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ゆれる の商品レビュー

3.8

45件のお客様レビュー

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2012/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画の元となった本かと思ったら違った。 映画で知りたかった所は結局謎のままで、読者や視聴者の空想で補うしかない様子。 それぞれの登場人物が語り口調で物語が構成されていくのは、好きな書き方でした。 そして死人にまで語らせておいて、肝心な所ははぐらかしてしまうのには何とも言いがたいものがありましたが。 結局稔は家に帰ったのか、稔と猛の和解というものは書かれていないのですが、最初に書かれている人物像がその時は問題ないように思えるけれど、稔が懲役を終えて出所した時に兄弟の生き方そのものの滑稽さが浮き彫りになる。 薄い本でしたが、慎重にそして注意深く時間をかけて読んだら色んな関係を浮き彫りにしていて、その点では面白かった。

Posted byブクログ

2012/09/06

そこらじゅうにありそうな話なのに、だからこそ引き込まれる。 田舎で育つということには、決してのどかなだけじゃなくて、色んな葛藤があるんだよね。

Posted byブクログ

2012/09/06

“あの橋を渡るまでは、兄弟でした。” 衝撃的なコピーに未だ観ていない同名映画を想って、まずは読もうかと手に取りました。 映画とは必ず違う見せ方なのでしょう。 ぜひ観たいと思います。 兄と弟、血の繋がった近い人にみえて必ずしも理解し合えているものではない。

Posted byブクログ

2012/08/22

映画監督、西川美和による同名作のノベライズ。ここまで恐ろしい作品はそうあるものではない。読み手をどん底まで突き落とし、徹底した自己否定を促す。これが文学でなくて、何が文学というのだろう。

Posted byブクログ

2012/08/26

だいだい大好きな映画の、文庫が新刊で出ていたので思わず、即買即読。もちろんこれまでも、何回も観ました読みました。読めばまた、観たくなる。観ればまた、橋と、兄弟の手を、思い出す。たぶんわたしに大切な兄弟がいる限り、ずっと心にある、作品です。しかしホント、兄弟モノに弱いオレ…

Posted byブクログ