スタートライン の商品レビュー
夢は本気で熱中しなきゃ見れないもの。 まさにそうだな〜。 私は小さい頃から夢とかなく、なんとなく生きてるのはそういうことかな。
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学生の時に読みたかった。今読めてよかった。心からそう思える、『夢』とは何かを考えさせてくれる一冊です。 メインの主人公はどこにでもいそうな男子高校生。代わり映えのしない日常を刺激してくれる大人と言えば、少し変わった哲学のようなものを授業に取り入れてくれる歴史の先生くらい。そ...
学生の時に読みたかった。今読めてよかった。心からそう思える、『夢』とは何かを考えさせてくれる一冊です。 メインの主人公はどこにでもいそうな男子高校生。代わり映えのしない日常を刺激してくれる大人と言えば、少し変わった哲学のようなものを授業に取り入れてくれる歴史の先生くらい。そんな彼の日常を劇的に変えたのは、高校三年生で転入してきたとある女生徒の存在だった。急速に彼女に惹かれ、恋をして、彼女に近づくために彼女の世界を知っていくうち、彼は今までの自分から少しずつ変わっていく。彼らの恋と、その先の未来の行方を追いかけることのできる良作です。 この話は、将来の『夢』というものがどんなものなのか、自分の世界を広げるということはどういうことなのか、一冊の本を通じて読者に強く働きかけてくるメッセージが込められているように思います。大人はいいぞ、と自信をもって子どもたちに言える世界に、自分はいることができているだろうか、と何度も考えました。 正直、学生の頃に読みたかったです。この本に書かれているような考え方を、今までしようと思ったことがありませんでした。けれど、今読めてよかった、とも思います。 先日、同居で介護をしていた祖母を見送りました。祖母の介護のために前職を退職し、臨時で現職に就職し就労しています。でも、現職はあくまで祖母の介護のためのつなぎの職のつもりでいたため、来年4月に向けてもう一度自分を見つめ直そうと思っていたタイミングでした。私にできること(スキル)は何だろう、長く続けられそうな仕事で、難しくなくてお給料がそこそこの仕事がいい。そんなことを考えて求人情報を見ていましたが、それは本当に私のやりたいことなんだろうか、とずっと迷いがありました。その理由がこの本の中にあった気がします。 私の抱いていた夢は何だっただろう、いつその夢をなくしてしまったんだろう、今からでも夢を持ち直すことはできるだろうか、そんなさまざまな思考が巡りました。人は、いつでも、いくつからでも、どんな挑戦でもできる。そう言ってもらえることの心強さは、今まで散々に迷い苦しんできた日々があったからこそ強く感じるものだと思います。 今年は、三十代最後の一年になります。定年が六十か、六十五か、そのくらいだと思ったらまだ二十年以上の時間があります。まだまだ、私が自分の本当にやりたかったことを見つめ直す時間は十分にあるはずだと、背中を押してもらった気持ちです。 「子どもはいいなあ」「私も子どもだった頃に戻りたいよ」なんて未来のないことばかりぼやくのをやめて、この本に登場した大人たちのように「大人はいいぞ」「早く大人になりなよ。こんな楽しいことができるんだよ」そんな言葉を子どもたちに投げかけることができるような自分になりたいものです。 まずは、自分が自信を持って生き生きと未来を見つめることができるようになることから。今からでも、いくつからでも、未来に希望を抱くことを忘れないように。
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「向かい風が強いのは前を向いて走っている証拠や。胸を張ってええ。」 登場人物である宮下先生の言葉に当時中学1年生だった私は何度も何度も救われた。本気で生きる情熱がいつか自分の将来の糧となり、素晴らしい人との出会いに繋がる。5年前そう心に刻んでくれたことで私の夢に対する思いが大きく...
「向かい風が強いのは前を向いて走っている証拠や。胸を張ってええ。」 登場人物である宮下先生の言葉に当時中学1年生だった私は何度も何度も救われた。本気で生きる情熱がいつか自分の将来の糧となり、素晴らしい人との出会いに繋がる。5年前そう心に刻んでくれたことで私の夢に対する思いが大きく変わった。 「夢とは一体何なのか」いつからだろう。小さい頃は早く大人になりたいと思っていたのに歳を重ねるにつれて将来を見ることが嫌になったのは。それはきっと歳を重ねるにつれてやらなければいけないことに追い込まれたから。それに、夢を大きく語っても叶えられるのはほんの数パーセントの天才だけであって平凡な私には夢を叶えることは無理だと自分に言い聞かせているようになっていた。しかし、この本は夢へのアプローチはひとつではないことを教えてくれた。 毎日が楽しいと思えるのは、面白いことをしているからではない。「本気でやればなんだって面白い。そして、本気でやっているものの中にしか、夢は湧いてこない。」どんな場所でも輝いて生きていくために、自らが楽しみを見出していくしかないのだ。 この本で読書感想文を書いて中学1年生の時に毎日新聞社賞を頂だけて本当に嬉しかったです。
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前進する勇気をくれる小説。 ものすごく前向きに挑戦する行動力が湧いてくる小説です。 行動の原動力は【不安】も納得がいくし、いい本は自分が行動して初めていい方になるなど、哲学的で好きです。 また、二人の物語が交互に進んでいく感じも好きでした。 自分の可能性を信じたくなります。自...
前進する勇気をくれる小説。 ものすごく前向きに挑戦する行動力が湧いてくる小説です。 行動の原動力は【不安】も納得がいくし、いい本は自分が行動して初めていい方になるなど、哲学的で好きです。 また、二人の物語が交互に進んでいく感じも好きでした。 自分の可能性を信じたくなります。自分の5年後はどうなっているのか。 この本をいい意味で自分にとっていい本にしたいです。 最後のシーンがグッと心に残ります。 ぜひ若いうちから読んだほうがいい小説です。 必ず人生に役にたつ知識があります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「職業は夢を実現するための手段でしかない」 かつての夢を叶える仕事ではなく、生活にあった仕事をしている現在。それでも今が一番夢を叶えられる(伝えたいことを一番伝えたい人に伝えられる)環境なんだと気づくことができた。 子どもがもう少し大きくなったら、勧めたい1冊。
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【いつだって今日がスタート】 18歳の高校生の男女2人の視点から描く、恋を土台にした人生の物語。誰と出会うか?どんな経験をするか?が人の人生を決める。でも、今この人との出会いが、いまこの本との出会いが、今この経験が人生を変えたと言えるかどうかは、自分次第。そんなことを教えてくれる...
【いつだって今日がスタート】 18歳の高校生の男女2人の視点から描く、恋を土台にした人生の物語。誰と出会うか?どんな経験をするか?が人の人生を決める。でも、今この人との出会いが、いまこの本との出会いが、今この経験が人生を変えたと言えるかどうかは、自分次第。そんなことを教えてくれる一冊です。 何かを始めようとか、何かを成し遂げようとか思った時に、それをするのに一番最適なのは"今"。今よりも早いスタートは切れないし、誰に何を言われようとも、最後に決めるのは自分自身。 学生時代に読みたかった一冊だなと思いながらも、全ての人に読んで欲しいなと思う一冊です。
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とっても素敵な物語でした。 それは単に感動するからという訳ではなくて、かっこいい大人のお手本を見せてもらって、情熱を勇気をもらえる内容だったからです。 小説のようであり、自己啓発本のようであるこの一冊から、若者は将来の希望を受け取るのではと思います。 私も中年ではありますが、次...
とっても素敵な物語でした。 それは単に感動するからという訳ではなくて、かっこいい大人のお手本を見せてもらって、情熱を勇気をもらえる内容だったからです。 小説のようであり、自己啓発本のようであるこの一冊から、若者は将来の希望を受け取るのではと思います。 私も中年ではありますが、次世代に語る内容を考えて、話さないととハッとさせられました。 自分自身で可能性の種を潰さないように、やりがいや生きがいで、たくさんの奇跡を信じていきたいと思います。
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「嬉しいこととか感動したことに触れたときに、いちばん悲しいことは何かわかるか。 それを共有する相手がいないことだよ。 素晴らしい景色に心を奪われたときにいつも思う。おまえにも見せてやりたいって。でも、その景色は二度と見ることはできない」 「夢」って言葉は扱いが難しい。 ぼくが夢...
「嬉しいこととか感動したことに触れたときに、いちばん悲しいことは何かわかるか。 それを共有する相手がいないことだよ。 素晴らしい景色に心を奪われたときにいつも思う。おまえにも見せてやりたいって。でも、その景色は二度と見ることはできない」 「夢」って言葉は扱いが難しい。 ぼくが夢について語ると、渉も瑞穂も「悪いことは言わないから、考え直せ」と言う。 たしかにそれが、ごくふつうの反応だと思う。 小学時代、卒業作文にみんな無邪気に「将来の夢」を書いていた。 プロ野球選手やサッカー選手、宇宙飛行士って書いたやつもいる。 中学生になると、そんな夢を書いたことをみんな忘れようとする。人前で将来の夢とか、言わなくなってくる。 高校生時代なんてそのピークだろう。ずっと先にあると思っていた「将来」がすぐそこに迫ってきて、何を「夢」と言っていいかわからず、無気力なやつが増える。 そうなると、先生たちは言う。 「おまえら、夢はないのか。夢がないからやる気が出ないんだ」 すぐそこに迫った「将来」を四年後に先延ばしすることができるのが「大学」という場所だ。 しかたがないから、将来の夢を見失った多くの若者が「夢」を探しに大学に来るのだろう。 ところが、その大学で「夢」を語ると、「夢ばかり見ていないで現実を見ろ」と言われる。 高校を卒業するまでは、夢を持っていないからダメだと言われて、大学に入った瞬間から夢ばかり見ていたらダメだと言われる。
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図書館本。 最初と最後のシーンがそっくり。遅れて来る人が違うだけ。大祐と真苗の互いのストーリーが交錯する。憧れた影響を受けた先生は私にはいないけれど、彼らが行った高校でいい経験が出来たようでうらやましい。
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人生をつまらないと思うなら、つまらなくしているのはきっと自分なのだろう。 いつからか本気でやることをかっこ悪いと思うようになり、少しやって見て上手くいかないと向いていないと諦めるようになった。 憧れをきっかけに行動はするが、やりたかった事のはずなのに上手くいかなくてやりたく無く...
人生をつまらないと思うなら、つまらなくしているのはきっと自分なのだろう。 いつからか本気でやることをかっこ悪いと思うようになり、少しやって見て上手くいかないと向いていないと諦めるようになった。 憧れをきっかけに行動はするが、やりたかった事のはずなのに上手くいかなくてやりたく無くなるのは明らかに自分の弱さだった。 そしてやってもどうせ続かないと自虐的になり、新しいことに挑戦もしなくなるという悪循環。 1度きりの人生。 ひとつくらいは、誰もが無理って諦めるような簡単には手に入らないものを追い求めて生きていきたい。 自分の5年後に期待したいと思う。
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