ソードアート・オンライン(010) の商品レビュー
SAO 10巻 ちょっと上手いなと思ったのはアブ→馬→人への危害という連鎖反応について、最初のアブに対しての行動は禁忌目録には示されていないので、そこからの応用が効くということを読まさせてくれたことだろうか。このシステム的な構造を利用すれば大抵の破壊活動というか天命を減らしたりバ...
SAO 10巻 ちょっと上手いなと思ったのはアブ→馬→人への危害という連鎖反応について、最初のアブに対しての行動は禁忌目録には示されていないので、そこからの応用が効くということを読まさせてくれたことだろうか。このシステム的な構造を利用すれば大抵の破壊活動というか天命を減らしたりバットステータスを付け加えることが可能になるから、知識の活用次第で殺人事件もそうそう不可能でないし、逆にシステム的に優位に立てる状態もあるんだろうなという推測がたつということ。 ゲーム的に人に危害を加えた瞬間に問題が発生するシステムをどこまでかいくぐれるかという部分にも頭を働かせる必要が出てくるのが、ある種の読みどころになるんじゃないだろうか? まあ、最終的にそういった約束(禁忌目録)をぶっちぎってしまう超展開になったとしてもこれで保険になるうまい話ということでもあるんだけど。 3省の終わり方とかSAO初期の1巻の時もそうであったけど、割りと話の筋を飛ばす要素をこの著者は含ませておいて活用しているのが特徴かなと。話の展開は急になるけれども物語全体のフレームワークは大きくなるのでそれを含めての楽しみが増える。例えば一層一層が単体での攻略を困難に書いていくと思ったら一気に74層へと攻略を進めたり、単純に木を切り倒すのに多くの章を使っていたら、一気に大会への勝利から騎士団へと向かっていくように。唐突には思う時があるけど、良い使い方の一つなんだなとも。 P234 冒頭 「中には〜高位スキル持ちもいる」 そういえば男同士の友情モノに関してはクライン以来だろうか、まともにパーティーというのを組んでいなかった訳だし、印象的なキャラとしてはこのユージオが最初かもしれない。 剣の話でもよくあるが、レアイベントとも言えるようなちゃんとした続き物の話を含んだ物語で剣の重層感や強さを記述する様子は魅せられる。 最後の勝負とか状況設定も大分掴まれる。大樹から授かった剣を使っているからなのかガーデニングというものに急に目覚めていたからなのかそういった属性がついているのとか邪魔する勢力とかの組み合わせは上手いなと。 後書きだと意外とキャラクターの政治思想とかに対してのスタンスを自分に当てはめないような訂正をしているのが意外といえば意外だった。そういう部分ってキャラクターを使って動かしている側でも気になったりするんだという部分で。
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キリトの運命はあの男が握っていた! そして、次々と明かされるアンダーワールドの謎…一気に読めること間違いなし!
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フェアリーダンス・ファントムバレットと2巻で終わってたから今回もこれで終わりだろうと思ったらそんなことはなかった。 現実世界からのアプローチというか状況説明が多いために進みが遅い印象はある。 しかし常に次が気になってページをめくる手を止められなかった。 相変わらずキリトくんの俺TUEEEEEっぷりが気持ちいい。 突然《マスター》の使い魔なる視点になって少々戸惑ったわけだが。
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作者の後書きにあるように前半は確かに状況説明的な中身でしたが、この巻でストーリーの全体像が見えてきて、アクセルとの繋がりを勝手に想像しながら楽しく読みました。 キリトの無双っぷりがやっぱりいいですよね~o(^o^)o 早く続き読みたい~!!!!!
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前巻の内容を思い出すため9巻を読んでからの読破。 前置き長いよ何やってんの! 前半はちょっと読みとばしちゃったけどあの説明パートも必要なんだろうな。 11巻ではもっとソードがアートする展開を見たいね。 あとリズベットとシリカにもっと出番を!
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アリス計画の全貌がやっと判明。それにしてもアスナの行動力には恐れ入る。彼等が、人殺しを是とするAIになるとは到底思えないんですが。
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アリシゼーション編2冊目。 キリトをユージオが“北セントリア帝立修剣学院”の“初等練士”となり、それぞれ先輩であるソルティリーナとゴルゴロッソの指導を受けている話。 先輩との話や、花栽培の話は文庫用の書き下ろしかも。
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9巻が「壮大な序章」なら、この巻は「少しずつ核心に迫っていく緊迫した中盤」といえると思います。 9巻のみでは「?」といった部分も冒頭から少しずつその謎が解かれていき、その裏で進められていた恐るべき計画の内容が明らかになった時。背筋が凍り思いがしました。 それはもはや「ただのゲ...
9巻が「壮大な序章」なら、この巻は「少しずつ核心に迫っていく緊迫した中盤」といえると思います。 9巻のみでは「?」といった部分も冒頭から少しずつその謎が解かれていき、その裏で進められていた恐るべき計画の内容が明らかになった時。背筋が凍り思いがしました。 それはもはや「ただのゲーム」という枠を大きく逸脱し、人が「神のごとき所行」に手を染め始める……そんな感覚すら感じさせられて、読後しばらく他のことが考えられなくなってしまいました。 とにもかくにも、面白くて仕方がない。 次が気になる傑作です。
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やたらと説明部分が多いと言われてますが、必要かつ面白い内容だったと思います。トップダウン型とボトムアップ型のAIの話や人工フラクトライトの話。特に興味深かったのは人の自我は自身がコピーだと言う事実に耐えられるのかという命題。比嘉さんのコピーが崩壊する様は読んでいて戦慄しました…… 個人的には後半部分が少し展開遅いかなという印象。シンイはSAOに組み込まなかった方が面白いのではないかな?後々になって必要になるのだろうか?今のところアクセルワールドほど突拍子もない力はなさそうだけれど、戦闘に組み込まれるとどちらのシンイが強いかで話がついてしまいそうかな。単発のスキルを3連撃で弾けない時点でシンイの力が十分強過ぎな気がする。戦闘はシンプルに技術戦であってほしいな。
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