犬とハモニカ の商品レビュー
すてきな余韻ただよう短編集! 日常のちょっとした瞬間の、覚えていないようなエピソードにもかけがえのないキラキラしたものがひそんでいて、江國さんはそれらをすうっとキレイにすくいとって見せてくれる。 思い出してもうっとりしちゃうような、どれも大好きなエピソードばかりだね。ラストのがい...
すてきな余韻ただよう短編集! 日常のちょっとした瞬間の、覚えていないようなエピソードにもかけがえのないキラキラしたものがひそんでいて、江國さんはそれらをすうっとキレイにすくいとって見せてくれる。 思い出してもうっとりしちゃうような、どれも大好きなエピソードばかりだね。ラストのがいちばん好きかなー、でも表題作も源氏物語もよかった!
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江國版源氏物語の「夕顔」はイマイチ。シュールで不条理な話なのだから文体が軽すぎる。ゲイのカップルの休暇旅行を描いた「アレンテージョ」はよかった。パートナーへの嫉妬の感情をめぐる心理描写は平凡だけど、それ以外の描写は紀行文風で雰囲気を楽しむことができた。
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〜短篇集〜 犬とハモニカ(第38回川端康成文学賞受賞作) 寝室 おそ夏のゆうぐれ ピクニック 夕顔 アレンテージョ 『短編小説を書くことは、いつも旅に似ています。』
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江國香織の細部まで作り込まれた短編を、 味わうことができました。 時間で言ったらほんの一瞬のことも、 彼女の手に掛かるとこんな小説に生まれ変わること、 やっぱりすごいと思います。
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短編集 「寝室」が読みたかった。男には家庭があって、でもとても愛する恋人がいて、でもあっさりと女に別れを告げられる。「あなたには、悪意というものがないのね」。 だから続けられなかったんだろうな。家庭に対する罪悪感なしにただただ恋を楽しむ男に、寂しくなっちゃったんだろうな。 「夕...
短編集 「寝室」が読みたかった。男には家庭があって、でもとても愛する恋人がいて、でもあっさりと女に別れを告げられる。「あなたには、悪意というものがないのね」。 だから続けられなかったんだろうな。家庭に対する罪悪感なしにただただ恋を楽しむ男に、寂しくなっちゃったんだろうな。 「夕顔」もよかった。源氏物語の現代版?そうそう、こういう男っていつの時代にもいるのよねって。そんな男に愛され続けるにはやっぱりこんな風に一番いい時に去るのが一番なのねって。
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初江國。 恋愛モノ自体それほど得意じゃないが、 まあ、読めた。 文体からでる雰囲気が軽やかで柔らかい。 場面の抽出センスが知的。
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ひさしぶりに読んだ江國香織作品。 この人の描く恋愛って、本当に“狂気”だなと思う。 そして、冷静に自分を観察する視点も持ち合わせていて、その冷たさにゾッとさせられる。 あと、とにかく無駄のない文章で、ここまでスリムな文章を書ける作家ってそういないなぁと改めて思った。
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犬とハモニカ 寝室 おそ夏のゆうぐれ ピクニック 夕顔 アレンテージョ 表題作が川端康成文学賞受賞作 空港で行き交う人々の人生ドラマが少しずつだけど垣間見られる。短編であるけど想像力が発揮され秀作と思う。 ほかの作品も著者独特の雰囲気(上品?)がかもしだされていた。庶民には遠...
犬とハモニカ 寝室 おそ夏のゆうぐれ ピクニック 夕顔 アレンテージョ 表題作が川端康成文学賞受賞作 空港で行き交う人々の人生ドラマが少しずつだけど垣間見られる。短編であるけど想像力が発揮され秀作と思う。 ほかの作品も著者独特の雰囲気(上品?)がかもしだされていた。庶民には遠い距離感が感じられ、それはこの人の作品ではよくあること。 「アレンテージョ」が一度読んだはずであるがすっかり忘れているのにはがっかり。哀しいかな記憶に残らないのだ。
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おそ夏のゆうぐれ 夕顔 この2作が私は良かったかな もっともっと年や経験を重ねれば 理解や共感を深められるんかなぁ・・・
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きらきらひかるとかホリー・ガーデンは好きだったんだけど、これはも一つだった。本の世界に入れないけど、夕顔はよかった。
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