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遠藤保仁がいればチームの勝ち点は117%になる の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2014/06/05

サッカーの面白さと数字の面白さをミックスしていて、面白い。 ただ、数字では現れない、ディフェンスラインの統制やポジショニング、メンタル面の要素があるからやっぱりサッカーは面白い! 単純に勝ち点117%と言うと統計解析に否定的な方にはオススメできませんが、客観的な数字へ「なるほど!...

サッカーの面白さと数字の面白さをミックスしていて、面白い。 ただ、数字では現れない、ディフェンスラインの統制やポジショニング、メンタル面の要素があるからやっぱりサッカーは面白い! 単純に勝ち点117%と言うと統計解析に否定的な方にはオススメできませんが、客観的な数字へ「なるほど!」と唸らせる説得力は充分にある。

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2013/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【認識】 サッカーに関するデータ分析を行うことで、チームが勝つために必要な要素を導きだす本 【対象】 ・数式を毛嫌いしない一般人 ・サッカーが好きな人 【感想】 良い点: 統計をどのように適用して行くか、なじみの無い人にとっても分かりやすく解説している。 手法の特徴だけを抽出して、数式を排除している。 データの収集→主成分分析→クラスタリング→回帰分析という流れ。 統計は仮説を立てれば統計的に立証でき、逆に言えば仮説を立てなければ意味が無い、というメッセージと読み取った。 何の考えもなしに「これとこれが関連がある!」とは教えてくれないことが分かる。 ビッグデータ使用している現場はどうなっているのか疑問。 因果は重要で無く相関が重要であっても、関連付けるデータにあたりをつけなくては何やっても無意味な気がするが、最近読んだ本だとそういうあたりをつけずに有用な情報を引き出せるように書かれてあって、そこらへんはっきりしない。 悪い点: サッカーが好きじゃなければ飽きる。 統計の重要そうなところだけ読んで、ほとんど読みとばした。

Posted byブクログ

2013/02/23

***** 膨大なデータを丹念に分析して、サッカーをデータによって解釈することを試みている本。 内容はまあそうだよねという感じだが、解釈のプロセスや考え方は参考になる。 ***** 一方で、「とは言っても数字だけじゃ無理だよね」という感覚が沸き起こってくるのが良く分かる。 確かに...

***** 膨大なデータを丹念に分析して、サッカーをデータによって解釈することを試みている本。 内容はまあそうだよねという感じだが、解釈のプロセスや考え方は参考になる。 ***** 一方で、「とは言っても数字だけじゃ無理だよね」という感覚が沸き起こってくるのが良く分かる。 確かに「数字で全てが語れるわけではない」という合理的な面と、 「自分の信じている直感に反する」というヒューリスティックな面が 両方とも含まれているはずである。 *****

Posted byブクログ

2013/02/19

良いタイトルを付けたもんだ。野球と比較して数値化、記録化されにくいとされてきたサッカーを、統計学を駆使しながら、徹底的に数字で表現する本。面白いなあと思う部分と、何を数字にするかがミソだなあと思う部分と、数字に表しにくい人間関係とか流れとかがサッカーとしては面白いんだよなとか。

Posted byブクログ

2012/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々に新書のサッカー本を読んだ。 けっこうこういうタイトルで釣られるケースがあるのだが、本書はタイトル負けしないすばらしい内容だった。 充実の内容は下記の目次項目を見てもらえればわかるだろう。 ■目次 はじめに データがサッカーに革命をもたらす 本書で扱うデータ 第1章 データから読み解く一流プレーヤーの技術 データを読むための「数字の感覚」 日本代表の心臓・遠藤保仁は何が優れているのか 日本人得点王ハーフナー・マイクの躍進と今後の課題 日本人フォワードは決定力を高めるよりシュート数を増やせ 日本最高のクロッサー駒野友一 Jリーグ随一の闘莉王と増川隆洋のコンビネーション Jリーグ最高のゴールキーパーは誰か 第2章 データを使って隠れた才能を探し出す 選手の可能性をデータで探る ケネディを越える可能性を秘めた得点率王 遠藤を越える中盤のプレーヤーは現れるのか 守備を支える陰の実力者たち Jリーグで活躍するロンドン五輪世代の成長株を探し出す スタッツによる選手分析の限界 第3章 データで振り分けられるプレーヤーの役割 統計学を使ってデータをまとめる いくつの軸でデータを表すべきかを考える 5つの主成分はどのような内容か クラスター分析による選手のプレースタイル分類 クラスタリングの結果から遠藤の代役を見つけ出す チームにおけるポジションの過不足を検証 ゴールキーパーはフィールド精度とセーブ率で特性が表れる データに基づいたベストイレブン 第4章 データが教える得点につながるプレー 得点につながるプレーを統計学で検証 シュートを何本打てば1点入るのか ゴールに結びつきやすいシュートは何か シュートの種類別に得点を予測する 得点に結びつくラストパスとアシスト ゴールの背景にあるプレーがどれだけ得点に結びつくのか 守備的なプレーによって失点をどれだけ防げるか 現実に則した予測モデルで守備的プレーを評価する 得点や失点を防ぐのに貢献したプレーヤー シュートの決定率による評価ではレアンドロ・ドミンゲスが1位 チャンスメイク貢献度で群を抜く遠藤のプレー 守備貢献度1位はヴィッセル神戸の河本 チャンスメイクと守備貢献におけるマイナス評価とは? ゴールキーパーのプレーと得点・失点の予測モデル 攻撃・守備への貢献から見るベストイレブン 第5章 データが示す勝敗を左右するプレーヤー 貢献度の合計値とその限界 試合の勝敗を左右するプレー 貢献度指標による勝敗の予測 シーズンを通した勝ち点の予測 柏レイソルが優勝できた理由と解析の限界 第6章 データが明らかにするサッカーの気になる疑問 すべての仮説はデータによって検証可能 ホームとアウェイは勝敗にどの程度の影響を与えるのか 先取点を取ることはどれほどチームを有利にするか 途中後退をうまく使えているチームはどこか 速攻と遅攻はどちらが有利なのか おわりに--仮説こそがサッカーの観戦力 データスタジアムのデータを著者がしっかりと分析されたようで、 基本的な分析や多変量解析がなされている。 回帰分析やクラスタ分析、主成分分析などを用いてJリーグデータを紐解くという目から鱗の内容だった。 データを分析することで得られる点、ダメな点の整理もとてもすばらしく、やはり論理だけではサッカーは語れないと結論づけるのもとても共感した。 選手データだけでなく、監督の采配や戦術も何かしらのデータに落とし込むことができればさらによくなるのではないだろうか。 大変に面白い1冊だった。

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2012/09/04

データを参照すると意外な選手がランキング上位に上がってきたりするけど、データでは計測できないステータスがありすぎる。

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2012/08/15

サッカーを統計解析を用いて色々調べてみました、という本。 本の最後の方に、統計解析による確率の話では優勝するかどうかといった絶対的なことは解明出来ない(当たり前だけど)、とあるが、数字には表せられない部分はビジネスにも共通してあると思う。 如何に事業分析やらマーケット分析等、科学...

サッカーを統計解析を用いて色々調べてみました、という本。 本の最後の方に、統計解析による確率の話では優勝するかどうかといった絶対的なことは解明出来ない(当たり前だけど)、とあるが、数字には表せられない部分はビジネスにも共通してあると思う。 如何に事業分析やらマーケット分析等、科学的にアプローチを行なっても、事業の成功如何は最後の経営判断によるところが大きい。その経営判断が、数字では表せないところ。 ビジネスと違って、数字に表せられない部分が数多く結果に影響するからこそ、その分スポーツは面白い。

Posted byブクログ