三谷幸喜のありふれた生活(10) の商品レビュー
二〇一〇〜二〇一一年頃。舞台「ろくでなし啄木」「国民の映画」他。 「それでも地球は回ってる」というこの単行本のタイトルが沁みる。冒頭では、立て続けに訃報。東日本大震災。怪我をしたり。離婚したり。そして大竹しのぶを招いて結婚と離婚をテーマに特別対談を企画してしまうという大胆さ。...
二〇一〇〜二〇一一年頃。舞台「ろくでなし啄木」「国民の映画」他。 「それでも地球は回ってる」というこの単行本のタイトルが沁みる。冒頭では、立て続けに訃報。東日本大震災。怪我をしたり。離婚したり。そして大竹しのぶを招いて結婚と離婚をテーマに特別対談を企画してしまうという大胆さ。 台詞が決まらないという悩みが具体的に書かれていたのも興味深かった。稽古中にやっと決まった台詞もあれば、東京公演が終わってから決まり大阪公演で追加になった台詞もあるという。 映画に出てくる弁護士で誰がいちばん頼りになるか。という遊びでは、ポール・ニューマン(ルメット『評決』のフランク・ギャルビン)、グレゴリー・ペック(マリガン『アラバマ物語』のアティカス・フィンチ)、を差し置いて、丹波哲郎が第一位。大岡昇平原作『事件』の菊池弁護士とのこと。 ミステリー作家の戯曲にも言及。 ・クリスティ『殺人をもう一度』人物の出し入れが抜群に上手い。 ・ルブラン『戯曲アルセーヌ・ルパン』祝祭劇のように明るい。 ・ミルン『パーフェクト・アリバイ』倒叙もの、読みやすく面白く、ファンタジーっぽさやシニカルさも僕好み。
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挿絵も含め、毎日ちょっとずつ楽しんでいるわけですが、結局ある程度読んでしまってって感じです。創作されている日常が、10年間続いて、しかもどんどんと上り調子な印象ってのは、すごい事だなと思います。ありふれた生活ってタイトルもこうなって来るとすごい話です。私生活の大きな節目を迎えって...
挿絵も含め、毎日ちょっとずつ楽しんでいるわけですが、結局ある程度読んでしまってって感じです。創作されている日常が、10年間続いて、しかもどんどんと上り調子な印象ってのは、すごい事だなと思います。ありふれた生活ってタイトルもこうなって来るとすごい話です。私生活の大きな節目を迎えってのも少し遅れて読んでいるので、そう言えばって感じです。これくらい空いて読むと、それぞれの作品のタイミングとのズレが楽しいですね。
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20161107読了 2012年出版。2010年4月から2011年5月まで朝日新聞に連載されたエッセイのまとめ。巻末に大竹しのぶ、和田誠と、離婚にまつわる特別対談。●P108ゆで卵七分間の憂鬱 P117藤原竜也、深夜の叫び
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この巻の最後のエピソードは小林聡美さんとの離婚のこと。 よくもまあ、ちょうど区切りのいいところで本を出せるだけの連載が溜まったものです。 巻末には大竹しのぶさん&和田誠さんとの結婚・離婚をテーマにした対談も収録。 「三谷幸喜は結婚に向かない」と結論付けられていますが、私たちは知っています。 数年後、彼が再婚して52歳にして子供までもうけることを。
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高校生の頃から読んでいた本がついに10巻めかぁという感慨を、いわゆる「三谷節」がするすると通り抜けて言った感じです。 大好きなコヒ(小日向文世)さんや深津絵里さんの話もでてきたし、面白かった!
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後書きで、奥さんを本の中に登場させるのを、奥さんが嫌がると書いてあった。確かに最初のほうの奥さんがいっぱい出てくるほうが好きだったな。奥さんの寝癖の写真とか可愛かった。アンハッピーな離婚ではないようなので、少しほっとした。
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このシリーズももう10巻。 「生誕50周年」が全面に出た一冊w。 いつもながら三谷さんのお芝居の裏話が満載で、私はいつもこのシリーズを読むとお芝居が観たくてたまらなくなります。 (結局今まで一度も観にいった事ないんですけど。。) 今回のそそるNo.1は「ろくでなし啄木」どんな舞...
このシリーズももう10巻。 「生誕50周年」が全面に出た一冊w。 いつもながら三谷さんのお芝居の裏話が満載で、私はいつもこのシリーズを読むとお芝居が観たくてたまらなくなります。 (結局今まで一度も観にいった事ないんですけど。。) 今回のそそるNo.1は「ろくでなし啄木」どんな舞台だったんだろう。。 今は三谷さんのお芝居が天海祐希さんの報道で話題になっていますが、エッセイのイメージ通りのマジメで誠実でユーモアある彼のコメントをTVで拝見してほっとしました。 今回はラストに小林聡美さんとの離婚についても綴っています。 このシリーズでの彼と奥さんの家庭のさりげない日常、すごく好きだったのにもう読めないのはとても残念。
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訃報が立て続けに三件(三回分)、加えて後半でも一件。訃報自体は前巻で語られていた猫たちの生前のエピソードも多く、更に地震の話と離婚の話、帯の「人気脚本家の身に起きた私生活の大きな変化」は、本全体に何となく影を落としていた。(勿論地震で活気がまだ戻らない劇場のためにアドリブで出演を...
訃報が立て続けに三件(三回分)、加えて後半でも一件。訃報自体は前巻で語られていた猫たちの生前のエピソードも多く、更に地震の話と離婚の話、帯の「人気脚本家の身に起きた私生活の大きな変化」は、本全体に何となく影を落としていた。(勿論地震で活気がまだ戻らない劇場のためにアドリブで出演をするエピソードあたりの三谷さんらしいユーモアは感じる。) 昔からこのシリーズを読み続けてきた者としてはある意味区切りというか変化の時期なのかなあと思いながら、一言で良いとも悪いとも言えない気持ちで読んでしまいました。 ステキな金縛りのタイトルが正式決定する前の案「月とそなた」はあまりにもペ・ヨンジュンを彷彿とさせすぎるとか、アメリカ映画の弁護士に自分の弁護を頼むなら、まず言葉のハンディが、とかのエピソードは相変わらずの三谷節で良かった。
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一冊目からずっと読み続けてるエッセイ。 これで10冊目なんですね。 そりゃ発売当時大学生だった私も31歳になるわけだ。 今回も舞台・映画の裏話が盛りだくさんでした。 役者さんの素顔を感じられるのは貴重ですね。 巻末の大竹忍さんとの「離婚についての特別対談」がおもしろかった。 次は小林聡美さんとの離婚後のエピソードが読めるけど、音訳されるのは来年かな?
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三谷幸喜のありふれた生活10~2010年4月30日から2011年5月26日まで。仕事としては連続人形活劇「新・三銃士」,夏休みドラマスペシャル「サザエさん2」,「三谷幸喜のコトバのソムリエ」,舞台「ろくでなし啄木」,「国民の映画」,「ベッジ・パードン」があるが,「すてきな金縛り」...
三谷幸喜のありふれた生活10~2010年4月30日から2011年5月26日まで。仕事としては連続人形活劇「新・三銃士」,夏休みドラマスペシャル「サザエさん2」,「三谷幸喜のコトバのソムリエ」,舞台「ろくでなし啄木」,「国民の映画」,「ベッジ・パードン」があるが,「すてきな金縛り」の宣伝も。演出家の福田陽一郎,作家の井上ひさし,俳優佐藤慶が死に,この連載が十年を越え,仔猫のペーパーが来た。一人旅でロンドンに行き,ホテルでの朝食の卵は沸騰したお湯に7分間がいいのだが,注文通りにはなかなか行かない。東日本大震災に見舞われ,散歩中に頭を切って初めて救急車に乗る。そして小林聡美と離婚~離婚の話は最初の方に出てくるかと思ったが,最後だった。年末の話だと記憶していたが春だったんだ。対談は和田誠と大竹しのぶ
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