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アメリカに潰された政治家たち の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2023/02/06

日本国は米国に従属 敗戦から同じだが露骨に激化している 米国覇権体制と心中するしかないのか 米国体制が終わるとき、日本の資産は喪失し焼け野原 属国の政治家は大変だ 米国に尻尾を振るだけの政治家も哀れ 菅総理は梶山静六を尊敬 自立へ腹を括ったのか 胆力ある 現総理は対米追随を徹底...

日本国は米国に従属 敗戦から同じだが露骨に激化している 米国覇権体制と心中するしかないのか 米国体制が終わるとき、日本の資産は喪失し焼け野原 属国の政治家は大変だ 米国に尻尾を振るだけの政治家も哀れ 菅総理は梶山静六を尊敬 自立へ腹を括ったのか 胆力ある 現総理は対米追随を徹底か 小泉さんタイプ

Posted byブクログ

2022/01/12

まあ、政治の中ではこういった要素もあるのかなと。鵜呑みにするわけにもいかないし、かといって全部妄想で片付ける話でもないような。教養としてしまっておきたいと思う。

Posted byブクログ

2021/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 陰謀論チックですが、本当にアメリカって怖い国だと思います。    別にアメリカ人一人ひとりが怖いというわけではありません。寧ろ知人にはいい人が多いし、ダイナミックで素敵な国だと思います。しかし、国家として国益を優先するとき(というか国家として当然のことながら)、アメリカは日本の事なんか気にしていません。日本どころか、アジアや中東の国々のことだって考えていません。そこが怖いのです。  これは都市伝説でもなんでもなく、世界史の一部でもあります。  英国のアヘン戦争、フランス・英国のアロー戦争、あるいは米国の米西戦争は、意図をもって起こされた戦争でした。決してギリギリの外交努力の末やむなく行われたものではありません。  今日、このようなあからさまな侵略は行われなくなりましたが、精神構造はよほどのことがないと変わりませんし、冷戦終了後CIAが存在意義を見出すために色々と事件を捏造するというのもあるようです(陰謀論じみていますかね)。本書で取り上げられていた通り、それまでCIAを通じて支援していたサダム・フセインも結局とっ捕まえて殺してしまったのは有名な話です。因みにその名目は大量破壊兵器ということだったようですが、結局そんなのはデマだったそうで、そこは当局も間違いを認めているそうです(P.67)。  一回ことを起こせば、後々に間違いを申告しても世の中の流れは変わらないと思いませんか?(我々の中にはフセインは悪の権化みたいなイメージは消えないでしょ?)。だから、わかってて嘘をついて事を起こすアメリカが怖いのです。  そして、アメリカがこうした欺瞞的な行為を幾つも行っているにも関わらず、日本のマスコミが報道を一切しないというのも更に怖い。逆に、米国に盾つく政治家については背中から矢を放ち政治生命を絶とうとする。  そうそう、こうやって潰れていった政治家が本書の主役でしたね。岸信介、田中角栄らビッグネームから、鳩山由紀夫など割と最近の人もどうやって潰されたのかが書かれています。  こうした部分は多分に陰謀論の香りがするのですが、それよりも、なぜ日本人が同じ日本人を陥れ、長期的には日本国を不利にするようなアメリカに雷同するのかが疑問に思いました。  丁度19世紀のイギリス史を勉強していて、何となく構造が似ているのかもしれないと思い至りました。それは大土地所有者と産業資本家の対立です。  ナポレオンの大陸封鎖例により、国内農業マーケットでぼろ儲けをした地主層は国内保護主義を貫きたい。他方で産業革命を果たした産業資本家は自由主義的に開放することで自らの商品を海外へ売り込みたい。そのためには保護主義は徹底的に排除したい。  つまり日本では、対米路線の政治家は保護主義的(日本を守りたい)で、米国追従路線の政治家は産業資本家的(日本がどうなろうと自分の会社がうまくいけばいい)というような気がします。って、なんかこれTPPの議論とも似ていますね。  で、産業資本家は自由主義という思想と金でつながっているので、その金で政治家が買われている(飼われている?)という身方もできます。  志が高くなく給金やベネフィットで政治家になる手合いならば理解もできます(まあ嫌ですけど)。正しいことをすると干される、場合によっては生命を絶たれる恐れすらある。なら黙っておく。結局家族も自分の仕事も守りたい。そういうメンタリティで働く政治家や官僚、マスコミ関係者が多いのでしょう。  ちなみにですが、19世紀、イギリスが自由主義的に傾く中、ドイツではドイツ関税同盟なるものができました。これはもちろん保護主義です。当然のことながら自由競争とは究極の強者の理論であり、実力差が明らかな場合はペナルティをつけるのはスポーツの世界でもよくある話です。  さて日本は現在、強国でしょうか、あるいは弱い国でしょうか。 ・・・  ここ数年常々思うのですが、日本の将来が心配です。というより、日本に住むことになる子供たちが心配です。  自分が良いだけでは駄目であると本当に思います。凄く成功したわけでもないですが、50も近くなると自分と同じかそれ以上の豊かさ・自由さを自分の子ども、友達の子ども、ひいては日本の子どもにどうすれば残せるかという事に思いが至ります。  現在の日本を見ると、コロナ対策でもオリンピック対策でも、本当に暗くなる話ばかりです。そうした時、なぜ日本の政治かがこんな体たらくなのかと思うのならば是非読んでみて頂きたい本だと思いました。私たちから遠ざけられている・でも逃れられない事実があることに気づいて頂けると思います。

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2019/04/18

筆者は歴代の首相や要職者を対米追随か自主路線に分け評価するが、実際は皆さまざまなバランスを考えての判断だと思う。筆者自身も理解していると思うが、とても二元論で語れることではない。まあ中には本当に情けない対応しかできなかった閣僚も居るのだろうけど。 私の考えとしては、アメリカは90...

筆者は歴代の首相や要職者を対米追随か自主路線に分け評価するが、実際は皆さまざまなバランスを考えての判断だと思う。筆者自身も理解していると思うが、とても二元論で語れることではない。まあ中には本当に情けない対応しかできなかった閣僚も居るのだろうけど。 私の考えとしては、アメリカは90年代以降を境にその力の使い方としては抗しがたいレベルに変質してしまったのではないかと、読んでいて感じました。

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2019/01/10

▼Evernote登録済み ▼2013/01/22 図書館 ◎この著者の本、別のものも読んでみたい ◎P16自主路線→政治家・官僚もパージ岸は自主路線 ◎P23岸の日記 1946.08.10 米ソ冷戦の予兆 ◎P561960.06.17付 7社共同記事朝日新聞 論説主幹 笠信太郎...

▼Evernote登録済み ▼2013/01/22 図書館 ◎この著者の本、別のものも読んでみたい ◎P16自主路線→政治家・官僚もパージ岸は自主路線 ◎P23岸の日記 1946.08.10 米ソ冷戦の予兆 ◎P561960.06.17付 7社共同記事朝日新聞 論説主幹 笠信太郎(戦中にベルリンに滞在) ◎P93 米→小沢一郎もターゲット ◎P167イギリスの手法・植民地から撤退時→あとに領土問題、紛争の火種を残す→元植民地が団結して反英になるとこまるから

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2018/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年。いわゆる「語り下ろし(本人が書いてない)」本で、まえがきに「著者の前著と重複した内容があります」と断りがある。元外務省ということで米公文書館とか多少裏情報的な資料など出てくるかと思ったら、引用されている本がその辺で誰もが読めるベタな翻訳本とかばっかり。 しかもページ埋めなのか鼎談が入ってて、その相手が高橋洋一と元東京新聞の長谷川という、ほとんど読む価値なしのゴミみたいな本。

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2017/11/12

野田さんって、言葉を発するたびに、薄っぺらになっていく印象があります。 それに比べて、この本で紹介されているアメリカに潰された政治家たちは、良し悪しは別として、骨太な印象があります。 今の日本に必要な政治家は、野田さんではなく、彼らのような人たちなのかもしれません。

Posted byブクログ

2017/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔からよく言われているアメリカ陰謀史観の焼き直しで、特に目新しいところは感じない。田中角栄のロッキード事件はアメリカ諜報機関のリークであったとは、事実かどうかはともかく、よく言われてきたことである。まぁ、竹下登(リクルート事件)、梶山静六のあたりが新奇かもしれない。ただ、中国、ソビエトの日本共産党等への支援の問題にも切り込んでこそ、バランスが取れていると思う(例えば金丸信なんてのはどうなんだろうか)が、本書では書かれていない。

Posted byブクログ

2015/11/15

岸信介のすごさを明快に記しているところがなんといっても出色。3年振りに読んで発見したのは今の安倍首相が岸のことをいかにわかっていないのかってこと。草葉の陰から、孫の不出来を嘆いていることだろう。

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2015/01/27

著者は「戦後史の正体」を書いた方。その本にも少し書かれてはいたが、日本の対米自主派の政治家たちがどのようにアメリカによって貶められるのかが判る。著者は外務省の国際情報局長や各国大使や防衛大学教授などを歴任しており、信憑性は抜群である。それら真の愛国政治家として鳩山一郎、重光葵、岸...

著者は「戦後史の正体」を書いた方。その本にも少し書かれてはいたが、日本の対米自主派の政治家たちがどのようにアメリカによって貶められるのかが判る。著者は外務省の国際情報局長や各国大使や防衛大学教授などを歴任しており、信憑性は抜群である。それら真の愛国政治家として鳩山一郎、重光葵、岸信介、田中角栄、小沢一郎などが挙げられており、いずれも不可解な事象により政治家として困難な状況となってしまった。そこに共通するのはアジアを分裂させることに腐心するアメリカの姿だ。アジアが纏まって最も困難な状況に陥るのはアメリカだ。アジアで日本・中国・韓国という中心メンバーをいがみ合わせる事こそアメリカの国益となる訳だから、これらの友好を推進しようとする政治家を、アメリカは徹底的に潰しにかかる。そのことを知らずして、消費税増税に賛成してしまう日本国民は純朴かもしれないが愚かである。政府は上手く国民を騙せたと笑っているだろう。

Posted byブクログ