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やし酒飲み の商品レビュー

3.6

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

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  3. 3つ

    15

  4. 2つ

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2013/02/02

とても変な物語。でもズルズルと引き込まれて最後まで読んでしまう感じ。ぜひ皆に読んでもらって感想聞きたい!

Posted byブクログ

2013/01/17

友達に勧められて読みました! お酒飲みたさにここまでできるか?私はできません! 深く考えず、さらっと読むととても面白いです! 八百万の神とか、どこか日本と似ています。

Posted byブクログ

2012/12/29

人間の想像力は無限に拡がっていくのだということが、このような著作を読むと肯ける。このように想像力が、文学や音楽や絵画など芸術に昇華されると良いのだが、想像が妄想に転化すると往々にして悲劇が生まれる。

Posted byブクログ

2012/12/17

ラブレーの『ガルガンチュア物語』的な、あるいはサドの『新ジュスチーヌ』のエロ抜き版的な。 個人的にはあまり好きな感じではない。 しかし訳者と多和田葉子氏の解説を読んで「そういう読み方をすればよかったのか」と思い至って少し見直したので、星3つな感じで。 とはいえ文庫化はめでたい...

ラブレーの『ガルガンチュア物語』的な、あるいはサドの『新ジュスチーヌ』のエロ抜き版的な。 個人的にはあまり好きな感じではない。 しかし訳者と多和田葉子氏の解説を読んで「そういう読み方をすればよかったのか」と思い至って少し見直したので、星3つな感じで。 とはいえ文庫化はめでたい!

Posted byブクログ

2012/11/28

盛りだくさんでした。薄いのに。人だけど神さま?な主人公のはちゃめちゃな旅はやし酒作りを捜していたはずやのに、宇宙規模になっていったりして、面白かった。しかし、この妻になったひとの魅力がいまいち分からん。

Posted byブクログ

2012/11/16

純粋に「面白い!」と叫べる作品だ。 いわゆる幻想小説の類で、とにかくわけのわからないモノ・出来事ばかりだ。ただ、その幻想具合が図抜けている。魑魅魍魎が跋扈する密林の奥の世界は、妄想を超えた「現実的な」幻想の世界なのだ。「赤い」国(政治的なカラーじゃなくて、ただ純粋に「赤い」国で...

純粋に「面白い!」と叫べる作品だ。 いわゆる幻想小説の類で、とにかくわけのわからないモノ・出来事ばかりだ。ただ、その幻想具合が図抜けている。魑魅魍魎が跋扈する密林の奥の世界は、妄想を超えた「現実的な」幻想の世界なのだ。「赤い」国(政治的なカラーじゃなくて、ただ純粋に「赤い」国です)、白くてのっぺりした大樹(?)、「完全な紳士」などなどが登場する世界。想像がぐんぐんふくらんで、面白い。 すっとぼけた文体も魅力的だ。これは作者および翻訳者の意図したところで、決してタイプミスでも誤訳でもない。この文体のおかげで、予定調和的で、とぼけていて、わけのわからない話にもかかわらず、違和感なく受け入れられる。わけのわからない世界ならば、わけのわからないコトでも「現実的」に思えてしまうのである。 ナンセンスな作風は落語に通じるところがあると思った。「混血の町」の裁判は、さながら大岡裁きモノだ。立川談笑師匠が『三方一両損』を「やし酒」バージョンに改作して演じやしないか、と勝手に妄想してしまった。

Posted byブクログ

2012/11/17

ガルシアマルケスやリョサのようなタイプの小説を期待していたので、 数ページを読んで拍子抜けを食らいました。 なにしろ文章が拙いし、展開も妙ちくりんです。 酔っぱらったルイスキャロル、そんな印象を受け、 正直なところ、読んでいて何度か失敗したかなと思いました。 拙くも荒々しい文章...

ガルシアマルケスやリョサのようなタイプの小説を期待していたので、 数ページを読んで拍子抜けを食らいました。 なにしろ文章が拙いし、展開も妙ちくりんです。 酔っぱらったルイスキャロル、そんな印象を受け、 正直なところ、読んでいて何度か失敗したかなと思いました。 拙くも荒々しい文章を訳す際に、 大事なものまで抜けちゃったんじゃないの、 と疑りもしました。 しかし、途中で投げ出そうかなと思い、 それならいっそと手を付けた訳者土屋哲氏の解説、 『チュツオーラとアフリカ神話の世界』を読み、 印象が大きく変わりました。 アフリカ文学の流れ、表現の裏にある背景までを、 丁寧に日本人に伝える30ページほどの文章により、 足りなかった部分はフォローされ、 魅力ある部分は一層魅力的に見えてきます。 最終的に、なるほどこういう小説もありだなぁと思い、 満足しながら本を閉じることとなりました。

Posted byブクログ