臨床犯罪学者・火村英生の推理(Ⅰ) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「密室の巨匠」と呼ばれる推理小説作家がクリスマスの夜に殺害された。 殺害現場は密室。 どうやって密室を作ったのか?殺害方法は? そして、犯人は誰で殺害理由は何なのか? 庭で見かけた不審な人物は何者で、犯人なのか? 臨床犯罪学者・火村英生と推理作家の有栖川が真相に迫る。 作者と同じ名前の作家が主人公の1人として登場するので、 読むまではバーンと登場して、スパーンと解決でもするのかと思ったら 別人格だとあとがきに・・・。 ”あんた、思惑通りに勘違いしちゃいけないよ”と言われたようで 思わず笑ってしまった。 火村&アリスのコンビのデビュー作のため、二人の出会いのエピソードがあった。 時々見せるらしい火村の不器用な面がくすぐったい。 彼がちょっと好きだ。 次のシリーズを読めば、もっと好きになるのだろうか? 事件が起きるまで結構かかるし、さらに解決するまでも長い。 これはシリーズ最初の巻だからなのか、それとも通常通りなのかはわからないが 普段、ライトなノベルを読んでいるからなのか途中で挫折しそうになってしまった。 でも、不思議なことに読み終えると次も読みたいなと思った。 名探偵がじっと観察し、切れ味鋭くスパッと解決ではなく 火村とアリスが二人で意見を言い合いながら解決していく。 二人で話し合い真相を探るなかで、ちょっぴりドジを踏んだりと 人間臭さが織り込まれているところが馴染みやすくしてくれているのかも。
Posted by
たまたま本屋をフラっとしてて、表紙に惹かれて手に取ってみただけやけど、買って良かったー! 動機はまさかの!でしたが、面白かったー! 火村センセとアリスの関係もすきだったし、続きもぜひ読みたいなあと思ったです!
Posted by
有栖川有栖を読むのは初めてかもしれない。わざわざビーンズ文庫にしてくれてありがとう^^火村&有栖川コンビは仲良しサンで微笑ましいなwでもアリスって推理作家の癖に探偵役じゃないのね。いわゆる密室殺人の本格ミステリーでしたがトリックよりも“動機”の方に驚いたなぁ。次は『ロシア紅茶の謎...
有栖川有栖を読むのは初めてかもしれない。わざわざビーンズ文庫にしてくれてありがとう^^火村&有栖川コンビは仲良しサンで微笑ましいなwでもアリスって推理作家の癖に探偵役じゃないのね。いわゆる密室殺人の本格ミステリーでしたがトリックよりも“動機”の方に驚いたなぁ。次は『ロシア紅茶の謎』『ダリの繭』と控えていて楽しみです。このシリーズどこまであるのだろ?
Posted by
ごく普通の王道推理小説でした。 ただ、寄り道も無く、しっかり伏線も回収し、読みやすく、文句は無いですが、 もう少し登場人物の心理描画や怪しい行動など、推理を撹乱する寄り道があっても良かったと思います。
Posted by
講談社文庫版を持っていたのですが、表紙を見て即決(笑) 読んだはずなのに、結末が思い出せず、作家先生と一緒にウンウン考えながら読みました。 ホントに、謎解きは古くならないですね。
Posted by
有栖川有栖さんの作品は気になっていたのですが、何から読んだらいいのかわからず今まで未読でした。たまたま本書を見つけ、読んでみました。面白かったです。 殺人事件が起こってからは、ぐいぐい引き込まれました。 また、事件の動機が、“そうきたか!”という感じでした。 本作は1992年3...
有栖川有栖さんの作品は気になっていたのですが、何から読んだらいいのかわからず今まで未読でした。たまたま本書を見つけ、読んでみました。面白かったです。 殺人事件が起こってからは、ぐいぐい引き込まれました。 また、事件の動機が、“そうきたか!”という感じでした。 本作は1992年3月に講談社ノベルズ、1995年3月に講談社文庫から『46番目の密室』として刊行された作品ですが(約20年前作品ですね)、内容に古さは全く感じられませんでした(会話中にソ連という言葉が出てきたりもしましたが…)。 本作は火村&アリスシリーズのデビュー作。このシリーズの続作も読んでみたいです。 しかし、なぜ角川ビーンズ文庫から再出版されたのか、謎です。キャラクター絵があるので、私としては喜ばしいことですが…。(イラストでは火村&アリスが格好いい^_^)
Posted by
個人的に殺人のトリックよりも殺人にいたるまでの犯人や周りの人たちの心情を知りたいのであまりトリックにエンタメを追求しすぎる話は好きではないです 殺人なんてそうそう犯されては嫌なので、何かよっぽどの絶望や葛藤が欲しい トリックなんて考えて殺人犯してほしくない のでトリック重視傾向の...
個人的に殺人のトリックよりも殺人にいたるまでの犯人や周りの人たちの心情を知りたいのであまりトリックにエンタメを追求しすぎる話は好きではないです 殺人なんてそうそう犯されては嫌なので、何かよっぽどの絶望や葛藤が欲しい トリックなんて考えて殺人犯してほしくない のでトリック重視傾向のこの話は最初好きではなかったのだが後半から一気に人間関係に興味がわき、あっという間に読み終わりました。 事件が解決したあと、なんともいえない絶望や空虚感を残された人に感じて欲しい…殺人はそれほど「よっぽどのこと」だとおもいます でもこの探偵さんは人気がでるのわかります 助手の方とのやりとりがとても温かくかわいらしい お互いの信頼が手に取るように感じられて好きです
Posted by
同作家の作品はずっと読みたいと思っていたものの作品数が多く、ずっとどれから手を出せばよいのやら状態でした。 なので今回はビーンズから出版されるとのことでうれしく思います。 最近はライトミステリーばかり読んできたので、本格的なミステリーに興奮しました。 だけどビーンズってファンタジ...
同作家の作品はずっと読みたいと思っていたものの作品数が多く、ずっとどれから手を出せばよいのやら状態でした。 なので今回はビーンズから出版されるとのことでうれしく思います。 最近はライトミステリーばかり読んできたので、本格的なミステリーに興奮しました。 だけどビーンズってファンタジーレーベルでしたよね? 面白い作品を出してくれるのは歓迎ですが、ビーンズでなければならないコンセプトが分からないです。挿絵や表紙のイラストで新たなファン層獲得が狙いなのでしょうか。 このシリーズは短いスパンで、次々と発売されていくらしいので今後、本棚が有栖川作品で埋まっていくのが楽しみです。 学生アリスシリーズの発売も、期待してまってます。
Posted by
初の有栖川有栖氏作品。 私、サスペンスドラマはよく見るけれど、推理小説ってあんまり買ってないんですよね。 しいて挙げれば赤川次郎さんの「悪魔」シリーズかなあ。 というか、ラノベしか買っていないから余計縁遠くなってしまうのでしょうね(;^-^) そんな私が手に取った「臨床犯...
初の有栖川有栖氏作品。 私、サスペンスドラマはよく見るけれど、推理小説ってあんまり買ってないんですよね。 しいて挙げれば赤川次郎さんの「悪魔」シリーズかなあ。 というか、ラノベしか買っていないから余計縁遠くなってしまうのでしょうね(;^-^) そんな私が手に取った「臨床犯罪学者・火村英生の推理」はビーンズ文庫より刊行されていまして。 有栖川有栖氏の名前は知っていたので、試しに読んでみようと思ったわけで。 はい、とってもおもしろかったです。 夢中になって読んで、一緒になって謎解きを考えて。 ツイッターで予想やにわか推理をつぶやきつつ、終盤になるとそれすら忘れてました。 私の推理なんてちっとも当たりませんでしたけどね!! あたり前ですよね!! 笑 ドラマだったら配役でズバリ当てるんだけどなあ。 それにしてもこのシリーズ、20年前の作品なんですね。 だからこそ、かな? ちょっと新鮮に感じました。 語り手の有栖が火村や仲間内で話すとき、関西弁で会話していて。 でも刑事さんとか、んー……目上の人には標準語でしゃべっていて。 TPOに応じて使い分けているのを見て、ほんと、なんか「わっはー」ってなりました。 なんでしょう、こういうのってあたり前なんだけれど……そうか。 周りの子やテレビなどで目上でもタメ口、もしくは下に見ているような言動をしているのを見ているからかもしれません。 なので私も彼を見習わなくては、と思いました。 推理小説の感想ってほんと難しいなあ(;^-^) 「こいつ犯人」って言えないし、トリックも詳しく言えないし。 本当におもしろかったです。 1月1日発売予定の第2巻「ロシア紅茶の謎」も楽しみです(*゚∀゚) ちなみに初回限定特典で「有栖川有栖」の名刺が封入されていまして。 作家さんの名刺ってこんな感じなのかなあ、と想像を膨らませてしまいました。 第2巻では火村英生の名刺がつくそうで。 そちらもどんな名刺なのかwktkです。
Posted by
名刺に釣られた。次巻は火村先生の名刺付になるのかな?中身は新装版そのまま。 これで46番目の密室買うの四冊目だ・・・
Posted by