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桜大の不思議の森 の商品レビュー

3.9

45件のお客様レビュー

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2014/04/04

色々なものを信じていた子供の頃の気持ちを思い出す。ほっこりとした懐かしい感じの満足感が得られるお話です。

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2014/02/18

引き続き、香月日輪さん読み倒し週間。 自然と不思議と共存している子どもたちの物語。今回も子供の成長を優しく見守る大人達と悩みつつも素直に優しく育っていく子供達。 でも、今までの作品の中では数十年前の日本では本当にこんな日常があったんじゃないかな。(いや、あってほしいな)と思う物...

引き続き、香月日輪さん読み倒し週間。 自然と不思議と共存している子どもたちの物語。今回も子供の成長を優しく見守る大人達と悩みつつも素直に優しく育っていく子供達。 でも、今までの作品の中では数十年前の日本では本当にこんな日常があったんじゃないかな。(いや、あってほしいな)と思う物語でした。 夏祭りのシーンは自分の子供の頃の思い出とかぶりました。 大げさな怪異ではなく『不思議』というのが好き。

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2013/12/24

表紙を描かれているイラストレーターさんのさやかさんが好きなので購入。 香月日輪初めて読んだ~ちょっと怖いのな。でも児童書ぽくて読みやすかった。サラーッと読めた。ちょっと怖かったけど。 全体的に可愛かったです。

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2013/09/18
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ホラーと言うには可愛い話。 田舎に住む桜大が体験する黒沼村の不思議たち。 四季うつりは正直淡々と小さな不思議を体験する話で盛り上がりに欠けたが、センセイは面白かった。 最後のケンヤの話はほっくりした!

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2013/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

香月日輪が贈る1冊完結の小説です。 舞台は、緑したたる山々と森に優しく抱かれるようにしてある黒沼村。 村の傍にある森はその奥に「禁忌の場所」を抱えていたが、村人は森を愛し、そこにおわす神様を信じて暮らしていた。 街に比べたらなにもない田舎ですがここには日本の原風景を見ることができます。 近代の日本人が忘れてしまった自然への感謝・神様への畏怖、そんな人間なら誰でも身に持っている心の在り方を考えさせてくれる1冊です。 作中での一人の少年の成長に合わせて読み手も成長させてくれる良い読み物だと個人的には思いました。

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2013/07/02

どうも前編として、黒沼、という本があるらしいです。知らずにこちらから読んでしまいましたが、問題なかったです。でも、そっちも読んでみたいな。 香月さんの本に出てくる自然の描写や食べ物の描写は、もうほんとイキイキし過ぎでずるい!食べたくなるー!行きたくなるー! 今回も田舎のよき田園風...

どうも前編として、黒沼、という本があるらしいです。知らずにこちらから読んでしまいましたが、問題なかったです。でも、そっちも読んでみたいな。 香月さんの本に出てくる自然の描写や食べ物の描写は、もうほんとイキイキし過ぎでずるい!食べたくなるー!行きたくなるー! 今回も田舎のよき田園風景と子供達のイキイキした姿が、目に浮かぶほど、美しく描き出されてます。 山にはまだ神霊が息づいていて、子供を守ったり、豊作を招いたり、山に住むモノを守ったりしてる。逆にきけんに陥れるモノもいる。 そんな中で、神霊に少し親しい主人公桜太の体験する、優しい少し怖い不思議に、読者はすっかり飲まれてしまいます。オススメの短編です。

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2013/07/29
  • ネタバレ

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ちかごろ心が疲れてたせいか、泣きそうになりました。 心がきれいになる感じがします。 いいタイミングでいい本に出会えました。

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2013/04/25

フォローさせていただいている方におススメいただいた一冊。 身近に「不思議」が存在している黒沼村で暮らす、桜大(おうた)と弟の桃吾(とうご)の毎日のお話。 描写が古き良き日本の農村なので、舞台は「となりのトトロ」や「虹色ホタル」をイメージしながら読んだ。 お話は「蟲師」日常版と...

フォローさせていただいている方におススメいただいた一冊。 身近に「不思議」が存在している黒沼村で暮らす、桜大(おうた)と弟の桃吾(とうご)の毎日のお話。 描写が古き良き日本の農村なので、舞台は「となりのトトロ」や「虹色ホタル」をイメージしながら読んだ。 お話は「蟲師」日常版という感じ。 神様や妖精を信じる心が、素直に自然に湧く村の在り方がステキです。 あまり信仰心のないわたしでも、神社仏閣などの聖域では清らかな空気を感じ、畏れ敬う心が自然に起こり、頭を下げ手を合わせる。 大きな木や小さな花の中にも、同じものを感じるときもある。 理屈ではないのだなぁ、とつくづく思う。 そんな気持ちは忘れちゃダメだけれど、本当は誰もみな心の奥底には手放さずに持っているんじゃないかな、とも思う。普段は忘れていても、その場になったら自然に湧き上がってくる、そういうものではないのかなーって。 香月さんからすれば、こんな考え方は甘いのでしょうか……。 桜大たちの日常を四季を通して描く「四季うつり」と、黒沼村にいつのまにか住みつき、馴染んでいるセンセイとの交流を描く「センセイ」の2章で構成される本作。 センセイがこれまたステキなおとなです。 先に読んだ「下町不思議町物語」の師匠同様、こどもから見てもおとなから見ても、理想の「こどもの理解者」。 途中でセンセイを訪ねてくる「ソラヤ」は他の作品とリンクしているキャラなのかな。 香月日輪作品はこれからぼちぼち読むつもりなので、どこに出てくるのか楽しみ。 その前に桜大の小さい頃のお話が収録されている「黒沼」を読まなくちゃ!

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2013/04/17

あまり説教臭くなく、自然の大切さをといてくれる一冊。 怖いものについてもちゃんと書いてあるところが好感もてる。柏手を打つとか、そういった対処法がいい!

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2013/04/07

今の日本では失われつつある原風景を描いたような作品。 昔の日本人はきっとこんな風に自然の恵みに感謝し、そこかしこに宿る神様を信じて生きていたんだろうと思う。 中学生の娘はあまり気にいらなかったようで、小さな子供か、ある程度の大人になってからじゃないと理解できない作品でしょう。 そ...

今の日本では失われつつある原風景を描いたような作品。 昔の日本人はきっとこんな風に自然の恵みに感謝し、そこかしこに宿る神様を信じて生きていたんだろうと思う。 中学生の娘はあまり気にいらなかったようで、小さな子供か、ある程度の大人になってからじゃないと理解できない作品でしょう。 そういえば40歳を過ぎたあたりから、若い頃にはあまり興味がなかった日本文化の良さを感じるようになったもんなあ。

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