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アメリカに潰された政治家たち
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アメリカに潰された政治家たち

孫崎享【著】

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アメリカに潰された政治家たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2012/09/26
JAN 9784093798365

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商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2023/02/06

日本国は米国に従属 敗戦から同じだが露骨に激化している 米国覇権体制と心中するしかないのか 米国体制が終わるとき、日本の資産は喪失し焼け野原 属国の政治家は大変だ 米国に尻尾を振るだけの政治家も哀れ 菅総理は梶山静六を尊敬 自立へ腹を括ったのか 胆力ある 現総理は対米追随を徹底...

日本国は米国に従属 敗戦から同じだが露骨に激化している 米国覇権体制と心中するしかないのか 米国体制が終わるとき、日本の資産は喪失し焼け野原 属国の政治家は大変だ 米国に尻尾を振るだけの政治家も哀れ 菅総理は梶山静六を尊敬 自立へ腹を括ったのか 胆力ある 現総理は対米追随を徹底か 小泉さんタイプ

Posted by ブクログ

2022/01/12

まあ、政治の中ではこういった要素もあるのかなと。鵜呑みにするわけにもいかないし、かといって全部妄想で片付ける話でもないような。教養としてしまっておきたいと思う。

Posted by ブクログ

2021/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 陰謀論チックですが、本当にアメリカって怖い国だと思います。    別にアメリカ人一人ひとりが怖いというわけではありません。寧ろ知人にはいい人が多いし、ダイナミックで素敵な国だと思います。しかし、国家として国益を優先するとき(というか国家として当然のことながら)、アメリカは日本の事なんか気にしていません。日本どころか、アジアや中東の国々のことだって考えていません。そこが怖いのです。  これは都市伝説でもなんでもなく、世界史の一部でもあります。  英国のアヘン戦争、フランス・英国のアロー戦争、あるいは米国の米西戦争は、意図をもって起こされた戦争でした。決してギリギリの外交努力の末やむなく行われたものではありません。  今日、このようなあからさまな侵略は行われなくなりましたが、精神構造はよほどのことがないと変わりませんし、冷戦終了後CIAが存在意義を見出すために色々と事件を捏造するというのもあるようです(陰謀論じみていますかね)。本書で取り上げられていた通り、それまでCIAを通じて支援していたサダム・フセインも結局とっ捕まえて殺してしまったのは有名な話です。因みにその名目は大量破壊兵器ということだったようですが、結局そんなのはデマだったそうで、そこは当局も間違いを認めているそうです(P.67)。  一回ことを起こせば、後々に間違いを申告しても世の中の流れは変わらないと思いませんか?(我々の中にはフセインは悪の権化みたいなイメージは消えないでしょ?)。だから、わかってて嘘をついて事を起こすアメリカが怖いのです。  そして、アメリカがこうした欺瞞的な行為を幾つも行っているにも関わらず、日本のマスコミが報道を一切しないというのも更に怖い。逆に、米国に盾つく政治家については背中から矢を放ち政治生命を絶とうとする。  そうそう、こうやって潰れていった政治家が本書の主役でしたね。岸信介、田中角栄らビッグネームから、鳩山由紀夫など割と最近の人もどうやって潰されたのかが書かれています。  こうした部分は多分に陰謀論の香りがするのですが、それよりも、なぜ日本人が同じ日本人を陥れ、長期的には日本国を不利にするようなアメリカに雷同するのかが疑問に思いました。  丁度19世紀のイギリス史を勉強していて、何となく構造が似ているのかもしれないと思い至りました。それは大土地所有者と産業資本家の対立です。  ナポレオンの大陸封鎖例により、国内農業マーケットでぼろ儲けをした地主層は国内保護主義を貫きたい。他方で産業革命を果たした産業資本家は自由主義的に開放することで自らの商品を海外へ売り込みたい。そのためには保護主義は徹底的に排除したい。  つまり日本では、対米路線の政治家は保護主義的(日本を守りたい)で、米国追従路線の政治家は産業資本家的(日本がどうなろうと自分の会社がうまくいけばいい)というような気がします。って、なんかこれTPPの議論とも似ていますね。  で、産業資本家は自由主義という思想と金でつながっているので、その金で政治家が買われている(飼われている?)という身方もできます。  志が高くなく給金やベネフィットで政治家になる手合いならば理解もできます(まあ嫌ですけど)。正しいことをすると干される、場合によっては生命を絶たれる恐れすらある。なら黙っておく。結局家族も自分の仕事も守りたい。そういうメンタリティで働く政治家や官僚、マスコミ関係者が多いのでしょう。  ちなみにですが、19世紀、イギリスが自由主義的に傾く中、ドイツではドイツ関税同盟なるものができました。これはもちろん保護主義です。当然のことながら自由競争とは究極の強者の理論であり、実力差が明らかな場合はペナルティをつけるのはスポーツの世界でもよくある話です。  さて日本は現在、強国でしょうか、あるいは弱い国でしょうか。 ・・・  ここ数年常々思うのですが、日本の将来が心配です。というより、日本に住むことになる子供たちが心配です。  自分が良いだけでは駄目であると本当に思います。凄く成功したわけでもないですが、50も近くなると自分と同じかそれ以上の豊かさ・自由さを自分の子ども、友達の子ども、ひいては日本の子どもにどうすれば残せるかという事に思いが至ります。  現在の日本を見ると、コロナ対策でもオリンピック対策でも、本当に暗くなる話ばかりです。そうした時、なぜ日本の政治かがこんな体たらくなのかと思うのならば是非読んでみて頂きたい本だと思いました。私たちから遠ざけられている・でも逃れられない事実があることに気づいて頂けると思います。

Posted by ブクログ

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