走る哲学 の商品レビュー
すごく鋭い。すごく考え尽くされてる。いつも自分と向き合ってる。自分とギリギリまで向き合ってるから出てくる考え方なんだと思う。考え方としてとても共感できるし、わたし自身はこんな風に言葉として紡げないので、すごいな、と思った。引用したい言葉だらけだったけど、特に感銘した言葉を引用文と...
すごく鋭い。すごく考え尽くされてる。いつも自分と向き合ってる。自分とギリギリまで向き合ってるから出てくる考え方なんだと思う。考え方としてとても共感できるし、わたし自身はこんな風に言葉として紡げないので、すごいな、と思った。引用したい言葉だらけだったけど、特に感銘した言葉を引用文として記録しておく。
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ある一定を超えたアスリートは考え方や思考そのものが、形は違えと似ているような気がするのは僕だけだろうか。たまに内容が洗練され過ぎて理解するのに何度も読み返したが、なかなか面白かった。僕はビリヤードをするのだけど、内面的なことや練習、相対心理みたいなところが結構似てて楽しく読めた。...
ある一定を超えたアスリートは考え方や思考そのものが、形は違えと似ているような気がするのは僕だけだろうか。たまに内容が洗練され過ぎて理解するのに何度も読み返したが、なかなか面白かった。僕はビリヤードをするのだけど、内面的なことや練習、相対心理みたいなところが結構似てて楽しく読めた。また強くなれました。
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自分と対峙すること。 問いを問い続けること。 自分とは何かを問い続けるということ。 すごく苦しいけど、それをしないと自分にはなれない。 尊敬する人がまたひとり増えました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
成功よし、失敗なおよしという感覚が僕にはあって、短期では小さな失敗や成功はあっても、長期で見るとだいたい成功だろうと思っている。選択の失敗は間違えた方を選んだことではなくて、選んだのは自分のせいじゃないと思うこと。自分で悩んで腹をくくって選んだなら、成長は約束されている。 やっぱり人は、新しいものに出会った時につい否定したり、弾いてしまう。それはしょうがないから、それよりも大事なのはその後一人になること。そのときに本当にそれは認められないものか、何故自分自身がそれを認めないのかを自分に尋ねることが大事だと思う。 どこで誰が見てるか分からないんだからしっかりしなさいとは私の母は一度も言わなかった。おかげで私は自分の行く先を自分の基準で決める、自分の人生を生きることができている。 もし誰かに期待されていたら早めにがっかりさせておいたほうがいい。ほっておくと人生がいつの間にか人が期待する方向に向かい始める。 評価されるのはいつも自分の好きなことに従っている人。みんなが期待する人になろうとしない人。世の中が評価する人生ではなく自分がやりたい人生を。 がっかりさせようと全部ぶっちゃけたら、むしろがっかりされずに近くなる人がいる。その人は人に褒められるために生きていない人だと思う。そういう人といると自分が出せるようになる。 すごいと言われたい症候群も、がっかりされたくない症候群も、ばかにされたくない症候群も、つまり他人にコントロールされている。 私は足りなかった。もっと褒めて欲しい、もっと認識して欲しい。自分自身が与野のかに認識されることに喜びを感じた。他人の評価はすぐ消え虚しさが残る。だから必死で走りそして演じた。私がなりたい姿よりも世に欲される姿を。 期待もされる。評価もされる。それが社会の仕組みならその中で生きていくしか無い。でも大事なものを忘れないように。自分はいったい何になりたかったのか。誰がなんと言おうとあなたはなりたいものになっていい。 ********************************************** 自分のやりたいことは何だろう。すぐに浮かんでくることは、モテたい、賞賛されたい、褒められたい、尊敬されたい。 他人の評価だけを気にしているのか。他人の評価を気にしなくなったとき、自分にはやりたいことが残っていない気がする。 人間の行動の動機は、本能的なもの、つまり欲であり、綺麗事じゃないものだと、ずっと思っている。誰かのために? 社会のために? 心の底からそう思える(と思っているだけかも)人の思考回路が分からない。自分の欲が満たされ切った人だけがそこに到達するのではないか、と思っていた。でも為末さんの場合は大阪世界選手権で一度欲に執着した価値観を壊した後でも、社会での役割を意識して使命感を感じている。 本書の為末さんも、五体不満足の乙武さんも、社会の中での自分の役割を認識して、自分の特徴を活かして生きていくべし、と言っている。みんながそうなれば、本当に住みよい社会が実現するだろうなあ。 やりたいことをやれ。向き不向きがある。矛盾しているような気もするが。 自分の考えが整理できていない部分がたくさん残ってしまった。いろいろと考えるきっかけを与えてくれる面白い本だった。
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陸上競技という、個人競技の選手だから、これだけ考え、自問自答し、哲学が出来上がったのではないかと考えさせられた。 ツイッター投稿をまとめた本書。 感じたのは、恐ろしいくらい考えているということと、やはり、努力して体験しているということ。 「成功してないから自信がないのではな...
陸上競技という、個人競技の選手だから、これだけ考え、自問自答し、哲学が出来上がったのではないかと考えさせられた。 ツイッター投稿をまとめた本書。 感じたのは、恐ろしいくらい考えているということと、やはり、努力して体験しているということ。 「成功してないから自信がないのではなくて、逃げてきたから自信がない。逃げなかったと、全部なくなってもこれは残ると思えるものが、成功体験」 刺さる言葉が多いし、疑問を感じていた常識を覆してくれる答えがみつかる一冊。 個人競技だけあって、しっかり我を通しているなと。
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なるほど、哲学。 自分が何者であるのかを問い続けてこの一冊にその断片がのっている。 夢見ること、諦めること、受け入れること 華々しいアスリートの裏側の、分かり合えない孤独が横たわっているのを感じた。
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twitterで毎回この人のつぶやきに共感してしまうので、まとめて読んでみたいと購入。 やはり自分は、無常観を感じながらも現実に対峙できる人に惹かれるらしい。 この世のあらゆる物事には、存在する以上の意味はないというのは、不安定で覚束なくて、とても怖いけど、だからこそ自由なのだ...
twitterで毎回この人のつぶやきに共感してしまうので、まとめて読んでみたいと購入。 やはり自分は、無常観を感じながらも現実に対峙できる人に惹かれるらしい。 この世のあらゆる物事には、存在する以上の意味はないというのは、不安定で覚束なくて、とても怖いけど、だからこそ自由なのだと思う。
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世の中にあるギャップが、彼の視点から淡々と語られている。 そんな一冊。 短いエッセイ集です。 【哲学】という仰々しさはなくて、普通の単語・表現なのに、端的な表現でしっくりくる。 ドシンプルに「走る」ことを生業として、深く日々自分と向き合ってきたから、なんだと思う。 きっと多くの...
世の中にあるギャップが、彼の視点から淡々と語られている。 そんな一冊。 短いエッセイ集です。 【哲学】という仰々しさはなくて、普通の単語・表現なのに、端的な表現でしっくりくる。 ドシンプルに「走る」ことを生業として、深く日々自分と向き合ってきたから、なんだと思う。 きっと多くの人が、全部といわずともいくつかの悩み/ギャップ感に、自分にも通じるものを見つけられると思う。 答えではないけど、ある程度の整理がつけられ、再発見的な気づきが得られる一冊ではないかと。
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スポーツは究極的に実学であって、科学的な知だけではなく経験知と相補的に積み上げていく必要性に改めて気付かせてくれた一冊。本自体はツイートをまとめただけなので全体を通して物語がなくテンポ良く読み進めないので、1日2,3節くらいのペースが個人的におすすめ。
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400mハードルの為末大選手のTwitterをまとめた本。為末選手がTwitterで語る哲学が好きなので購入。 やっぱりWebで公開されるものは、その媒体でリアルタイムに読むからいいと改めて思った。電車男もケータイ小説も本になるとなんか違うっていう感覚と同じ。 Twitter...
400mハードルの為末大選手のTwitterをまとめた本。為末選手がTwitterで語る哲学が好きなので購入。 やっぱりWebで公開されるものは、その媒体でリアルタイムに読むからいいと改めて思った。電車男もケータイ小説も本になるとなんか違うっていう感覚と同じ。 Twitterならある程度長くても読めるし、前に同じような話があろうが違った気持ちで読めるけど、本にしてしまうと話は違う。Twitterだからこそ、リアルタイムに生の声を感じたし、心に響くのだと思う。 Twitterをまとめたことで、色々なことが書かれすぎていて、何が書かれていたのか焦点が定まらない。読むのに時間がかかってしまった。 Twitter上で毎日少しずつさらっと読んで楽しむのが一番だと思う。
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