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池上彰と考える、仏教って何ですか? の商品レビュー

3.8

72件のお客様レビュー

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2013/01/06

ヨガを勉強しているのをきっかけに、この本を手にとった。やはりインド発祥ということで、ヨガ哲学とチベット仏教はほとんど同じような考えなんだと理解した。 この本は、仏教の発祥から、ブッダのことやこれまでの歴史、カルト宗教、そして、池上さんとダライ・ラマ法王との対談が書かれている。東日...

ヨガを勉強しているのをきっかけに、この本を手にとった。やはりインド発祥ということで、ヨガ哲学とチベット仏教はほとんど同じような考えなんだと理解した。 この本は、仏教の発祥から、ブッダのことやこれまでの歴史、カルト宗教、そして、池上さんとダライ・ラマ法王との対談が書かれている。東日本大震災についてのインタビューは特に興味深く、法王は、仏教視点で物事を捉え、日本人に必要なモノを遠回しに指摘してくれていた。 仏教の初歩の初歩を知るには良書だと思う。

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2013/01/06

ダライ・ラマ法王のインタビューや、池上さん地震の体験や経験を元に、仏教の本当の教えやそれをどう活かせば良いか、日本人が21世紀の仏教徒にらなるための道筋を示している良本である。

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2013/01/03

仏教を知ることは 日本の歴史を知ることでもあるけど、人間の心の動きを非常に精密に観察し、どうすればその心の平和を保てるか、コントロールできるかを明らかにした心理学としての側面も勉強できるので 仏教に関する本を読むことは信仰の有無にかかわらず多くの人に役立つと思います。ダライ・ラマ...

仏教を知ることは 日本の歴史を知ることでもあるけど、人間の心の動きを非常に精密に観察し、どうすればその心の平和を保てるか、コントロールできるかを明らかにした心理学としての側面も勉強できるので 仏教に関する本を読むことは信仰の有無にかかわらず多くの人に役立つと思います。ダライ・ラマ法王 の対談も興味深く読め、仏教心理学への感心も高まりました。

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2012/12/15

高野山に登り、宗教とは、仏教とは何なのか?歴史上、仏教はどのような役割を果たして来たのか?疑問に思った時は、一番わかりやすい本から入っていくのが良いと考え、この本が以前より予約していたが、良痛みングで図書館で借りれた。 この本の前半が、役に立つところで、仏陀がなぜ仏教をつくり、他...

高野山に登り、宗教とは、仏教とは何なのか?歴史上、仏教はどのような役割を果たして来たのか?疑問に思った時は、一番わかりやすい本から入っていくのが良いと考え、この本が以前より予約していたが、良痛みングで図書館で借りれた。 この本の前半が、役に立つところで、仏陀がなぜ仏教をつくり、他宗教との違いはどこにあるのか?日本において、仏教はどのような扱いをされ、その後どのような変遷を辿って来たのかがわかる一冊。実をいうと、池上氏は後半のダライラマの部分が一番関心を持ってもらいたいとこなのかもしれないが。。。前半だけをもう少し掘り下げてほしかった。

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2012/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了。そういえば仏教系の幼稚園に通ってたなと思いだした。知ってるようで知らない仏教について学べる一冊。池上さんってこういう説明が天才的に上手だ。何回も読もう!

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2012/11/29

仏教とは何か?震災、不景気、社会不安。こんな時代に、日本人は、どのように仏教に寄り添えばいいのか。ダライ・ラマのインタビューも読み応え抜群。

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2012/11/17

学校教育で習った明治以降の仏教解釈とは違う、本来伝承されていた伝統的な仏教、そして仏教という宗教に縛られず、他の信仰があったとしても、知識として「心のあり方を考える」ツールとしても活用できる事を、小難しくなく説明されいました。 サラッと読める、(著者の池上さんがあとがきに書かれて...

学校教育で習った明治以降の仏教解釈とは違う、本来伝承されていた伝統的な仏教、そして仏教という宗教に縛られず、他の信仰があったとしても、知識として「心のあり方を考える」ツールとしても活用できる事を、小難しくなく説明されいました。 サラッと読める、(著者の池上さんがあとがきに書かれていた通り)まさに「仏教基礎講座」です。 

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2012/10/31

友人に借りました。 「私はいつも正直に真実を話し、慈悲の態度を実践しているから、不安は無いのです。」Byダライラマ14世 前向きでポジティブに生きていくヒントです。

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2012/10/30

すこし騙されたような気がします。 本のタイトルは「池上彰と考える、仏教って何ですか」 で、1章は、そのタイトルの通り、池上氏が、仏教の成り立ちや日本仏教の現状についてやさしく解説してくれる。内容は、まあまあ合っていると思う。 しかし、この本の2章はダライ・ラマとの対談にあてられ、...

すこし騙されたような気がします。 本のタイトルは「池上彰と考える、仏教って何ですか」 で、1章は、そのタイトルの通り、池上氏が、仏教の成り立ちや日本仏教の現状についてやさしく解説してくれる。内容は、まあまあ合っていると思う。 しかし、この本の2章はダライ・ラマとの対談にあてられ、内容的にこの本の中心でした。 買う前にしっかり、目次などに目を通していればわかったのですが、パッと買ったためにそこまでわかりませんでした。たしかに、本の帯には、小さく「ダライ・ラマ14世との対談も収録」と書かれている。しかし、この本のタイトルや表紙からでは、それはあくまでコース料理のデザートのようなものだと思われる。 しかし、この本は前菜・サラダにあたる部分が1章の池上氏の仏教解説で、メインディッシュがダライ・ラマ対談だった。(3章は、短いまとめのようなものでこれが食後のデザートだ) 僕は、別にチベット仏教やダライ・ラマ氏がいやなわけでもないが、本のタイトルと、本のメインの内容が違う本というのは、なんだか気に入らない。たまたまダライ・ラマだったからまだゆるせたものの、これがもし2章が「幸福の科学」とか「オウム」とか、なんとか学会だったら、どうだろうか?仏教初心者の読者に、いつのまにか、わからないように、おかしな宗派への勧誘になりかねない。いままでテレビでも本質・真実を解説するというスタンスだった池上氏が、こんなタイトルで本を出してはいけないと思う。 1章の中身だけでも、仏教の解説本としては十分だし、すこし加筆してそれだけで1冊にしたら良かったのではないか。ダライ・ラマ氏との対談を読ませたいのなら、正直に対談本として独立の本にしたら良かった。 今、日本と日本人は、この対談の中でも出てくるように、外交の問題、原発・エネルギーの問題、個人の人間関係の問題など、さまざまな問題や苦悩を抱えている。 池上氏はダライ・ラマ氏との対談によって、仏教にこそその解決の道があると確信したようだが、どうも本のタイトルと内容の差で気持ちが引いてしまった自分には、その結論にも、素直にうなづけない。 たしかにダライ・ラマ氏は人格的にすばらしい。もしすべての人間が彼と同じく仏教の心理学を学び、彼のように人格形成できたなら、みんながおだやかに暮らせるかもしれない。また、国家や社会も個人の集合なのだから、個人の心がけがよくなれば、国家や社会の軋轢もなくなり問題が解決しやすくなるかもしれない。だが、それは実際は難しいと思う。 たとえば、貧困のため飢えている発展途上国があるとする。その国で、1人の天才児にスポーツの英才教育をし、オリンピック金メダリストになったとしよう。その1人はたしかに国民の英雄になるし、希望になるだろう。だけど、その1人がいかにすごい身体能力をもっているとしても、国民全員が同じだけ健康でスポーツマンになる可能性は、ない。 その国の国民全体の貧困と栄養不足を解決するには、もっと別の方法があるはずだ。 ダライ・ラマ氏も、個人としての心の修行者としての資質はすばらしいものだ。だが、それは英才教育をほどこされたスポーツマンの身体と同じく、チベット亡命政府とチベット仏教界をあげての「育成」のたまものだ。お金の心配も、失業の心配も、基本的にはない。賃金を得て自分の生活を支えるための労働やその他の俗世のわずらわしい事から保護されているからこそ、仏教の研究と、心の鍛錬に没頭できたからこそ、極めることが出来た人格の完成だと思う。それを、俗世の中で、まったく同じ事を一般人が出来るとは思えない。たしかに本来の仏教は、個人の心の葛藤や苦悩をやわらげる効果があるのだが、それだけでは、解決できない問題がある。 ちょうど、貧困国の栄養問題を、スポーツの普及では解決できないように、日本社会の現実問題の解決手段としては、仏教の普及だけではなんともならない。 まあ、池上氏は、他の解説本で、経済問題の経済的な解決方法とか、政治問題の政治的解説方法にはふれているだろうから、仏教の本では、そこまで具体的に、経済的政治的にふみこまなくていいのかもしれないが、なんだか消化不良だった。

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2012/10/28

日本の文化においては古来から神道が深く根ざしているから、どちらかというと個人的には自然界にいろんな神様が存在していると思っている。 普段、宗教について考えたりしないし、日常生活で何かを深く信仰しているという感覚は全くない。仏教徒なのか?といわれるとそうではないと思うし、自分が何教...

日本の文化においては古来から神道が深く根ざしているから、どちらかというと個人的には自然界にいろんな神様が存在していると思っている。 普段、宗教について考えたりしないし、日常生活で何かを深く信仰しているという感覚は全くない。仏教徒なのか?といわれるとそうではないと思うし、自分が何教徒なのかわからない(おそらく無宗教)けど、やっぱり考え方のベースには仏教があるんだなと実感した。 歴史の授業で、ただ覚えるだけの知識としては知っていた言葉の意味や、改めて仏教について知ることができて面白い。 池上さんとダライ・ラマ法王との対談もあって、中国のフィルターを通した日本の仏教(しかも神道も混ざっている)とは違い、中国の影響を受けずにインドから直に伝わっているチベット仏教についてちょっと興味がわいた。 蛇足だが、歴史や世の中の情勢を深く知る人って、やっぱ話しが面白く、説明が上手だなと感じる。

Posted byブクログ