ハング の商品レビュー

誉田哲也【著】

2012/11/05

再調査の始まったある殺人事件。
「俺が、殺しました。」
事件は終焉を迎えるかと思われたが一転、公判で自白強要との証言。
事件を担当していた班の解体、班の刑事の首吊り、歯車が動きだす。
さらなる死、事件の裏で操作する者の影、、、
真の犯人は？　事件の目的は？　そして、大切は人を守ることができるのか？

様々な想い、思惑が交錯し合った読み応えのある警察小説。

2012/11/05

警視庁捜査一課の一つの係がありふれた殺人事件の再捜査で、全員が突然の左遷人事を食らうことになり、不当逮捕したとされるの刑事の一人、好感度ナンバーワンも自殺（？）

もちろん、大きな陰謀。社会における、自分の居場所。それは即ち、自分が誰かの役に立てる場所・・・なんだが、その誰かが次から次へと予想外の死の連鎖で遂に・・・。帯に「誉田史上、もっともハードな警察小説」とありましたが、納得の書でした。

(2012/10/31)

2012/11/01

久しぶりの誉田さんの作品。しかも大好きな警察の話。章に分かれて段々と話が繋がっていく誉田さんのお得意の分野。後半になるにつれ、ページが減るのがもったいなかった。
お話はある一つの殺人事件で逮捕された犯人が急に証言を変え、その捜査に当たってた刑事班が全員更迭されることに。そしてその班の1人が不可解な自殺をして、仲間達が自殺の真相を調べる為に動く。
読み応えたっぷりだったけど、最後の最後のツメがバタバタと終わってしまいこれもまた誉田さんらしさが出てた。

2012/11/01

久々の誉田哲也氏の作品。
それも警察ものということで迷わず手にしてしまいました。
人間描写が素晴らしいのは相変わらずですが、キャラ設定が非常に細かい。
どんでん返しの繰り返しのジェットコースター系であるのも、懐かしい感じがしましたね。
内容的には若干やりすぎ？感もありましたが、この続きが気になります。
どこかで会えるのを楽しみにしています。

2012/10/31

ちょっとこれまでと毛色が違う感じで、最初はとまどったけれど、どんどんのめり込めた。
なんだか珍しく、男性の登場人物がすごく人間味があったなぁ。
これまで、女性が活き活きした感が強かったから。

2012/10/29

エグい表現はほとんどないのでカフェとかで食べながら飲みながら読んでも問題なし。

裏表紙にハードと書かれていたため、覚悟していたこともあってか許容範囲内。フィクションだとはおもいますが、知らないだけでこんなことが行われているんだろうなって感じる。

2012/10/29

捜査一課の堀田班が巻き込まれた宝飾店オーナー殺人事件。
真相に近づく中、全員が更迭される。その真相は？そして真犯人は？

実に誉田哲也らしい警察小説。
400Ｐ超のボリュームを感じることなっく、一気に読了に至る。
特に後半の二転三転する展開は必読。これまでの誉田作品の中で一番だろう。
最後の最後でやや残念な気もするが、
読者への含みも含めて、総じて満足度が高い。
誉田作品に新たなる代表作が加わったと言っても良い傑作。

2012/10/28

誉田作品のスピード感ある展開と、警察内部のダークな関係が最初はミスマッチだったが、徐々に読み進めていくうち主人公の心情に心が入り込んでしまう作品でした。

2012/11/24

ハングは、首吊りを指しています。平和な日々が、日本を動かしていると変な誤解をしている爺たちによって崩されていく。そんな闇の社会を動かしている巨悪にせまる刑事たちの活躍までは面白かったが、馳卓との絡みあたりから、ストーリーが、無理やり進んでいて、そんなのありっていう終わり方になり、残念。津原の現在も気になるが。刑事やってて欲しいが。

2012/10/26

今まで読んだ誉田作品の中では評価が低い方になると思う。まず主人公の津原にあまり魅力がなかったのが残念なうえ、後半あれだけの人が死に至るのはさすがに無理がある。帯にあった「ジウを凌駕する」というのは正しくないと思うけれど、一気に読ませる面白さは確かにある。