ぼおるぺん古事記(2) の商品レビュー
118冊目『ぼおるぺん 古事記 二 地の巻』(こうの史代 著、2012年9月、平凡社) 大国主神を主人公に、因幡の白兎から出雲建国、そして国譲りまでが描かれる。 非力だがお人好し、そして何故か女にモテるという大国主のキャラクターは非常に現代的。今の少年漫画やラノベなどに通じるとこ...
118冊目『ぼおるぺん 古事記 二 地の巻』(こうの史代 著、2012年9月、平凡社) 大国主神を主人公に、因幡の白兎から出雲建国、そして国譲りまでが描かれる。 非力だがお人好し、そして何故か女にモテるという大国主のキャラクターは非常に現代的。今の少年漫画やラノベなどに通じるところがある様な気がする。 ウサギやネズミ、鳥などの小動物がたくさん出てきてとても可愛らしいのも特徴の一つ。日本のキャラクタービジネスの源流は『古事記』にあり? 〈故 汝が心 奈何にぞ〉
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本巻は、オオクニヌシの物語。出雲に繁栄して、去っていくまで。出雲大社の当時の姿、見てみたいですね。本巻も良くできてました。
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このシリーズのいいところは、徐々に私たち人間に近づいていくところだと思います。 そんな2巻は大国主命の活躍がメイン。 この国取りは出雲が大和朝廷に侵略されていく様を描いたと言われていますが、天つ神の方々が豊かな国を横取りする侵略者な感じが非常によく出ていました。
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この巻はオオクニヌシが主役。しかし、結末は周知のとおりアマテラスを始めとした高天原の神々から国譲りとして伝わる統治権の剥奪だ。オオクニヌシの母は、元を辿ればスサノオに繋がる。しかし、スサノオの娘・スセリビメとの略奪婚から、兄弟神を追い払って出雲国を統治するまでの流れは、ヤマト政権...
この巻はオオクニヌシが主役。しかし、結末は周知のとおりアマテラスを始めとした高天原の神々から国譲りとして伝わる統治権の剥奪だ。オオクニヌシの母は、元を辿ればスサノオに繋がる。しかし、スサノオの娘・スセリビメとの略奪婚から、兄弟神を追い払って出雲国を統治するまでの流れは、ヤマト政権とは違う民族を思わせる。普通のマンガのように登場人物の吹き出しがなく、古事記読み下し文のみを記す描き方は、ミュージカルを観ているような心地よい流れを感じる。
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第二巻の主役は大国主命。兄弟の骨肉の争いや、娘を嫁に出したくない父親との軋轢など、揉め事というのは基本的に昔から変わらないものなのであった。
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2巻ではオオクニヌシがメインとなる。 動物と女の人にモテるオオクニヌシ、 とても魅力的に描かれています。 動物たちの描写もめちゃくちゃ可愛い。
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そうか、こんな感じで展開していくんだ。それにしても、系図がいったん始まるや、怒涛の登場ラッシュ。もちろん全部を諳んじるなんて無理だけど、それにしても萎える。そもそも、遍く読ませることを想定してものではない(?)から仕方ないのか。絵のおかげでとっつきやすいのは相変わらずで、ほんとグ...
そうか、こんな感じで展開していくんだ。それにしても、系図がいったん始まるや、怒涛の登場ラッシュ。もちろん全部を諳んじるなんて無理だけど、それにしても萎える。そもそも、遍く読ませることを想定してものではない(?)から仕方ないのか。絵のおかげでとっつきやすいのは相変わらずで、ほんとグッドジョブって感じです。
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いろんな登場人物というか登場神様がいきいきと描かれて、古事記に新しい生命を吹き込んだと言って過言でない。スセリビメなんか「なるほど、こういう感じの娘なのね」と納得させられてしまう。オオクニヌシを蘇らせるのが、色っぽいナース2人組だなんてのもおもしろい(貝の神様であるところも踏まえ...
いろんな登場人物というか登場神様がいきいきと描かれて、古事記に新しい生命を吹き込んだと言って過言でない。スセリビメなんか「なるほど、こういう感じの娘なのね」と納得させられてしまう。オオクニヌシを蘇らせるのが、色っぽいナース2人組だなんてのもおもしろい(貝の神様であるところも踏まえている?)。 原典はさっぱりした書き振りで、隙間が多いとも言える。そこを作者なりの解釈で情景や登場人物の感情を埋めていっているわけだが、絵による描写でそれができるので冗長にならない。原典のシンプルさゆえの力強さを失っていないのはマンガの強みだろう。 スサノオとスセリビメの家にクシナダヒメの写真が飾ってあるとか細かい書き込みにも注目。
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こうの史代が愛らしい絵柄で描く古事記。原文のままで、絵と解説を見ながら読めるので、わかりやすくて面白い。。八百万の神がみを、名前にちなんで描き分けてるのがすごい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
だんだん知らないお話もあって、ちょっと難しいのだけれど それでも古文の響きは綺麗だし 小学生時代だったら暗記できてしまったのではないだろうか。。。
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