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奇貨 の商品レビュー

3.2

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2014/06/19

表題作「奇貨」、「変態月」の2編。表題作は楽しめる。こういう男性がいるかどうかは、別として、七島はよい。なかなか芳しい読後感でした。

Posted byブクログ

2014/04/10

★2,8 誰からも安全圏と言われる男がレズの女性のルームメイトを迎えた。心地よい友人関係を続けていくうち、少しずつ変わる気持ちが綴られていた。自分にはラストがすっきりせず、消化不良だった。

Posted byブクログ

2014/03/30

『親指Pの修業時代』『犬身』で熱狂的な支持を得る著者5年ぶりの新作! 男友達もなく女との恋も知らない変わり者の中年男・本田の心を捉えたのは、レズビアンの親友・七島の女同士の恋と友情。女たちの世界を観察することに無上の悦びを見出す本田だが、やがて欲望は奇怪にねじれ――。濃く熱い魂の...

『親指Pの修業時代』『犬身』で熱狂的な支持を得る著者5年ぶりの新作! 男友達もなく女との恋も知らない変わり者の中年男・本田の心を捉えたのは、レズビアンの親友・七島の女同士の恋と友情。女たちの世界を観察することに無上の悦びを見出す本田だが、やがて欲望は奇怪にねじれ――。濃く熱い魂の脈動を求めてやまない者たちの呻吟を全編に響かせつつ、男と女、女と女の交歓を繊細に描いた友愛小説(amazonより抜粋) 初読み作者です。 けっこう絶賛されている作者みたいですが、あまり魅力がわからない。 むしろ私的には書き方が好みではないんだと思いました。 ダラダラと文が詰まっている感じというのか、すらすら読める時もあれば、ウっと詰まってしまう処も多々ありました。 やっぱり好きじゃないのかなぁ。 展開も魅力的ではなかったけど。でも情緒的ではあったなぁ。 レズビアンの話なだけに?

Posted byブクログ

2014/01/24

松浦理英子さんの作品は初めて。どちらもレズビアンの話だったが、文章は好き。「奇貨」とは珍しい品物や人材のことだそう。「変態月」もよかった。

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2013/10/29

変態を書かせたら当世右に出るもののいない倒錯性欲専門かつ寡作作家「松浦理英子」の中篇2本。とはいえ、本書は「犬身」などに比べると「ありがち」と言っていいくらいの倒錯度。現実感があるとも言える。 松浦理英子なので評価は厳し目の星三。期待度高いのです。

Posted byブクログ

2013/08/09

面白くない。 レズビアンの話だが、あまり盛り上がる事もなく終わってしまう。結局それがどうした?と言いたくなる内容

Posted byブクログ

2014/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この方の本は初めて読みました。 なんとなく図書館で惹かれて読んだんですが・・・ 2編あって、 ホモに見られがちだけど女性は好き、だけど淡白でただ女性とワイワイ仲良くしていたいだけっていう変わった40代の男性と、 レズビアンで35歳の女性の友情話。 だけど、女性の方に仲のいい友達が出きて、男性は嫉妬するのよね。 そんな自分に驚くっていうか・・・ もう1編は高校生の話なんだけど、 ある事件をきっかけに、自分の中に潜んでいた同性に対する思いで悩む話。 こういう話が多いのかな?松浦さんは。 文章は凄く読みやすいです。流れるようで。

Posted byブクログ

2013/06/23

うーん… レズビアンの話が二篇としか記憶に残らないかも。 一編目、こんなルームシェアは現実に可能だろうか?と思ってたらやっぱり壊れた(^_^;) 期待通りに進んでくれた感じ。そうね、いかにお互いに性的な関心がなくてもそうは上手くいかんのよ。生活空間を共にするということはいやでも...

うーん… レズビアンの話が二篇としか記憶に残らないかも。 一編目、こんなルームシェアは現実に可能だろうか?と思ってたらやっぱり壊れた(^_^;) 期待通りに進んでくれた感じ。そうね、いかにお互いに性的な関心がなくてもそうは上手くいかんのよ。生活空間を共にするということはいやでも重い関係になってしまうんだよ、とこの結論に溜飲が下がる。

Posted byブクログ

2013/05/19

変わった小説だなぁ。 「奇貨」は、レズビアンと男女の友情物語り。 「変態月」は女子高生同士の微かな恋心のお話し。

Posted byブクログ

2013/03/19

私小説家の本田とレズビアンの七島美野は何でも赤裸々に語り合えるソウルメイトと呼ばれる関係で同居生活を送っていた。そんなに信頼し合った仲なのに、第三者の出現により関係が崩れていく。 人と人のつながりって深いと思っていても、離れる時はあっさりしてしまう。 何だか学生時代の自分を見てい...

私小説家の本田とレズビアンの七島美野は何でも赤裸々に語り合えるソウルメイトと呼ばれる関係で同居生活を送っていた。そんなに信頼し合った仲なのに、第三者の出現により関係が崩れていく。 人と人のつながりって深いと思っていても、離れる時はあっさりしてしまう。 何だか学生時代の自分を見ているような錯覚に囚われ、切なかった。 もうひとつの「変態月」もねじれた女の子同士の関係を描いた作品。 どの作品もうんうんそんなことあるねーと思いつつ読み進めた。 やっぱり、松浦さん微妙なすれ違い心理描写が上手だなと思った。

Posted byブクログ