ソウル・コレクター(下) の商品レビュー
2013.3.31読了。 あらゆるデータを集め、売る会社から個人情報が悪用され、犯人がしたてられていることが判明。犯人はライム達もデータを改ざんし、色々操作の邪魔をするが、アメリアが家を訪ねてきて、捕まる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回は意外性に少しかけたかな。 いつもは、まさかその人がっ!!てなることが多いんだけど、今回はノーマーク過ぎて誰だっけって思い出すのに時間がかかった。 ライムが先を読まれて仲間を失うのは駆け引きの緊張感があって面白かったけど。 アメリアが危険な目に遭うのは定番だけど、今回はそこまでヤバい感じがしなかった。 全体的に面白かったけど、前作のウォッチメイカーの方が個人的には好きかな。
Posted by
いつもゆっくり通院の車中で読むだけにしているのだけれど、今回は通院から帰っても気になって結局夜と朝で読んでしまった。 最後までドキドキ、ハラハラ ネット犯罪など増えてきている昨今 データが盗まれたなど被害も出ている現在 これを読んでいると空恐ろしくなる。 実際個人データ―...
いつもゆっくり通院の車中で読むだけにしているのだけれど、今回は通院から帰っても気になって結局夜と朝で読んでしまった。 最後までドキドキ、ハラハラ ネット犯罪など増えてきている昨今 データが盗まれたなど被害も出ている現在 これを読んでいると空恐ろしくなる。 実際個人データ―なんて簡単に盗まれてしまう時代だものね。 それにしても面白かったわ~ 児玉清さん推薦の本を少しずつ読み始めたんだけど、著者とのインタビューを読んで、改めてもういないんだなぁと思ったら切なくなってしまった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やっと文庫になったしと思って読み始めてみたものの…なんかこれまでのリンカーン・ライムシリーズと違う気がしてならなかった。何が違うのか色々考えてみたら、まずはグリッド捜査や科学捜査のシーンが少ない気がする。そこが醍醐味なのになんだか残念。その分なんだが潜入捜査やアリバイとかを推してきて、なんだかキャサリン・ダンスの影響か?とか思ったりもした。ただプラスキーの活躍は個人的には嬉しい。あと物足りないのはなんといってもいつものどんでん返しがない。なんとなく最後まで予定調和というか…いつもは数カ所で思う、やられた!とのが一度もなく、なるほどなるほどと思っているうちに読み終わってしまった。最初に出てくるロンドン市警を巻き込んだ事件が絶対にどこかで絡んでくるんだろうと思っていたら、最後の最後まで絡んでこずがっかり。しかもそこでウォッチメーカーなのかって思ってしまう。新作に出てくるらしいのでその布石なのかもしれないが。最後の最期に伏線を全部回収していくのがこのシリーズの醍醐味な気がしたのに、次回への布石で終わるとは少し残念。 ただ次回作への楽しみが1つ。サックスはどんな新車を買うのか(笑) ストーリー自体は全てを知る男という情報化社会の産物のような犯人の話だが、文庫になってしまう間に話題としてもはや古いものになってしまったように思う。出た頃に読んでいればまた違ったのかもしれないが、今では少し違うよなと思ってします。 そういう意味でも新作は文庫になるのを待つか、すぐ買うか悩むところです。
Posted by
今回の敵は、いつもの緻密系な敵と少し毛色が異なり、それはそれでなかなかだった。最後の方は、ちょっとお間抜けでもあったけど。一介の犯人があんなにデータ改竄出来たのは、やや納得いかないところもあったけれども、相変わらずのジェットコースターっぷりで楽しめました。
Posted by
現在社会においてはあらゆるところで個人の行動ログが取得されている。それを一箇所に集約することができて、そのようなデータを有効活用して、自分に最適な情報がレコメンドされるのなら良いのだが、今回の話のように改竄され、本当はおこなっていない行動を裏付けられたとしたら… あり得るようで...
現在社会においてはあらゆるところで個人の行動ログが取得されている。それを一箇所に集約することができて、そのようなデータを有効活用して、自分に最適な情報がレコメンドされるのなら良いのだが、今回の話のように改竄され、本当はおこなっていない行動を裏付けられたとしたら… あり得るようで怖い。 事件解決に向け、ライム、アメリア、新人プラスキー、セリットーといったおなじみのメンバーが尽力する。 ライムのいとこ迄登場し、ライムの過去を振り返るシーンも面白い。 相変わらずのジェットコースター的な展開であっという間に読了。 (出張中に読み終わればと思いつつ、下巻は往路のみで読了) 著者は本当にいろんな事を詳しく調査されているのに感心させられます。(上から目線過ぎですが)
Posted by
下巻に入っても犯人の恐ろしさは増すばかりで、ギリギリまで犯人が突き止められない。情報を改竄できる犯人は強すぎる!最後のドンデン返しは流石。ディーヴァーは安定感あって外さない作家だと、再認識。
Posted by
ライムの従弟が、逮捕された。 周到に用意された証拠に、かえって違和感を覚えるライム。 「クリミナルマインド」で「インターネットは人類が作り出した人智を超えたもの」っていってたけど、まさにそれなんだよね。 でもって、ネットに熟知しているってことは各種の記録を改竄できるって...
ライムの従弟が、逮捕された。 周到に用意された証拠に、かえって違和感を覚えるライム。 「クリミナルマインド」で「インターネットは人類が作り出した人智を超えたもの」っていってたけど、まさにそれなんだよね。 でもって、ネットに熟知しているってことは各種の記録を改竄できるってことで。 これが怖い。こわすぎる。 も、手も足もでないじゃないかって状況から、まぁ、ライムなので無理矢理解決をこじあけていく。 安定の面白さです。 にしても、やっぱ「ボーンコレクター」は、白人の俳優で作り直すべきだよね。いや、デンゼンワシントンは最高によかったんだけどね、どーしてもあれがちらつくとぶれる。今回のようにライムのバックボーンがかかわってくると余計にぶれる。 それがしんどいです。 うん、せめてテレビシリーズにしてっていう案はないんですかねぇ。 にしても、<感覚>っていう感性は、すごいなと思うのである。
Posted by
リンカーン・ライムシリーズには被害者に選ばれた人物の描写が続き、犯人が詰め寄り、そこで優秀なチーム・リンカーンの横槍が!という気持ちよいパターンがあるんだけれど、今回の犯人はかなり最後のぎりぎりにいたるまで常に優位に物事を運んでいる雰囲気があって、ぞっとする瞬間が延々と続いた。お...
リンカーン・ライムシリーズには被害者に選ばれた人物の描写が続き、犯人が詰め寄り、そこで優秀なチーム・リンカーンの横槍が!という気持ちよいパターンがあるんだけれど、今回の犯人はかなり最後のぎりぎりにいたるまで常に優位に物事を運んでいる雰囲気があって、ぞっとする瞬間が延々と続いた。おかげで読むのがやめられなかった。ああこんなに急いで読んじゃダメ、もっとゆっくり立ち止まって、と思ってもスピードを落とせずひっぱられるこの感覚。堪能したわあ。
Posted by
スケールのでかい史上最大の犯罪に仕上がったようだ。コンピューターやネットを駆使した恐ろしい社会だ。知らないうちに個人情報が改竄されて、多重債務者や犯罪者に仕立てられている。想像しただけで背筋がぞっとする。
Posted by