるものがある。

2013/01/16

ゆったりとした時間が流れる物語でした。

香月さんらしいといえば、すごく香月さんらしい作品でした。

先に黒沼を読んでいたので、気になっていました。

森に神様が宿り、村で人々と共に神様が生きている。

不思議なことだけど、それが当たり前だと受け止めている。

神様とか、不思議なことって、きっと身近でも起きてるけど、

誰も気づいていないんじゃないかなって思わせてくれました。

桜太にセンセイやおじぃがいて、私も一緒に、大切なことを教えてもらった気がします。

センセイの友人って妖アパの龍さんに似てますね。
性格全然違う感じでしたけど。

2013/04/27

時間がゆ〜っくり流れているようなお話。

どんな“不思議”も自然に受け止めているおじぃとおばぁ、センセイの懐の深さが素敵です。

桜大も素敵な大人になるんだろうな‥。

てか五郎さん、モテモテですなぁ(￣ー￣)。

2012/12/11

日本古来の神々が自然にやどり、人間と共存する姿が生き生きと描かれていて、スラスラ読めました。
でも…こんなかわいらしい中学生っているかなー(笑)
桜大くんみたいな中学生に出会えたらいいな(^^♪

2012/11/25

深い森と山に囲まれた黒沼村。自然と共に不思議もある田舎。そこでのびのびと育つ子供達。桜大は不思議をきちんと感じることが出来る子供。
祈ることも知っている。
神への、自然への畏敬を忘れてしまった私達はいったいどこへ？？

ロスト・シンボルに通じるテーマがあってそれこそ不思議な感じがした。

2012/11/06

香月日輪の伝えたいことは一貫しているなあ、と思った。素直にうけとめ、考え、自然を愛し、隣人を愛する。かくありたいと思う大人だらけ。
もっとシンプルに、まっすぐに生きられる気がした。
遠野物語を読む前のウォーミングアップにぴったり。

2013/01/21

香月さんらしい、不思議なモノに溢れた話だった。そういうモノが当たり前に近くにある生活、楽しそうだけど、実際には怖いだろうなあ。
自然の描写と食べ物が美味しそうなとこは、さすが香月さんっすね！