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桜大の不思議の森 の商品レビュー

3.9

46件のお客様レビュー

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2016/06/21
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結構前に読んだ本。自然の神秘さを表現していた本。集中できず結構時間がかかったのでまたあとでゆっくりよみたい。

Posted byブクログ

2016/05/09
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こういう田舎の風景が浮かぶような話が好きで、さらに山の神様とかいるかも、見えないものがいるかも、なんて話はもっと好きなのでとても楽しく読めました。

Posted byブクログ

2015/07/22

「センセイ」の章から、どんどん黒沼村の景色や風情に引き込まれていった。読めば読むほど、桜大の黒沼村への愛情が感じられて、嬉しいような優しいような気持ちになる。 香月日輪さんは児童向けの本を多く出しているが、大人にこそ読んでほしいと思う。 香月さん自身が「根源に触れる」経験をした...

「センセイ」の章から、どんどん黒沼村の景色や風情に引き込まれていった。読めば読むほど、桜大の黒沼村への愛情が感じられて、嬉しいような優しいような気持ちになる。 香月日輪さんは児童向けの本を多く出しているが、大人にこそ読んでほしいと思う。 香月さん自身が「根源に触れる」経験をしたのかもしれない。あるいは、桜大が、桃吾が、センセイが、ケンヤが、登場人物の一人一人が香月さん自身なのかもしれない。 何かを敬い、畏れる心を持つ。その存在を大切にする。当たり前のようでいて、現代を生きる私たちはその心を忘れがちである。その心を生涯持ち続けていた香月さんに尊敬の念を感じた。それは、桜大がセンセイを慕う気持ちと同じものなのかもしれない。

Posted byブクログ

2015/05/09
  • ネタバレ

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移りゆく季節とともに変わっていく森 川遊び、へびいちご、秋祭り、雷鳴 そこで桜大たちは、不思議なものと共に育っている。 切り取られたひとつひとつのシーンが瑞々しくて、 不思議なものたちも、どこかあたたかくてちょっと怖い。

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2015/04/23

一応児童書だと思うし、物語の体裁はとっているけれど、実体は作者の理想郷を描いたスケッチのような作品集だろう。 雄大な自然に抱かれて人と人ならぬもの――神やものの怪や悪霊など――が共存するどこか懐かしく美しい山村(このような山村は人の想像力の中にしか存在しないのだが)。そこで子供ら...

一応児童書だと思うし、物語の体裁はとっているけれど、実体は作者の理想郷を描いたスケッチのような作品集だろう。 雄大な自然に抱かれて人と人ならぬもの――神やものの怪や悪霊など――が共存するどこか懐かしく美しい山村(このような山村は人の想像力の中にしか存在しないのだが)。そこで子供らはさまざまな不思議を体験し、人の心の深みを覗き込みながら成長する。そして人として大切な心の芯を育んでゆく。 興味深いのは、このような理想郷の物語が震災後に発表されたということ。現代ではすっかり失われてしまった「古き良き日本」の復活を望んでいるかのような筆致が切ない。

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2015/04/17

田舎の良さや伝承など、考えさせられる内容だった。 ただ、個人的には「下町不思議町物語」の方が面白かった。これを読んでからの「桜大の不思議の森」だったので、いまいちと感じただけなのかもしれない。

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2019/09/03

人間と、人間でないものの物語。未知なるものへの畏怖や、自分を超えた存在を敬う気持ちが描かれています。人間は人間だけで生きているのではない。そんな思いが伝わってきます。成長物語としても秀逸で、面白く読みました。

Posted byブクログ

2015/03/06

自然豊かな田舎、黒沼村で過ごす桜太。 街灯も少ない田舎の道を1人で歩くのはやめた方がいいでしょう。 人間と不思議の区別がつかない時間ですからね。 黒沼村の不思議は時に優しく、時に恐ろしいものとして桜太に接触します。 不思議好きなセンセイ、都会からの転校生、黒づくめの魔法使い・・...

自然豊かな田舎、黒沼村で過ごす桜太。 街灯も少ない田舎の道を1人で歩くのはやめた方がいいでしょう。 人間と不思議の区別がつかない時間ですからね。 黒沼村の不思議は時に優しく、時に恐ろしいものとして桜太に接触します。 不思議好きなセンセイ、都会からの転校生、黒づくめの魔法使い・・・ ひと癖もふた癖もある村の人たちと桜太のやりとりはとてもいとおしく、読了後は優しい気持ちになりました。

Posted byブクログ

2014/09/19

中学生の桜大がいろいろな体験をしながら成長していくお話がメイン。 主人公が住む里山の村には不思議な言伝えがいくつもあり、村人は不思議も自然なこととして生活している。 風習って、やっぱり大事にしたい。土地神様や八百万の神様の信仰を内に留めておくことが、心豊かに生きられるのかなと。 ...

中学生の桜大がいろいろな体験をしながら成長していくお話がメイン。 主人公が住む里山の村には不思議な言伝えがいくつもあり、村人は不思議も自然なこととして生活している。 風習って、やっぱり大事にしたい。土地神様や八百万の神様の信仰を内に留めておくことが、心豊かに生きられるのかなと。 妖怪アパートの住人!?と思うような人が登場したりして、なかなか趣深いです。 次はどんな不思議に出会えるのかなって、ワクワクして、気持ちがどんどん前に前にといってしまって、躓いちゃいそうになりましたw

Posted byブクログ

2014/07/07

開発から取り残された黒沼村。豊かな自然の中で育ち、時には人ではないものの存在も肌で感じながら、畏怖と感謝の念を抱いてきた桜大たち。 神罰、妖…日本昔話のような怪異に遇っても村を愛する気持ちは変わらない。どこかにこんな場所があっても良いよね。

Posted byブクログ