風の海 迷宮の岸 の商品レビュー
231016*読了 「魔性の子」でおなじみの高里くんが神隠し(とされている)にあっていた頃のエピソード。 泰麒なのに麒麟になれず、折伏できず、もどかしい思いをする彼。景麒との交流のシーンがもっともよい。 景麒は間違いなく好きなタイプのクール男子なのだけど、かわいらしい一面があって...
231016*読了 「魔性の子」でおなじみの高里くんが神隠し(とされている)にあっていた頃のエピソード。 泰麒なのに麒麟になれず、折伏できず、もどかしい思いをする彼。景麒との交流のシーンがもっともよい。 景麒は間違いなく好きなタイプのクール男子なのだけど、かわいらしい一面があってさらに推せる。 王を選ぶときの戸惑い、悩みも、まさかなぁとは思っていたけど、やっぱりそうで、ここは予定調和で安心した。 読み進めるごとに登場人物が好きになっていく。
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十二国記ではそれぞれの国に王を選び支える「麒麟」と「王」が存在する。「王」には目に見えないが「王気」なるものがあり、「麒麟」は天からの啓示によりそれを探し出す。「王気」があろうと、優れた王になるとは限らないという点、王が世襲制ではないという点、麒麟と王が神格で、不老不死であるが運命共同体で「病め」ばともに死す可能性をはらむという点など物語内ルールが明らかになる。 「蝕」と呼ばれる天災の影響で「蓬莱」と呼ばれる現代社会に生を得てしまった「高里」は10年の時を経てあるべき世界へと帰還する。「戴麒」と呼ばれ「女仙」たちによって不自由ない暮らしを送る中で、自身の定めを知りその役割を生きることになる。 異世界転生ものの先駆けかなと思われるストーリー展開。ただ、この世は私たちの見ている世界だけがすべではなく並行するように薄い膜を隔てたところに別の世界が存在して、普段は保たれている境界が歪むときがあるかもしれないと思ってしまう。
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魔性の子と繋がりがとてもある内容。高里(泰麒)が蓬莱で神隠しにあったとき何が起こっていたのかが主な内容になっている。また蓬莱に戻ってしまうわけだけども、なぜなのかはここでは分からなかった。他のエピソードで知ることができるのか、それも楽しみです。
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「魔性の子」から読み始めたことを死ぬほど後悔している。 てか未だに泰麒が自分の癖に刺さりそうで刺さらない。良い子すぎるから?なんかそんな感じなので刺さらない。
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娘とさほど歳の変わらない泰麒が怯えたり泣いたりするたびに胸が痛んだ。前作では語られなかった麒麟という生き物の生態というか在り方は面白く、どのようにして王を選ぶのかが見られて面白かった。 景麒がお兄ちゃんしてたり、最後に出てきただけなのにめちゃくちゃ印象に残る延の主従だったりが楽し...
娘とさほど歳の変わらない泰麒が怯えたり泣いたりするたびに胸が痛んだ。前作では語られなかった麒麟という生き物の生態というか在り方は面白く、どのようにして王を選ぶのかが見られて面白かった。 景麒がお兄ちゃんしてたり、最後に出てきただけなのにめちゃくちゃ印象に残る延の主従だったりが楽しかった。
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泰麒が王を選ぶまでの物語。幼い泰麒が可愛くて、女仙たちの気持ちがすごく分かります!私も泰麒を可愛がりたい…!笑 景麒の優しいところも知ることができて、泰麒と景麒の関わりもすごく好きでした。 泰麒が使令を捕まえるシーンはハラハラしながらも、かっこよかったです!! 夢中で読んでしまう...
泰麒が王を選ぶまでの物語。幼い泰麒が可愛くて、女仙たちの気持ちがすごく分かります!私も泰麒を可愛がりたい…!笑 景麒の優しいところも知ることができて、泰麒と景麒の関わりもすごく好きでした。 泰麒が使令を捕まえるシーンはハラハラしながらも、かっこよかったです!! 夢中で読んでしまう一冊でした。
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「『十二国記』は突拍子もない設定の物語である。」井辻朱美さんの解説の書き出しに激しく同意(笑)でも、無茶苦茶おもしろい!特に最後の方で、魔性の子のあれはこれだったのか!!と成りました。泰麒の使令、強いって書いてはあるけど、魔性の子でのこと思ったら、強いなんてものじゃないじゃないで...
「『十二国記』は突拍子もない設定の物語である。」井辻朱美さんの解説の書き出しに激しく同意(笑)でも、無茶苦茶おもしろい!特に最後の方で、魔性の子のあれはこれだったのか!!と成りました。泰麒の使令、強いって書いてはあるけど、魔性の子でのこと思ったら、強いなんてものじゃないじゃないですか、、、それにしても、女の人にも男の人にもたくさんの大人たちに愛される泰麒、彼の居場所は蓬莱ではなく、間違いなくここだよね。
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読みふけりすぎて前作から一日で読みました笑 泰麒が可愛すぎて養いたかった。 景麒の不器用ながらも年上(先輩)として、素直な泰麒と関わる中で、柔らかくなっていくのも良かった。 かと思えば、妖魔とのハラハラするシーンがあったりと、読んでいて飽きない1冊でした!!
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昔アニメを見てたので話し自体は分かってました。 女仙がキャッキャしてて可愛いなと思いました。 私も泰麒を可愛がりたい…! 下国したら汕子が泰麒を大人扱いして一緒に寝てくれないのがこっちまでシュンとしてしまいました。
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「十二国記シリーズに読むべき順番はなくどれから読んでも大丈夫だしおもしろい」と目黒考二さんがどこかで書いていたのを読んだ記憶があるのだが、本書ばかりはプロローグを読み始めた途端に(あの話だ!)思わずガッツポーズ。本編はまったく別の時間から語られる話でそれがまたよくできてる。可愛ら...
「十二国記シリーズに読むべき順番はなくどれから読んでも大丈夫だしおもしろい」と目黒考二さんがどこかで書いていたのを読んだ記憶があるのだが、本書ばかりはプロローグを読み始めた途端に(あの話だ!)思わずガッツポーズ。本編はまったく別の時間から語られる話でそれがまたよくできてる。可愛らしく人懐っこい泰麒は蓉可をはじめとする女仙達をひと目で虜にしてしまうだけでなくいつも気難しい兄麒麟と仲良くなったり、とんでもない“力”を持つものまで味方にしてしまうまさに魔性の子!順不同で4冊目が終わったところだが、まだまだ新しい話を続けて読めるのは周回遅れで読み始めたものの特権。
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