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ねじの回転 の商品レビュー

3.5

29件のお客様レビュー

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2024/01/23

いろいろなことが、オブラートに包まれて語られていく… 時代的な背景があるからかな、と。 マイルズが口にした、退学の原因とはなんだったのか。 マイルズが、「わたし」に対して示した、「成長する」につれて起こる変化… 「わたし」が雇用主に感じている感情などなど… 不思議な話でしたが...

いろいろなことが、オブラートに包まれて語られていく… 時代的な背景があるからかな、と。 マイルズが口にした、退学の原因とはなんだったのか。 マイルズが、「わたし」に対して示した、「成長する」につれて起こる変化… 「わたし」が雇用主に感じている感情などなど… 不思議な話でしたが、最近目にした記事などで、いろんな方がこの本を取り上げていて、読まねば!と思っていたら、図書館の書棚で発見したもの。 新訳版ですが、新潮社からも小川高義さんの新訳が出ているので、いつかチャレンジしたいです。 いろんな側面から「取り憑かれた話」…と理解。 ぐるぐるした展開が難解さにつながっているなあと感じたので3.8点ぐらい。でも、大好きな雰囲気を持つ作品でした。

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2024/01/08

私には難解で、この本の魅力が分からなかった。 読者に全て明らかにされることはなく、結局なに!?な結末は、読む人を選ぶのではないかなー。

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2024/03/31

いまいちよくわからなかった 評価が高い有名な本だから、自分の側の読解力の問題か どんな話なのかさえうまく噛み砕けなかった 丁寧に再読。 噛み砕けはした。 ピーター・クイントとジェスル先生の幽霊からマイルズとフローラを守ろうとする家庭教師。 家庭教師の妄想で、子どもたちやグロー...

いまいちよくわからなかった 評価が高い有名な本だから、自分の側の読解力の問題か どんな話なのかさえうまく噛み砕けなかった 丁寧に再読。 噛み砕けはした。 ピーター・クイントとジェスル先生の幽霊からマイルズとフローラを守ろうとする家庭教師。 家庭教師の妄想で、子どもたちやグロース夫人は主人公の家庭教師の異常性に恐れていると読めました。 それにしては、マイルズ1人残して、グロース夫人とフローラは伯父のところに行くっていうのが何故そんなことするのか意味わからない 最後もどういうこと?

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2023/02/28

わー!わぁぁああーーー! 読後、リアルに叫びました。そうなるのか!そうくるのかぁ!! 世界観がゴシックホラーで、イギリスのあのじめっとしたそれでいて美しい田舎の空気感が感じ取れるので、大好物でした。 言葉の使い方も絶妙で、ねじの回転が一回転でも多く回れば、そりゃぎりっと奥に押し込...

わー!わぁぁああーーー! 読後、リアルに叫びました。そうなるのか!そうくるのかぁ!! 世界観がゴシックホラーで、イギリスのあのじめっとしたそれでいて美しい田舎の空気感が感じ取れるので、大好物でした。 言葉の使い方も絶妙で、ねじの回転が一回転でも多く回れば、そりゃぎりっと奥に押し込まれるよね!そんなふうに表現するの、すごいね!!って、驚きばっかり。 気になる表現は山のようにあるし、平凡な自分には永遠に生まれないような言い回しにはただただ、感心するのみです。 おもしろかった。もし、ラストネタバレされてたとしても、きっと同じように驚いて叫んでた気がします。

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2023/02/15

まずは自画自賛から いやー面白かった そしてこの物語を面白いと感じられる自分、なかなかの読書人ではなかろうか 非常に読む側の技量を試される物語だと思いました 読む側の技量って何か知らんけども 多くのことを読み手の想像力に委ねてくるんです それでいて空白が少ないんですね 非常...

まずは自画自賛から いやー面白かった そしてこの物語を面白いと感じられる自分、なかなかの読書人ではなかろうか 非常に読む側の技量を試される物語だと思いました 読む側の技量って何か知らんけども 多くのことを読み手の想像力に委ねてくるんです それでいて空白が少ないんですね 非常に緻密に計算しつくした上で必要最小限のことしか語ってないんですが、とてもたくさんのことが込められていて、読者はその想像力の及ぶ範囲で様々なことが読み取れる文章に感じました 読む人によって怪奇物語であったり、謎解きミステリーであったり、恋愛物語であったりとくるくると姿を変える物語 そしてそれは全て意図して書かれている さらに言えばいろんな人の感想を聞いてみたい物語でした 短い物語なんで是非とも手に取って頂きたいなと思いました 特に19世紀のイギリスの文化や階級社会なんかの歴史的背景に詳しい人が読んだらさらに色々なことが読み取れるんじゃないかと思い、またちょっと違う沼にはまりそうで恐いですw それにしても『光文社古典新訳シリーズ』凄いなこれ 歴史に残る古典の名作を新訳で読むってことに完全に魅入られたてしまった気がします どんどん読むぞ、待ってろ光文社!

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2023/01/23

19世紀から20世紀にかけて活躍したヘンリー・ジェイムズ中期の傑作。ゴシックホラーの様式を借りながら、無意識や語られぬもの=幽霊を巡って狂わされていく家庭教師とその家の子供2人。 Netflixでドラマ化されたように、単純にホラーとして読むことができる作品である一方で、怖いのは亡...

19世紀から20世紀にかけて活躍したヘンリー・ジェイムズ中期の傑作。ゴシックホラーの様式を借りながら、無意識や語られぬもの=幽霊を巡って狂わされていく家庭教師とその家の子供2人。 Netflixでドラマ化されたように、単純にホラーとして読むことができる作品である一方で、怖いのは亡霊が出てくるからではなく、亡霊の出現を契機として破綻をきたしていく、家庭教師と2人の子供の顛末だろう。解説で言及されているように、それは19世紀末に登場したフロイト理論や心霊主義の影響を色濃く受けていて、どことなく亡霊によって狂わされていくマクベスを思い出させる。 著者のヘンリー・ジェイムズのお兄さんは哲学者のウィリアム・ジェイムズであり、とんでもなく文化資本を持つ家に生まれた人。解説によると『鳩の翼』『大使たち』『金色の盃』が後半期における傑作小説も面白いようなので、入手して読みたいと思う。今作自体も再読すると新たな発見がありそうなので、機を見て改めて読みたい。

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2022/12/22

幽霊小説でありながらセクシュアリティが中心に描かれており、本当に起こったことを描いているかのように妙にリアルで興味をそそられる内容であった。

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2022/12/20

一見すると論理的に見えなくもないけれど、その実、決め付けと憶測による強行的な推測ばかり。あまりにもヒステリックな推論のオンパレードに、昔だったらいざ知らず、現代において幽霊説を唱えるのは厳しくないか?と思ったらここの感想でも幽霊説を唱えてる人が結構いて驚く。うーん。 あの映画とか...

一見すると論理的に見えなくもないけれど、その実、決め付けと憶測による強行的な推測ばかり。あまりにもヒステリックな推論のオンパレードに、昔だったらいざ知らず、現代において幽霊説を唱えるのは厳しくないか?と思ったらここの感想でも幽霊説を唱えてる人が結構いて驚く。うーん。 あの映画とかあの映画を見てしまった後だとアイデアの新鮮味は感じられなくて残念ではあったけど、ラストシーン(ヒステリー説をとるなら圧殺だ)はダークな捻りが効いていい。

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2022/11/14

セクシュアリティ、階級、社会構造をいろんな視点から見て、いろんな解釈を読者に与えるような本だと感じた。 面白かった。

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2022/03/15

宿泊者がクリスマスイブにを怪談を語る。一人が女性家庭教師の手紙を読む。手紙の中で女性は幽霊から子供たちを守ろうとしている。本当に幽霊はいるのだろうか?

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