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よろこびの歌 の商品レビュー

3.9

119件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2026/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青春は私にとって「他人」であった。それを聞いても、無縁だとは思うけれど、虚しさも侘しさもない。そんな私でも青春を感じる手段があるとすれば、「読書」だと思う。こんな可能性が私にもあったのかもしれない。この本はなぜ手元にあるのか、まったく思い出せない。ずっと殺伐とした私の本棚ではそのキラキラ輝くタイトルが異彩を放っていて、私の読む気を失わせていた。読んでわかった。まさしく青春の本だった。合唱を通じて成長する女子高生たちの物語だった。嫌味なく、心に沁みる。青春は私にとって「隣人」くらいにはなったのかもしれない。

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2026/01/30

第一志望だった音大附属高に落ちた、バイオリニストの娘・玲。 周囲のクラスメイトとも馴染めないまま高二に進級し、うっすらと孤立している中で、合唱祭の指揮者をやることに。 それぞれのクラスメイトの視点から描かれる連作短編で、合唱祭から年度末(高三生の卒業を祝う会)までの日々が語られ...

第一志望だった音大附属高に落ちた、バイオリニストの娘・玲。 周囲のクラスメイトとも馴染めないまま高二に進級し、うっすらと孤立している中で、合唱祭の指揮者をやることに。 それぞれのクラスメイトの視点から描かれる連作短編で、合唱祭から年度末(高三生の卒業を祝う会)までの日々が語られます。 ラストシーンに向けて玲の考え方・生き方がガラッと変わってゆく場面は、彼女の「強さ」と、クラスメイト一人ひとりの魅力が伝わる素敵な文章でした。

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2026/01/06

高校生時代のなんとなくあった苛立ち、楽しさ、まさに青春を思い出させてくれる一作。(女子中心) 合唱、合奏、そういったものに関わったことがある人ならより一層楽しめるかもしれない。 ひとりずつの短編でラストにまた先頭の子に戻る形式で、少しずつリンクしているのも読みやすい。 読了感...

高校生時代のなんとなくあった苛立ち、楽しさ、まさに青春を思い出させてくれる一作。(女子中心) 合唱、合奏、そういったものに関わったことがある人ならより一層楽しめるかもしれない。 ひとりずつの短編でラストにまた先頭の子に戻る形式で、少しずつリンクしているのも読みやすい。 読了感が非常に良いので、ぜひ晴れた日に読み終わりたい。

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2025/11/13

とある女子校に通う少女たちの群像劇。 本書に登場する生徒たちは、みな一様に屈託したところを持っている。 音楽家の母の下に育った主人公は音楽科のある学校への受験に失敗し、普通科の本校に進学して音楽の夢に蓋をして過ごしている。他のある生徒は家庭環境から自分の夢を我慢して、ある生徒は怪...

とある女子校に通う少女たちの群像劇。 本書に登場する生徒たちは、みな一様に屈託したところを持っている。 音楽家の母の下に育った主人公は音楽科のある学校への受験に失敗し、普通科の本校に進学して音楽の夢に蓋をして過ごしている。他のある生徒は家庭環境から自分の夢を我慢して、ある生徒は怪我で熱中していたスポーツを断念し、ある生徒は他の人には無い・ありがたくも無い能力を隠して…… 彼女らは、そんな自分の挫折や悩みを内に隠し、「他の人はいいな、楽しそうに学生生活を送れて」と心のどこかで思いながらも、それを誰かに打ち明けるでもなく、白けたまま、あるいは表面上は上手くやりながら過ごしている。 秋になり合唱コンクールに向けて、ふとした事から主人公が指揮者の任を担うことになる。 さて、それで合唱コンクールに向けてクラスが一丸となって………とはならない。 お互い打ち解けているようで打ち解けていないこのクラスで、いきなり合唱が上手くいくはずもないのである。 ところが、この合唱コンクールは予想しない余波を生んでいく……… はっきり言って、こんな風にあらすじを書いてみただけでは個性的とは言えない作品だ。 でも紙面から伝わってくる、この生き生きとした感動は何なのか。 歌がきっかけになり、他人とのつながりを生み、少しずつ心を解きほぐしていく過程を描く行間に、歌が緩やかに、まるで光の粒を纏ったかのように流れ、心の温かい部分が滲み出てくるような… あんなに薄暗い情景でスタートしたこの作品を、最後のシーンではそれはもう輝かんばかりの若さを漲らせた少女たちが、さあやるぞと充実の表情で前を向いている姿を、自然に、ありありと目の前にイメージしながら読み終えることが出来た。 一人、また一人と前を向いていくたびに、心が洗われるような、そんな一冊だった。 確かに、合唱って楽しかったよなあ…。 でもそれはあの歳で、同じ学年のみんなでやったから、あれだけ一体になれたのかもな。

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2025/09/17

私も御木本さんの歌が聴きたいです 合唱したくなる〜と思って、麗しのマドンナYouTubeで聞いたら、めちゃくちゃ難しそうでびっくりした。マラソン大会の応援でこれ歌ったの?!すごくね?! あと、ザ・ハイロウズも聞いた。いい歌詞だった。あのねのねの||(ひと)はどこにもなくて聞けなか...

私も御木本さんの歌が聴きたいです 合唱したくなる〜と思って、麗しのマドンナYouTubeで聞いたら、めちゃくちゃ難しそうでびっくりした。マラソン大会の応援でこれ歌ったの?!すごくね?! あと、ザ・ハイロウズも聞いた。いい歌詞だった。あのねのねの||(ひと)はどこにもなくて聞けなかったので残念。 音楽って、いいよなあ。思春期に些細なこと(当事者にとっては重大事項)でもう全て無意味な気がするのも、わかる。人生無意味に思えるよね、でも、20代後半を生きる私にはわかるけど、続けるとめっちゃ楽しい

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2025/09/17

青春を感じた作品。改めて学校っていろんな家庭環境・思想・嗜好を持った人と同じ教室で勉強する特殊な環境であることを思い出した。 高校を舞台にしてるから、それぞれ何かしらの理由があってその教室に集まってる訳で、一人一人違うのに一つのことに向かってく様が面白かった。

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2025/06/27

読み損なっていた一冊 ようやく読めた 高校時代の、自分の居場所があるようなないような、ちいさなプライドや、意味のない苛立ちなさや、僻み、妬み、いろんな感情に蓋をして、フツーに笑ってそこにいることに心を砕いていたなぁと思い出す。 ただ、それが嫌な思い出という訳ではなく、やっぱり愛し...

読み損なっていた一冊 ようやく読めた 高校時代の、自分の居場所があるようなないような、ちいさなプライドや、意味のない苛立ちなさや、僻み、妬み、いろんな感情に蓋をして、フツーに笑ってそこにいることに心を砕いていたなぁと思い出す。 ただ、それが嫌な思い出という訳ではなく、やっぱり愛しい日々だったのだ。 行間からよろこびの歌が聴こえるような本

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2025/05/08

女子高生が何を思って生きているのか、わからない。 でも。この小説には納得力がある。きっとこんな感じなんだろうと。 もちろん、これがすべてではない。ないけれど、笑顔の裏で、それぞれがそれぞれの、その時特有の、悩みをかかえている。悩みに、大小はない。 ばらばらだったクラスメイトがひと...

女子高生が何を思って生きているのか、わからない。 でも。この小説には納得力がある。きっとこんな感じなんだろうと。 もちろん、これがすべてではない。ないけれど、笑顔の裏で、それぞれがそれぞれの、その時特有の、悩みをかかえている。悩みに、大小はない。 ばらばらだったクラスメイトがひとつになる。合唱をきっかけに。いかにもって感じで描かれていないのがよい。さらりとした肌ざわり。 あらためて、合唱はよいなぁと思った。

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2025/02/24

続編から読んでしまうという痛恨のミスを犯してしまい、慌ててこちらも読了。 最終目標として合唱があるけど、内容としては登場人物達が、それぞれ抱えた葛藤や停滞を乗り越えていく物語。多分みんな、この年齢くらいに近いものを抱えいたのではないかと思う。そのせいか別段大きなトラブルがあるわ...

続編から読んでしまうという痛恨のミスを犯してしまい、慌ててこちらも読了。 最終目標として合唱があるけど、内容としては登場人物達が、それぞれ抱えた葛藤や停滞を乗り越えていく物語。多分みんな、この年齢くらいに近いものを抱えいたのではないかと思う。そのせいか別段大きなトラブルがあるわけではないのに登場人物達に共感するし、ジワジワっと心に沁みてきます。 登場人物達と同じくらいの年齢の時に読みたかったなぁと思いますし、そういう年齢層の人に是非読んでほしい小説です。

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2025/01/14

この「よろこびの歌」は6人の語り手が繋いでいく7つの物語です。その中で1番中心となった人物が御木本玲です。玲は有名なヴァイオリニストの娘で音大附属高校を受験しますが失敗してしまいます。そんな中、入学したのは数年前に出来たばかりの普通科の女子高。玲は挫折感から同級生たちとの関わり...

この「よろこびの歌」は6人の語り手が繋いでいく7つの物語です。その中で1番中心となった人物が御木本玲です。玲は有名なヴァイオリニストの娘で音大附属高校を受験しますが失敗してしまいます。そんな中、入学したのは数年前に出来たばかりの普通科の女子高。玲は挫折感から同級生たちとの関わりを拒んできました。ですが合唱コンクールをきっかけに心を通わせていきます。 音楽は正直難しくて好きにはなれなかったのですがこの本を読んで音楽は楽しむためにあって人との心を通わせることで楽しくなるということに気が付きました。そして、来年の合唱コンクールがとても楽しみになりました︎^_^

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