ファイアーウォール(下) の商品レビュー
上巻の感想にも書いたけど、 ヴァランダー、なんだかいろいろ気の毒で胸が痛んだ。 自分自身を古いタイプの捜査官と自覚しており 仕事でもプライベートでも自分のやり方を貫き、 周囲との軋轢を生む彼。 そんな彼を理解する…してたと思ってた人間が ひとり、またひとりと遠ざかって行く。 悲...
上巻の感想にも書いたけど、 ヴァランダー、なんだかいろいろ気の毒で胸が痛んだ。 自分自身を古いタイプの捜査官と自覚しており 仕事でもプライベートでも自分のやり方を貫き、 周囲との軋轢を生む彼。 そんな彼を理解する…してたと思ってた人間が ひとり、またひとりと遠ざかって行く。 悲しいなぁ。 事件の方はもうなんかどうでもよくなってきて(失礼) ヴァランダーという人物そのものの行く末が この作品の読みどころになってきた。 ちゃんと見届けよう。 最後、少し光が見えた。 あと残り2作品!
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〜ファイアーウォールがあるのはコンピューターの世界だけではなさそうだ。自分の中にもある。自分でもどうやって突き抜けたらいいかわからない防火壁が。〜 というわけで刑事ヴァランダーシリーズも外伝入れても残り3作品ですよ もうなんかこれから新たな物語が始まる感を最後に出しておいて終わ...
〜ファイアーウォールがあるのはコンピューターの世界だけではなさそうだ。自分の中にもある。自分でもどうやって突き抜けたらいいかわからない防火壁が。〜 というわけで刑事ヴァランダーシリーズも外伝入れても残り3作品ですよ もうなんかこれから新たな物語が始まる感を最後に出しておいて終わるのかい!っていうね 刑事ヴァランダーシリーズとはなんなのか?っていうのが、かなりはっきりと見えてきましたよ すばり警鐘ですな スウェーデンという国をうっすらと覆う社会不安にいち早く気付いたヘニング・マンケルがクルト・ヴァランダーというめんどくさいおっさんを通して警告を発しているように思うのです このまま進んで本当に大丈夫なの?と そしてそれは当然の如くスウェーデンだけの問題じゃないわけです だって世界は繋がっているから この作品が世に出たのは1998年 ファイアーウォールを突き破るのは もう遅いのか? まだ間に合うのか?
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ファイアーウォールとは“防火壁” 今でこそ当たり前に誰もが知っていること。 この小説は1998年に書かれた。 日本ではバブル崩壊ののちに潰れるはずがないはずの大手証券会社や銀行が倒産し、長い経済停滞期に入った。いわゆる“失われた20年”の始まりだ。 この間にITは急速に発展して...
ファイアーウォールとは“防火壁” 今でこそ当たり前に誰もが知っていること。 この小説は1998年に書かれた。 日本ではバブル崩壊ののちに潰れるはずがないはずの大手証券会社や銀行が倒産し、長い経済停滞期に入った。いわゆる“失われた20年”の始まりだ。 この間にITは急速に発展して、生活のありとあらゆるところに絡み込んでいる。 反面、依然としてこの小説に描かれているリスクは取り除かれてはいない。 ヘニング・マンケルは、今回も刑事ヴァランダーを通じて、世界の向かう先への懸念を描く。 ただ、これまでの物語に比べると、登場する人々の魅力が薄くなっていて、ちょっと残念。 どう残念かは、ネタバレのため、書きません。 エピローグに描かれていた娘リンダとのやりとりが、次作へのモチベーションを保っている。
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よい展開だったのに、ヴァランダーの常識外れの行動で醒めてしまった。捜査の重要人物を、知り合ったばかりの人に託すか? さらに年をとっていくとどうなっていくんだろう。
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ヴァランダーシリーズ 8作め。 この作品が、ヴァランダーシリーズ最後のつもりであったとの事。わかるなぁ!だって世の中が、ITの世界に凌駕され、右往左往する姿!そして世代交代は、紛れもない訳で、彼が、どんなに奮闘しても、一人では、抱えきれない事件が発生するのだから。 勿論、ヴァラン...
ヴァランダーシリーズ 8作め。 この作品が、ヴァランダーシリーズ最後のつもりであったとの事。わかるなぁ!だって世の中が、ITの世界に凌駕され、右往左往する姿!そして世代交代は、紛れもない訳で、彼が、どんなに奮闘しても、一人では、抱えきれない事件が発生するのだから。 勿論、ヴァランダーの、犯罪捜査の力量は、これからも絶対に必要だし、生きざまには、魅力ある訳で、素晴らしい作品は、もっと沢山世に出てほしい。
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高福祉国歌のスウェーデンが決して平等ではないと思い知らされた話。事件は解決しても、全ての謎や動機が明らかになった訳ではないというのが現実的。マーティンソンが怖い。獅子身中の虫。お父さんが亡くなって、ヴァランダーは変わったみたい。
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ヴァランダー・シリーズの邦訳8作目の下巻。上巻と比べてテンポは速くなり、一気に事件の真相へと突き進むストーリーには迫力を感じる。また、これが1998年の作品というから驚く。まるで現在のネット社会の到来を予想していたかのようなテーマをベースにスケールの大きなミステリーが描かれる。
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「ファイヤーウォールがあるのはコンピューターの世界だけではなさそうだ。自分の中にもある。自分でもどうやって突き抜けたらいいかわからない防火壁が。」 物語も後半、ほとんど過ぎていくのに解決策の見えないまま時間だけが過ぎてゆくばかり。大変恐ろしいIT世界。これはフィクションの中だけではないように思われました。世界は今、これからどうなってゆくのか。
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長かったけれど面白かったです。 ただ、計画されていた犯罪がどんなものだったのか、 もっともっと具体的に知りたかったなぁ。 このシリーズ、初めて読んだのがこの本なので、 改めて最初の作品から読んでみます。
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ヴァランダー警部もこれまで頑固なまでにITとは無縁な仕事のしかたをしてきたけれど、今回の捜査ではいろいろと考えさせられることばかり。しかも信頼していた仲間のうらぎり行為もありピンチ!!そんな多忙な中、さびしき独り身の中年男ヴァランダーは彼女欲しさにマメな行動に出たもののとんだこと...
ヴァランダー警部もこれまで頑固なまでにITとは無縁な仕事のしかたをしてきたけれど、今回の捜査ではいろいろと考えさせられることばかり。しかも信頼していた仲間のうらぎり行為もありピンチ!!そんな多忙な中、さびしき独り身の中年男ヴァランダーは彼女欲しさにマメな行動に出たもののとんだことに!?相変わらずカワイイ警部なのです。あと2作でこのヴァランダー・シリーズも終わり。なごりおしいな〜。
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