フェルメールの仮面 の商品レビュー
扱うネタ自体が面白くない訳ではないのだが、企画倒れ。粗筋読まされてる感が強いので、全体に再構築したい。必要な謎、それをを解くスリルがあるはずなのに残念。
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アンリが最後にフランソワに会って、気持ちが戻り、その時に言ったこと。 主人公が自分の行いの結果が出た時、決意したこと。 そんなところを読むと、シャセリオやそれに連なる人たちの自己正当化の言葉がとても空疎なものに思えました。
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画家を目指して芸大受験するが果たせず、それでも画才を見込まれてパリの私塾で模写を学んだ祐一郎。 日本に帰国後、小樽で絵画講師を続けながら、オリジナルの作品への道を歩み始めていたとき、パリの恩師の紹介で、とある絵画の修復を依頼された。高報酬での依頼に戸惑いながらも、フランスへ飛ぶ祐...
画家を目指して芸大受験するが果たせず、それでも画才を見込まれてパリの私塾で模写を学んだ祐一郎。 日本に帰国後、小樽で絵画講師を続けながら、オリジナルの作品への道を歩み始めていたとき、パリの恩師の紹介で、とある絵画の修復を依頼された。高報酬での依頼に戸惑いながらも、フランスへ飛ぶ祐一郎。そこで待っていたのは、フェルメールを意識して描かれた18世紀の絵画と、フェルメールの絵画について書かれた謎の手記だった。 祐一郎の物語と、修復する絵画と謎の手記の作者でもあるアンリの物語が並行して進んでいく。 祐一郎は手記の謎を解いていくが、それはフェルメールの贋作をめぐる陰謀を明らかにしていくものでもあった。 模写・修復に全力を尽くすが、それは自分を押し隠しフェルメールの仮面を付けて仕事をしているようなもの。祐一郎もアンリも、本当はオリジナルを世に出したいと切望している。模写・修復は“科学”だけれど、オリジナルは“芸術”。 やはり、芸術家でありたいのだなぁ。 手記の謎は解けたけれど、陰謀の方は謎が残った。わざとフェードアウトしたのだろうけれど、すっきりしない。
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現存するフェルメール作品は、37点。そのなかでも、真贋がはっきりしない2作品「赤い帽子の女」と「フルートを持つ女」(いずれもワシントン・ナショナルギャラリー所蔵)をテーマとしたサスペンス小説。
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ミステリーの要素としてはあんまりでしたが、フェルメールの魅力や、絵画修復についてよくよく書かれていて興味深かった。
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「模写は忠実な複製であり、贋作は偽物である。」かぁ。 真作かどうか意見が分かれている「聖プラクセディス」を観に行こうと思ってた矢先に読んだのもあってとてもおもしろかった。この絵にどんなストーリーが隠されてるのか知る由もないけど…謎のままの方が夢があって良いのかもしれない。
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絵画の世界は、こういう裏話も有るのかと考えさせられる内容だった。どこまで事実でどこまでが小説かは、絵の素人には分かりようがない。ストーリーの展開はよく考えられていて、面白かった。
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フェルメール巡礼者としては、タイトルの「フェルメール」が目に入った瞬間に手に取ってました(笑)。 ただ単に贋作疑惑を追うサスペンスではなく、時代の違う話が並行して書かれてたので、贋作というよりも隠された真実と感じられ、面白かった。 初めて絵画の修復を詳しく知ることが出来たのが勉強...
フェルメール巡礼者としては、タイトルの「フェルメール」が目に入った瞬間に手に取ってました(笑)。 ただ単に贋作疑惑を追うサスペンスではなく、時代の違う話が並行して書かれてたので、贋作というよりも隠された真実と感じられ、面白かった。 初めて絵画の修復を詳しく知ることが出来たのが勉強になり、またさらにフェルメールの魅力が増しました。
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画家・フェルメールの贋作を巡る絵画ミステリー。現代と、過去のパートが交錯しながら、真実へとたどり着く。フェルメールの真珠の耳飾りの少女はなぜか心ひかれる作品であることは確かで、その実このフェルメールという画家は謎多き画家でもあるという。装画もいいね。読んでないけど、原田マハの『楽...
画家・フェルメールの贋作を巡る絵画ミステリー。現代と、過去のパートが交錯しながら、真実へとたどり着く。フェルメールの真珠の耳飾りの少女はなぜか心ひかれる作品であることは確かで、その実このフェルメールという画家は謎多き画家でもあるという。装画もいいね。読んでないけど、原田マハの『楽園のカンヴァス』って多分これと似た感じなんだろうなと思った。2013/006
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クラシック音楽は、演奏者の個性が反映されてその曲自体よりも演奏者の表現に注目が集まりますが、絵画ではいかに優れた模写でも模写師は注目されず、あくまでオリジナルが尊ばれます。 本書は、現在本物として崇められているフェルメールの作品が模写あるいは偽物だったらという、いかにもあり得そ...
クラシック音楽は、演奏者の個性が反映されてその曲自体よりも演奏者の表現に注目が集まりますが、絵画ではいかに優れた模写でも模写師は注目されず、あくまでオリジナルが尊ばれます。 本書は、現在本物として崇められているフェルメールの作品が模写あるいは偽物だったらという、いかにもあり得そうな内容です。 現在のルーブル美術館においては、人類の宝と評価される作品を今生きている人達だけの鑑賞のためにオリジナルを傷めないよう、美術館の意向によりあえて模写が置かれているというのは理解できますが、美術館自体も把握していない偽物が紛れ込んでいる可能性を感じました。 また、模写師の生涯という新しい視点を感じることができた点は面白かったです。 絵画や模写の心得がある人にとっては興味深い内容なのでしょうが、僕は予備知識のないまま読み進めたので十分な理解には到達できなかった感があります。 後半の少し強引なストーリーが残念でしたが、よく練られた小説だと思いました。
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