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天使のゲーム(下) の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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2025/07/25
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まさに傑作という言葉が相応しい作品。 前作の「風の影」以上に様々な事柄が複雑に絡み合い繋がっていく作風は見事だった。 途中、人名が混ぜこぜになってしまって混乱したので間を空けずに読むことが大事だと思った。 最後に、「風の影」の主人公であるダニエルの誕生の話が出てきたところで感動と驚きがあった。 ダニエルのあの性格は母親譲りなんだろうなぁと思えて幸せな気持ちになった。 著者、訳者、ともにあっぱれです。

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2026/03/14

訳者は2作目は1作目を超えたと 前作のゴシックな妹、と著者が評しているようだが、不穏なゴシック感が強いのかも。現実と幻の世界が交わって、実際どっちに軸足がついているのか不明確なままラストを迎えた感がある。ハラハラドキドキは1作目の方が強かったかな。

Posted byブクログ

2024/05/03
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中盤から終盤にかけてどんどん周囲の人が亡くなっていき不気味さが増す。マルティンはただのヒョロヒョロの物書きのはずが、どうして刑事相手にやり合えるのか謎。 終盤コレッリの影が出てこず、コレッリはどうした!?と突っ込まずにはいられなかった。 クリスティーナはただただ悲劇としか言いようがないし、結局ディエゴ・マルラスカの存在もイマイチはっきりしない。 読ませる割に腹落ち感がなく、後味がよくない。 一体コレッリは何者だったのか。 時空を超える、永遠の魂など本当にあるのか。 ミステリーを超えたファンタジーのような物語だった。

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2024/04/01
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そうかー、そう来るのかー それはでも無茶やわー 四部作の二作目で急にそれは無茶やわー むしろどう収束させるのか気になって早く次読みたいわー ということで、一応このパターンもあるかなという予想の範疇ではありましたが、やっぱり無茶してきよる 同じ世界なのに世界観変えて来やがったのよ しかも(繰り返しになるけど)四部作の途中なのよ まぁ誰も読んでないだろうからぶっちゃけちゃうけど、前作では一見ファンタジーに思えたことが実は裏であーなっててこーなってて最後にそれが明かされてうわーだったのよ でも今作はファンタジーに思えたことがそのまんまファンタジーっていう うそ〜ん だって共通する登場人物とかいるんだよ? うそ〜ん で、しかもこの世界観はわしちょっと苦手っていうね 宗教色ちょっと強めなのよね いや残りどうすんだろ? ある意味楽しみやわ〜

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2023/11/16

面白かったです。 下巻は登場人物が何人も死んでしまい辛かったですが、  内容はとても興味深く、夢中になって一気に読みました。 墓標のところでは、つい声を出してしまうくらいワクワクしました。 物語の締めくくりも とてもよかったです。

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2023/09/14

「人がそのために生きたり死んだりするほどの物語をつくることに、きみは心をそそられませんか? そのために人を殺し、あるいは殺される、そのために犠牲になり、罰をうける、そのために魂をささげるほどの物語ですよ。きみの職業で、これほど大きな挑戦がありますか? フィクションを超越して、“啓...

「人がそのために生きたり死んだりするほどの物語をつくることに、きみは心をそそられませんか? そのために人を殺し、あるいは殺される、そのために犠牲になり、罰をうける、そのために魂をささげるほどの物語ですよ。きみの職業で、これほど大きな挑戦がありますか? フィクションを超越して、“啓示の書”になりうるだけの力をもった物語をつくるんですよ」 2020/5/20 まさに“悪魔の囁き”。しかも、この物語がダビッドの妄想に基づくものなのかが曖昧な所がまた不安を醸し出すのである。

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2023/03/14
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 あれっ?幻想的なミステリーだと思ってたのに、ミステリーみたいな幻想小説だったの?  最後は流血がいっぱいで色んな人が死んでしまってグロテスクなのだけれど、結局のところ何の犯人を探していたのか、何が一番の問題だったのか分からないまま、私の頭の中はとっ散らかっております。  結局、上巻で「忘れられた本の墓場」へ行ったときから時空を超えた“天使”の罠に捕まったということなのかな?この小説の主人公は小説家なので、作者のカルロス・ルイス・サフォン自身が主人公でもあり、天使でもあったのかもね。  でも、私は実は伏線はこの小説の外にあるのではないかと期待している。 それは主人公ダビッドが子供の頃にセンペーレ古書店の店主にもらったディケンズの小説「大いなる遺産」だ。ダビッドは字の読めない、戦争帰りの荒れ狂った父親に育てられ、本を読むことを許して貰えなかったのだが、優しいセンペーレ古書店の店主が少年ダビッドに「大いなる遺産」をプレゼントしてくれたのだ。ダビッドはその本を大切に大切にしていたけれど、暴力をふるう父親からその本を守るために、一度店主に「この本を守って下さい」と言って返し、作家になったときに、再び巡り巡ってダビッドの手に戻ってきたのである。  この作者カルロス・ルイス・サフォン氏の作家としての思いと本に対する愛情が込められた作品ということかな。  とにかく、「大いなる遺産」を読もう。

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2023/02/03

前作の風の影と比べるとよりダークで暴力的だけど幻想的かつ複雑で特に下巻に入って以降のたたみかける展開は読ませる。正直なところ全てが理解できているとは思えないけど外縁をなぞっているだけでも物語に引き込まれてて翻弄される。本を巡る物語ではあるけどもっと人間の奥底にある何かを信じる気持...

前作の風の影と比べるとよりダークで暴力的だけど幻想的かつ複雑で特に下巻に入って以降のたたみかける展開は読ませる。正直なところ全てが理解できているとは思えないけど外縁をなぞっているだけでも物語に引き込まれてて翻弄される。本を巡る物語ではあるけどもっと人間の奥底にある何かを信じる気持ちを揺さぶるような、そしてそんな世界を作る側の立場からの物語を作るような壮大さを感じる。とはいえ深く考えることをしなくてもエンターテイメントとしても完全に楽しめる。序盤は風の影もそうだったけどスローなスタートなのでそこを越えるまでは我慢。登場人物や道具立てなど村上春樹の作品に似てるなあと感じるところもあったけど多少の影響はあるのかな?

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2023/01/23

上に続き、バルセロナの街の暗部を感じることができる作品。この作家の描写が素晴らしく、タイムスリップして小説の世界に没入できる。他の作品も是非読んでみたい。

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2022/12/19
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 読み進めながら、『風の影』との時系列の関係を整理していたら、なるほど、ダニエルの父が若い時の時代なのか!(気づくの遅すぎる…)  重ためのストーリーの中、センペーレ(息子)とイサベッラのサブストーリーが唯一の癒しだった。  ただ、私の理解力が及ばず、事件の流れは未だに整理しきれていない…。これは2周目しなければ!

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